イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

プレイレポート 18/03/21 BBT『Live Groove Violence Burst』

昨日はよねちょくんのオリジナルシナリオを遊んだよ。歌で宇宙を救うお話。

シナリオタイトル:Live Groove Violence Burst システム:BBT GM:よねちょくん

二次元くん:”真夜中の花”南条エルミナ:外見17才女性:魔界の後継者=アイドル:ディフェンダー 魔の名は”エルミナージュ・ド・ドレス・カリバレディ・ルティエル”。魔界の名家の出身だが、人の放つ輝きに魅せられ、家名を捨てた。巨大アイドル学園の理事長にして、自身も現役のトップアイドル。世界の多様な輝きが大好き。
コバヤシ:”邪神を喚ぶ歌”狄塚叫:15才男性:邪神の分霊=守護者使い:アタッカー ゴスロリ衣装を着た、アイドルバンドのドラマー。北陸の寒村で『オオガミサマ』に賛歌を捧げる家系に生まれたが、あまりにも才能がありすぎた結果、ガチ邪神を呼び出し村は全滅。以来、歌を封じつつ音楽に呼ばれ、スカアルの太鼓を叩き続ける。

というわけで、ミュージシャンが集って世界を救うお話でした。アクトルールが多めに搭載され、ライブの準備を仕上げていく感覚に実感を与えていました。TRPGは基本、最も分かりやすく最も盛り上がる『戦闘』をクライマックスに据えます。BBTもそういう作りです。
しかし『音楽』を『戦闘』で処理すると、一種のカテゴリーエラーというか、人殴るべきじゃないものでボコボコやってる感じが出てきて難しい。そこをどうするか、は永遠の課題だと思いますが、ミドルの処理をアクトルールで特殊化し、『音楽』がクライマックスになるようシナリオを整えていくのも、一つの方法です。
よねちょくんが組み立てたルールは、PLの選択権とランダム性を重視しつつ、BBTらしい横幅の広さを活かした仕上がり。事前に提示されたライブ判定の難しさを、事前準備で埋めていく感覚が、ライブの準備に体温を与えていて、とても良かったです。

シナリオの方は音楽に呪われたゲストを前に、悩める青年と答えを既に出したメンターが間合いを探る感じに。自キャラとラスボスに共鳴するところがあって、巧くシナリオの足場を作れた感じでした。
今回は能力も巧く制御できず、道に迷ってるところから始めて、一シナリオで答えを出すキャラをやってみました。迷い路キャラは大概やりすぎてて、セッションを迷走させてしまうタイプのプレイヤーなんですが、GM、他PLの協力もあり、いい具合に悩んでいい具合に答えを出せたかなぁ、と思います。
二次元くんがこっちをよく見たキャラを出してくれて、自分が担当できないバックスの仕事を全部やってくれたし、『全部やりますよ』というメッセージを分かりやすく届けてくれて、非常に助かりました。自分のやりたいこと、やるべきだと思っていることを、明瞭に伝えられる技術、心証というのは、TRPGにおいては非常に大事なものだと思います。ありがたいセッションだった。

というわけで、非常に楽しいセッションでした。BBTは今や、流石に『重くて古い』ゲームなんですけども、僕も環境の皆も好きなシステムで、その重さを活かすシナリオを作ったり、微調整で軽く仕上げたり、色々やりながら遊んでいます。
今回のアクトも、そんなよねちょくんのBBT愛がミリミリと伝わってきて、それが僕らの温度も上げて前のめりになれました。やっぱ熱量高くシナリオを描き、GMしてくれる人とのゲームは楽しいなぁ。いいセッションでした。同卓していただいた方、ありがとうございました。