アイカツスターズを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) October 27, 2017
やってきましたハロウィン！ ってわけで、学園長の軽率な約束で心拍数限界突破勝負を行うこととなった四ツ星とVA。茶番めいたオモシロビックリ勝負に乗り切れないエルザと、最後に隠された本物のサプライズ。
懐かしいメンツも顔を出す、賑やかなエピソード。
というわけで、比較的芯の見える話が続いてきたスターズ、季節ネタをゆる～く昇華するエピソードである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) October 27, 2017
こういう話のほうが人数は出せる。特にM4とか、こういう回じゃないとツラ見せれないだろうしな…一番キャラ薄い望が、亜音速でアリアを拾いに行くスピードに、生死が賭かった貪欲を見た。
諸星学園長のやらかしであっという間に対決の舞台が整っていって、誰も傷つかないふわっと勝負が展開される。学園長の株価はどん底だが、まぁそれは一期で経営危機に陥った当たりで底値だったわけで、今に始まった話じゃないか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) October 27, 2017
先生方も全然顔見ないし、教育機関としての四ツ星の描写、弱いなぁ。
勝負の方は徹頭徹尾ゆるい雰囲気で進む。笑いを取りに行くシーンで、センスでガツッと殴り倒せないのはスターズの弱さ（あるいは僕との相性の悪さ）だなと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) October 27, 2017
しかし『何故こんなことで盛り上がっているのか、そういうことを考えないのが盛り上がるコツ』とタケシも言っておった。
既に半分四ツ星生みたいなきららを筆頭に、他の子らは積極的にイベントを楽しみに言っている。しかしエルザは醒めた顔で、他人の用意した興には乗らないし、余興として用意された勝ち負けをわりかし本気で拾いに行く。
— コバヤシ (@lastbreath0902) October 27, 2017
他人と一緒に笑えないエルザの孤独は、これまで継続して描かれ続けたものだ。
まぁああいう幼少期を背負い、未だ母の呪いから開放されていないオリジンを考えると、胸襟を開いて他人を素直に受け入れるのは、エルザには難しかろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) October 27, 2017
実力をつけ、勝って勝って勝ちまくって、世界を自分で満たす形でしか、エルザの自我は充足できない。傲慢というよりは哀れだ。
そんなエルザも、『自分』が見出したデザイナー・七倉小春の、アイドルとしてのステージにはシャッポを脱ぐ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) October 27, 2017
ぬっるいギャグの数々が、最後のサプライズを際だたせるための前座として計算されていたんじゃないかと誤解するほどの、デカい球だったなぁ、小春ちゃんの3Dモデル。
エルザの負け方は潔いものではなく、あくまで『自分が見つけた』というタグがついている小春に、『自分』以外の存在を認められない狭い自我との折り合いをつけて負けている風情だ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) October 27, 2017
遊戯の中ですら、そういう形でしか負けれないエルザの頑なさ、子供っぽさを、憐れめば良いのか、慈しめば良いのか。
小春のステージングは、溜め込んだ表現技術をすべてつぎ込んだ後期生産型という感じで、とても良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) October 27, 2017
アイドルとして『変身』するのではなく、小春のまんまアイドルになっていた感じがある。生真面目で、清楚なんだけどもコケトリー。元美組の蠱惑が随所に出ていて、非常に印象的だった。
エルザも『自分が見つけられなかった』小春に衝撃は受けているのだと思う。だから面白くもないサプライズの果てに、本当のサプライズを感じて負けることにした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) October 27, 2017
でも、世界を自分色に染めれない当たり前を、エルザは受け入れられない。そうすれば、母に振り向いてもらえない自分を認めることになる。
やっぱオリジンが見えるとキャラは装置から人間になってしまうもんで、エルザ様の強い振る舞いの端々に、今は軋みと脆さを感じる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) October 27, 2017
賞賛に頭を下げた小春は、エルザの卑小さを抱きしめる立場にはない。では誰が？ となるわけだが…そこは読み切れんなぁ。ローラが担当すると面白いと思う。
僕は今エルザ軸でスターズ見てるんで、どうしてもそこにピントが合うが、ハロウィンというセッティングを活かし、色々キャラが出てくる話であった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) October 27, 2017
ゆりユーリはほんとにユニット組むのかとか、ひっさびさに顔出したアリスとか。クレームを先回りしてキャンディにラップかける周到さは、少し笑った。
数出した分だけ個別の彫りは薄めで、表面をなぞるような絡みがチラホラ。レイちゃんは真昼とトンチキステゴロやるくらいしかキャラ立てない気がするが、このまま来週個別回で羽根貰って大丈夫なのだろうか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) October 27, 2017
まぁ一話の火力で押し切れてしまうことも多々あるので、印象的なのを期待したい。
というわけで、笑いを忘れたエルザの孤独と、一年半以上物語に奉仕した小春に報いる3Dモデルが印象的な回でした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) October 27, 2017
先週を踏まえ、エルザ様が強ぶるごとに悲しみが積もっていくになってしまっているが、後半戦どう転がすか。とりあえず側近であるレイちゃんメインの次週、何を描くかを見届けたい。
