イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

プレイレポート 17/11/05 コード:レイヤード『Cherry of Nightmare』

昨日は田中くんのGMで、コードレイヤードを遊びました。SSS掲載のシナリオだよ。

シナリオタイトル:Cherry of Nightmare システム:コード:レイヤード GM:田中くん

新米くん:ニコラ・ティガー:外見20代女性:チェッカー/リベレーター/名もなき戦車 もともと心なき戦車のコードを宿し人類の天敵として生きてきたが、一度死んで人間の姿と心を手に入れた。履帯のない身体と忙しない社会に戸惑いつつ、鋼の守護者として戦いに赴く。
二次元くん:マイケル倉田:35才男性:ブレイカー/センチネル:孫悟空 サイバー悟空を従えたタフでラフな男。強さを追い求める性分だが、それは誰かを害するためではなく、より自分らしくあるためな自由人。
シェンツさん:”コードC”蒔苗ユウ:16才女性:ブレイカー/アームズ;名もなき剣豪 レイヤード適合ガチャでコモン”名もなき剣豪”を引き、超人になり損なった普通の少女。普通だからこその強さと、身の丈を超える大剣を武器に、人類の脅威に立ち向かう。
浅間忍さん:モドキ:年齢不詳男性:チェッカー/ヴェール:ゾンビ 生まれたときから心臓が止まっており、ゾンビのコードで擬似的な生を手に入れたアンデッド。死を前提とした自爆戦法を得意とする死せるシグルイ
コバヤシ:”贖罪の茨(ラスティーソーン)”ラザロ・ソーンダイク・ジャンクボンド:21才男性:サポーター/ヴェール:イエス 都市最下層で蠢くチンピラ詐欺師だったが、事件に巻き込まれ死亡。かの救世主のコードを継承し蘇ったが、義人の生き方を引き継ぐには業が深すぎる俗人。

というわけで、久々にコドレをやりました。梶井と安吾、二つの『桜の下の死体』を元ネタにした、オーソドックスなマップハックシナリオ。スタンダードな展開を楽しみつつ、要所要所で掛け合いをするのが楽しかったです。
自分的にも刺さるネタでしたが、文学的感傷に浸るにはドライなキャラだったので、ちと思い切り噛みつけなかったのは心残りか。PC3だったしな。いや、いつものようにベラベラ喋りはしたんだがな。
田中くんのシナリオハンドリングは非常に適切かつ落ち着いていて、楽しく遊ばせてくれました。休憩の入れ方と、喋り方のペースが特に良かったと感じたかな。ゆっくりハキハキ喋ると、胸の奥から安心と信頼が湧いてきて、卓にどっしり座れる感じするね、やっぱ。意識的にやってることだと思うので、凄いし真似しなきゃな。

PLもいい具合にロールしつつ、みんなでマップを攻略していく感じを楽しみつつ。コドレはマップという明確なクリア目標があり、アサルトチームでまとまることがシステムレベルで前提とされているので、結構ロールを挟むタイミングが難しい。データ的な数字を乗り越えていくことに目が行って、キャラの内面を出すのに尺や集中力を使うタイミングを見つけるのが、結構難しいんすよね。
しかし今回はみんな、データ的にやるべきことを抑えつつ、自分のキャラを適度に出して、具合の良いロールがやれていたと思います。本筋に汲々とせず、『ここはロールプレイ的潤いポインツ!!』って見切りをみんなで共有して、ゲームをデコレートする場面があると、ロール好きな自分としては満足度が高いな、やっぱ。ミッションクリア形のシナリオはこういう感じで、息継ぎのシーンを見計らい、共有していきたいもんだ。

というわけで、久々のコドレを堪能しました。『コード』という共通要素に対し、それぞれ異なる角度からアプローチするキャラが揃ったのも、賑やかでよかった。こういう多様性があると、システムのポテンシャルを強く感じられると思います。マップでシナリオ構造が可視化・共有化されてるんで、進行もスムーズかつ速いし。
良いセッションでした。同卓していただいた方、ありがとうございました。