WUG新章を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月23日
動き出した状況。世界に爪痕残すべく、ド田舎アイドルの奮闘が始まる! というエピソード。
かなり手際よく人数を捌いて、真夢以外は『何か』を見つけた状況まで一気に進める展開に。それをスマートと言うべきか、ざっくりやったと言うべきか。水着グラビアは切れ味があったか。
というわけで、第2話までで出してきた『客が掴まれたくなるようなフックがない』という問題に、ガンガンアンサーを返していく回。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月23日
前回メイン貰った菊間と片山を膨らませつつ、それ以外の4人も今回で一気に片付けてしまう、かなり欲張りな回である。なので、一人にかける時間は少なめ。
『掴めてない』状況から『掴める』状況まで一気に描くため、一己一己の描写はあんま引っ張らず、さっくり結論が出る。その手早さが、いい意味でも悪い意味でも軽みを産んでいたと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月23日
小気味良いテンポで進むのは良かったし、『これで爪痕残るかぁ?』と首捻っちゃう部分があるのはあんまよくない。
元々フィクションなんだから、嘘をつくのは当然である。ただ、嘘とわかりつつ納得できる嘘というか、描かれている結果を飲める描写は欲しい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月23日
選んだ手段はそこまでぶっ飛んではいない(というか、現実のアイドルで成功した例がいくつかある)のだけども、納得するにはちょっと薄味かな、と思う。
ただ、前回嘘っぽさが先に立っちゃった菊間に『ブログでフットワーク軽く発信し、共有されるものに変えていく』描写が肉をつけ(やってるのはダイエットだけど)てるのは、良い補足だと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月23日
他のメンバーも、そんな感じでアフターフォローを入れてくと良い…のかなぁ。
ファッションモデルと水着グラビア。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月23日
『ドル』という看板で適正のない仕事を持ってこられて、非ファン層にそっぽ向かれるところ引っくるめて、七瀬の描写は良かった。
『正解』であるグラビアのシーンに気合が入って、説得力があったと思う。『カメラマンの腕じゃね?』という疑問は心のなかで殺す。
『アイドルらしさ』なる曖昧なものを求められ、あるいは『アイドルっぽくなさ』を求められる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月23日
『自分の強みを理解しろ』と社長は言うけど、そもそも『強み』が成立する構図自体もわからないまま、WUGは目の前の現実にただただ対応する。
そこら辺の手一杯な感じは、結構良かった。
これまでの要素を活かしたり、変えたり。あえて突き進んだり、足を止めてみたり。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月23日
世間にフックするための方法は色いろあるし、一つじゃなくても良い。エピソード全体を貫くグランドテーマの悪くない描き方だった。だけに、一個一個が早足なのが残念ではある。結構速度上げてくんだなぁ。
中学生三人組の描写もちょこちょこ入っていたが、カネがないから動画見て、公園でグダグダやってる身の丈感が好き。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月23日
あの子らは新章でWUGに触れたファンの擬人化なんだろうなぁ…旧ファンが下野声の強火ヲタクに擬されてるのと、待遇違わねーか?俺は大田になれるならなりたいけども。
今後あの中学生達がWUGに実際に会いに行き、あまつさえ同じ事務所でアイドルする話が予定されているから、今回みたいな圧縮がかかったのかもしれん。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月23日
新鮮な触媒を前にWUGの生き様も輝く…みたいな描き方だと、要素活かせてて良いと思う。巧く使ってほしいもんだ、可愛い子たちだし。
前回無理くり合宿場に七人集めて、アイドルの『外部』をパージした成果は結構出ていた気がする。常時アイドルちゃんで画面が埋まっていて、単純に華やかだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月23日
そうやって尖らせた結果、キャラの描写が細い感じになっているのは痛し痒し。じっくり腰を落として、泥臭い部分掘る作りではないのだろう。
バラエティで何も言えてない感じとか、ドルのフツー体型がファッションモデルにマジ刺さらないところとか、ディテールの生っぽさはなかなか良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月23日
そこら辺巧く現実の上澄みをすくって、ヤダ味溢れる毒は捨ててるあたり、普通のアイドルアニメになったんだなぁ、という感じ。良かれ悪しかれ。
『精一杯頑張るのは大前提』と社長は言っとったが、アイドルアニメが現実を取材するのは大前提だ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月23日
あるある要素でリアリティを塗布していく以上の、アイドル稼業特有の傷と熱。大量の資料を咀嚼して、物語にそれを宿してくれると、前のめりに見れて嬉しいが…さて、次回I-1との因縁のお仕事である
『元I-1』以外の記号がぶっちゃけ薄い(上に、それを巡る桎梏は旧アニメで燃やし尽くした)真夢が、物語的焼け野原にどういうテーマを立ててくるか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月23日
今回駆け足で他のキャラを『片付けた』隙間で、巧く話が躍動すると良いな、と思う。水着グラビアのシーンで見せたような、ある種の精気が欲しいな