ゆるキャン△を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年1月25日
美しい朝焼けを二人で見上げた後は! アホな仲間と貧乏キャンプ~!!
野クルサイドとソロキャンサイドが交互に展開し、キャンプの前段階で一話使い切る贅沢な作り。キャンプというイベントではなく、そこに収まる人と人の喜びが大事と、巧く伝えるエピソードだった。
というわけで、野クル初の実践に向け、ノタノタと準備をしていく回である。先週かなりの強火で一対一の関係性を描いておいて、今度は野クルに踏み出していく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年1月25日
下手すればブレと受け取られる所だが、リンちゃんとはまた違う関係性、喜びが随所に感じ取れて、ちゃんと豊かさになっていた。
話自体は特にイイハナシもなく、アホ高校生三人がキャッキャしながらキャンプを前にはしゃぎ、悩み、楽しむ様子を捉えていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年1月25日
ゆるーくなりすぎそうな題材を、演出のテンポで巧く起伏を付けて見せてくれる。なでしこが駄犬のようにわーっと走る描写のリフレインが、拍を打っていて楽しい。
狭い部室の狭い距離を、『鬱陶しい』ではなく『心地よい』と感じられるような。すっかり仲良くなった野クルの距離感が、部活動を追いかけていく中で見える。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年1月25日
それはキャンプに行くこと自体と同じくらい楽しそうで、アホで気安い友情に満ちている。とってもいい感じだ。
やっぱ静と動でリズムを作っていくセンスのあるアニメで、『山梨でキャンプ』という泥臭い題材を壊さない程度の元気なマンガっぽさと、等身大の学生っぽい空気が良い共存をしている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年1月25日
オゼゼで悩み、アホな耐寒実験を積み上げていく描写は、いい感じの笑いが自然と出てきた。
『静と動のリズム』はなでしこWith野クルとリンちゃんを分割して書くときも同じで、ワチャワチャ準備すること自体が面白い野クルサイドと、手際よく目的地までたどり着くソロキャンプは、良い対比になっている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年1月25日
一話では凄みが見えにくかったリンちゃんのスムーズさが、野クルを挟んでよく見える。
BGM含めた演出のムードも、巧く緩急をつけて対比を創る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年1月25日
のだが、それは完全に分離はしていない。LINEで繋がることも出来るし、そも山梨と長野に分かれても、お互い『キャンプ』をしていることには変わりがないのだ。お互いを蔑ろにはしない関係が、携帯回線を介して繋がっている。
なでしこ達ほど元気ではないけど、リンちゃんはお茶目で俗っ気もある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年1月25日
ボルシチ1300円に思い悩み、それをハグハグと食って暖を取り、犬と交流する。
静かな女の子が豊かに育んでいる、当たり前の人間としての内面描写が、手抜かりなく静けさの中に挟み込まれる。とても善い。
りんちゃん大好き病患者で、何かというと『うわぁぁぁありんちゃんだぁああ!!』と吠える駄犬、なでしこ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年1月25日
そんな彼女もりんちゃんベッタリというわけではなく、野クルメンバーとも敬意と愛情のある関係をちゃんと持って、楽しく暮らしている。その風通しの良さと多様性。
なでしこ(と、彼女を主役に据えた作品のカメラ)が野クルに寄ると、部長と犬子がクローズアップされるのもありがたい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年1月25日
ベーシックを抑えつつ、巧く人間味と独自性を混ぜたこのアニメのキャラ造形が好きなので、色んなキャラ、色んな関係性が見たいのよね。賑やかでいい。
習熟度、性格、人数。色んな人がいて、色んなキャンプがあって。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年1月25日
暴走する強い思いもあるし、風通しの良い関係性もある。それらは対立するものではなく、独立しつつ繋がって、お互い楽しさを響かせ膨らませていくものなのだ。
ゆるふわキャラの楽園を描きつつ、そういう価値観の芯があるのが好きなのね
相変わらずメシ関係の描写が強いのも、とても良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年1月25日
なでしこのメシ第一主義と、りんちゃんのひっそりグルメの対比もグッドよなぁ。ここも動と静か。
メシがポルノの代理品ではなく、寒風の中で体を動かす燃料源としてガツガツ食われているのは、とっても好きだ。今後もガツガツしろ。
ピンクのゆるふわ外見に似合わず、なでしこがかなりのフィジカルを持っていることも、徒歩50分の中で見えた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年1月25日
アウトドア作品では強みであろう。溢れ出る情熱が筋肉を作るのか、マッスルが情熱を支えるのか。ともあれ、駄犬はホントスタミナあるな…それでリンちゃんの心に上がり込んでいく…強い女だ
誉れ高きソロキャン心を、ピンクの駄犬に踏み荒らされたリンちゃん。しかし一緒に見た富士の旭は悪いものではなく、LINEとライブカメラで近況を送る気安さなど見せる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年1月25日
つうか、もともとリンちゃん気安い子で、そういう部分をなでしこにも見せるように関係が深まった、という感じか。ええな。
かくして『キャンプ』が始まる前段階で、一話終わった。だがそれはとても楽しく、あっという間に時間が過ぎた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年1月25日
『キャンプ』の外側にある人間関係、そこに宿る笑いと温もりが軸であるからこそ、『キャンプ』の本丸を一話すっ飛ばしても、とても面白く感じるのだと思う。独特で、ベーシックな作りだ。
来週は温泉で英気を養い、オンボロながら知恵と工夫をこらした野クルアイテムでキャンプをする。遠くの長野では、リンちゃんがソロを楽しむだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年1月25日
それは対立ではなく、並立可能、共鳴可能な2つのキャンプだ。とても良いものが見れそうで、来週が非常に楽しみである。はー、いいアニメだなぁ…。