アイカツスターズを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月17日
頂点として忙しく、手際よく、ノルマとして仕事をこなす。S4虹野ゆめがいつの間にか置き忘れたいた恋心を、天然妖精ありあちゃんが教え、ゆめ先輩が諭すお話。
単品としての運びと仕上がりはとても良かった。全体の流れの中で、素直に飲めるかというと難しいが。
ドンガメ主人公としてアイカツロードを走ってきたゆめも、赤服を着て半年以上、プロアイドルとして足場を手に入れている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月17日
仕事としてアイドルをこなし、段々摩耗してきた心。それをフレッシュな後輩、双葉アリアが見つけ出す。アイカツに恋してたスタートラインを思い出し、リフレッシュ&リスタート
今回の話は、天然キャラを推すあまりふわっとしすぎて、物語的な仕事が見えにくかったアリアの役割を鮮明にする回だ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月17日
一年半以上物語を経て、変質してしまったゆめに初心を思い出させるための鏡。
初登場から匂わされてはいたが、実際のエピソードを取り回して描くと説得力が違う。
アリアは芸事のルールも、世の中の一般常識も蹴っ飛ばして、己の恋心のままに振る舞う。今は『やらなきゃ』で凝り固まってしまったゆめの想いも、かつてはアリアのように自由な『やりたい』で出来ていたはず。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月17日
そして、それは死んでいない。何故ならゆめは今でもアイドルで、S4だからだ。
フリーダムなアリアを制御し、教える側の苦労、それを通じて生まれたアリアの憧れを描くことで、『先輩』としてのゆめの顔がようやく照らされた感じもある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月17日
赤服貰って即四ツ星離れたんで、S4として後輩指導するシーンに分厚さがなく、『先輩』としての新しい顔、全然見れてなかったので嬉しい。
そんなゆめ『先輩』の『先輩』であるひめが、微笑みながら道を引いて、二人の後輩がお互い何かを見つけ合うチャンスを作ったところは、貫禄があってよかった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月17日
S4やってた時代より、プロデューサ業兼任の今のほうが強キャラオーラ溢れている辺り、描き方って難しいね。
ひめ先輩のカレーキャラとか、ゆめの妄想癖&バレー部とか、思い出したようにキャラネタがドバっと出て来る回だが、話自体が『思い出す』エピソードなので、そこはOKだと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月17日
S4になって、地に足付いてない妄想より、現実的なタスクを処理する立場になったら、そら忘れるわな。
真ん中あたりの長尺カレー番組は、ただただ推しが可愛いだけのアイドル番組のムードをよく切り取っていて、とても良かったと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月17日
なんにも考えず自由に過ごすアリア、こなすのに視界塞がれてるゆめ、楽しみつつロードマップ描けるひめ。各員の仕事への態度が、多幸感の中で自然と見えるのも良かった
デュオで披露された”森のひかりのピルエット”は重力を消したパが、ファンタジックな世界観と噛み合ってやはり強い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月17日
アリアの徹底的にふわふわな危うさを、ギリギリ地面に繋ぎ止めてるのはこの曲、このステージだと思う。アイドルとしての売りどころを、パフォーマンスで裏打ちするというか。
というわけで、ひめ-ゆめ-アリアと繋がるアイドル三姉妹の絆、お互いがお互いから何かを受け取る豊かな関係を描く回でした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月17日
ようやっと『先輩』としてのゆめを真正面から切り取る話が来たのは、赤服を継承したことに特別な意味を見出していた視聴者としては嬉しい。残り半分も無いが、無いよりOKだ
とは言うものの、S4として忙しい描写とVA留学がバチバチ喧嘩してて、『チャレンジャーなのか王者なのか、どっちなんだ』という疑問がまた首をもたげる回でもあった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月17日
序盤もうちょっと、赤服着て仕事なり指導なりするエピソードがあれば、ゆめの摩耗にも分厚さが出たんじゃないかと、今更思う。
いろいろな都合があってアンバランスな構成になるもんだとは思うが、そこを見越して小狡くシリーズを組んだり、さも当然用意したがごとく要素と要素を繋いだりしてくれれば、唐突感も減るとは思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月17日
が、まぁスターズはそういうことはしない。目の前にあるリアルだけが真実だ。刹那を生きろ。
アリアを前に出すミッションに全力傾けるあまり、ローラがゆめの摩耗に無力なように取れてしまう描写になってたり、エピソードを繋ぐ接合点の粗さは、作品全体の特色ですらあるなと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月17日
とまれ、単品のエピソードとしてはいい仕上がりだった。今回見つけたものを、来週以降も活かして欲しい。