アイカツスターズを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年12月22日
時はクリスマス、救世主の生誕に感謝する祭り。S4となったゆめを中心に、去年と同じで、ちょっと違うステージを貴方に…という回。
イベンターとしての夢の才覚を頼もしく描きつつ、M4やらローラやら、始末を付ける部分をバッサバッサやりに行く冬のエピソード。
というわけで、結構いろんなことが起きている回である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年12月22日
イベント事になると、ゆめはどっしりした切り盛りを見せて頼りがいがある。プロデューサー気質なのかなぁ。
去年と同じシチュエーションだけど、立場が違うことで進歩を見せる。この構図は良かったと思う。
構図と言えば、エルザは相変わらず『みんな』から置いてけぼりにされ/自発的に離れる描写を打ち込まれて、『あ、死ぬわコレ』感が凄かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年12月22日
太陽のドレスを一生眺めている姿が、完全に新しいおもちゃを手に入れた子供であり、船の外に飛び出して仲良く遊んでいるVA生との対比が残忍だった。
レイちゃんはよくちょっかいかけているのだが、エルザの根本的な自閉を蹴り破って連れ出すほど気概があるわけではない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年12月22日
というか、孤独を生み出す猛烈なエゴイズムに引き付けられてるフシもあるので、お部屋から出すモチベがないんだよな、レイちゃん。そしてエルザには、レイ以外に接点がないと。
エルザの中では太陽のドレス=特別であること=母に愛される証なわけだが、CMでバスバスネタバレされているように、太陽のドレスはエルザだけの特権ではない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年12月22日
自閉し慢心している今のエルザの描写は、崩されるために積んでいる砂の城だ。(まぁエルザのキャラ描写自体が、ずっとそうだったけども)
そういう未来への積立はさておき、クリスマス自体はハッピーで元気なムードで進んでいた。『みんな』が協力して何かを作り上げている描写を実際に入れるのは良いことだし、それを導いているゆめの株も上がる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年12月22日
S4軸のはずなのに、ゆずがほぼ映らない所に歪みも感じるが。組制度の限界点だなぁ…。
その幸せムードを背景に、M4に死刑判決が下っていた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年12月22日
『解散じゃないよ』とは言ってるが、もう二度と四人では集まれないソロデビューってそれ、実質解散じゃないかね。
実際扱いかねてた要素だったので、切り離すのは正解だとは思うが、まぁザックリだなぁ…。
M4参戦当時は、オトコノコという異物を取り込んだからこそ描ける景色を期待した。恋の甘酸っぱさを話に取り入れてもいいし、そういう場所から離れたアイドルとしての繋がりも面白かろう、と。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年12月22日
そこら辺をちょっとかすめつつ、しかし彼らは結局、大きな役目をあまり果たせないまま、新しい道に飛び出す
誰が主役を導くのか。鈍亀主人公ゆめがのし上がっていく基本線には、沢山のメンター候補がいた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年12月22日
すばるもまたその一人だったと思うが、随所でいい動きをしつつ、しかしいつの間にか新要素に押し出され、ゆめの隣りにいる特権を失ってしまった印象がある。
もう少し、距離感を明瞭に動けていれば。
そこら辺の後悔はゆめに反射することなく、本筋から外れたあこが(いつものように)拾い上げる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年12月22日
あこの視線がすばるきゅんではなく、かなたに惹き付けられていくのは、彼の人間力とやってきたことを思えば納得ではある。そろそろすばる場馴れする時期でもあろう。
ファンとして好きな『アイドル』すばると、人間として好きな『あの人』かなた。その微細な線引は、ロマンチックな演出で巧くライトアップされていたように思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年12月22日
あこちゃんも真実、恋を知る年かぁ…きららへの対応を見るに、そこら辺も納得ではある。あの子図抜けて人格成熟度が高い。
すばるへの幼い憧れはプロアイドル・早乙女あこにとっての足かせであり、同時にそれがあるから歩いてこれた大事な杖でもある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年12月22日
『あの人』を特別に選ぶことは、すばるというキャンディ・ケインに寄りかかっていた幼年期に、サヨナラすること。
♪回る回る大切な思い出達 センチメンタルベリー♪ と。
相変わらず納得度が高いあこ関連に比べて、ローラの救済…救済? は唐突でザックリだった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年12月22日
いやまぁ、判る。捨てる神あれば拾う神あり、あの子の涙は無駄じゃない。そういう描写だということは判るが、判るわけにはいかんのだ。
これ以上ローラにコストかけれないってのも、また判るが。
奇しくもM4と同じ海外進出という道が開けたが、ローラはどうするんだろうか。金髪のデウス・エキス・マキナに乗っかって退場していくのか、ここに残るのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年12月22日
そもそも、スターズという舞台が三度目の輝きを放つのかも、不明瞭ではあるか。ここら辺は先を見ないと分かんないところではある。
現状あのオッサン、いつ防犯ブザー鳴らされてもおかしくないただの不審者なので、Pとしての実績とか、人間としての信頼感とか、どっかで描いてほしいなぁと思う。チョロっとでも良いんで。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年12月22日
でもそういう細工をするなら、こういう登場と『救済』はしないよなぁ多分。まぁしょうがねぇ、そういう役だ。
色んな終わりを予感させつつ、ステージは進む。S4の晴れ舞台を省略し、二年組五人での”We wish you a merry Christmas”
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年12月22日
ファンに感謝、舞台に感謝、仲間に感謝。そういう場を組み立てられる程度には、虹野ゆめも大きくなった。
時は過ぎる。色んな物を置き去りにして、その空白を輝きが埋めていく。
そんな感慨も芽生えるクリスマス回でした。強烈に要素をまとめ(あるいは切り捨て)に来たけども、残り1クールと考えると妥当か。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年12月22日
ゆめの到達点は結構よく示せたと思うので、その高みから蹴落とすエルザの転落を、どう描くか。それがラストクールの心臓だとおもう。残酷に華麗に、息の根を止めて欲しい