からかい上手の高木さんを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年3月26日
勝ったり負けたり、付いたり離れたり。ゆっくり進んできた二人の日々は、冬の入口を前にして一旦の幕。
西片視点でじっくりと、高木さんの瞳と横顔を見つめるカメラが印象的な、過去と現在相交じる最終話。西片ー、お前勝ってんぞやっぱ!!
というわけで、楽しいイチャコラ堪能タイムも最終話である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年3月26日
『最後までアクセルは緩めねぇ…糖尿病のその先へッ!!』と言わんばかりのベタ足甘々勝負で、欲しいものをど真ん中に打ち込まれ大満足であった。
最新鋭のからかいの後に、からかい THE BEGINNING、そしてラブレターを回収する形で終了。
行ったり来たりな構成がかなり良いし、第1話の消しゴムをリフレインするような『モノ』のやりとり(それはつまり、気持ちのやり取りだ)をもう一回見せることで、収まりが良くなっている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年3月26日
原作は読んでいないのだけども、相当巧く再構築してアニメになってんだろうなぁ、と思う。
今週も心地よい繰り返しで、西片は買ってる勝負に気づかないまま延々載せられ、高木さんは西片のLOVEから離れそうになると途端に不安になり、最終的に西片のイノセンスがクリティカルを出して、恋の勝敗は曖昧に溶ける。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年3月26日
12話、全力で甘く。徹底的に押し切った戦ぶりに、感動すら覚える。
それが成立しているのはやっぱ、細やかな季節感と年頃の出し方で。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年3月26日
ファーストコンタクトの春と、関係が進んだ冬。背景の変化もいいし、西片のヒョロっとダボッとした入学当時のボディが、高木さんブートキャンプでそれなりにガッシリしてきてる感じも、面白い対比だった。
一本目で『面倒くさいけど本当のことを伝えられる手紙』を拾い、二本目で『出会いのハンカチ』を拾い、三本目のクリティカルに繋げる構成は本当に綺麗だった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年3月26日
照れつつも、大事なことはちゃんとやりきる、西片の善性。それがちゃんと描かれればこそ、高木さんのべた惚れにも納得がいくのだ。
席替えでくっそテンション低いところとか、クリティカルされてベットの上で悶えるところとか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年3月26日
『からかい上手』なだけじゃない高木さんの姿も、最後にちゃんと切り取ってきた。西片の眼が童貞工場謹製の節穴じゃなければ、圧倒的に勝てる試合なのに…しかしその純朴さが、俺も高木さんも好きなのだ。
エピソードZEROでは話すのもためらって、『西片くん』呼びだった二人。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年3月26日
運命の出会いから数多の奸計を経て、今では一緒に帰るのは当然である。西片ー! それちょっと普通の異性の友達とは違う距離感だから!! 勝ってるからー!!!!!
と、もどかしさと甘酸っぱさを安心して叫べる、客観性の足場を巧く作っているアニメであった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年3月26日
それを楽しむためには、キャラクターの主観に引っ張り込む魅力が必要。思わず前のめりに見守りたくなる、素敵で可愛いボーイ&ガールだからこそ、神様の視点も楽しめるのだ。
西片が勝つか、高木さんが負けるか。恋が恋の形になってしまえば、『からかい』は終わる。だから二人は、永遠に付かず離れず、無限の思春期を踊り続ける。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年3月26日
…てのが普通なんだけども、スピンオフでそのダンスが幸福に終わると見せてるのが、怪物的に凄いな…ラブコメジャンルの迷路を、パワーで抜けた
でもそれは確定した未来のお話で、男の子も女の子も、今は気恥ずかしさと強がりを胸いっぱいに吸い込んでいる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年3月26日
女の子には負けたくないと背伸びして、その無理が素直な気持ちの邪魔をして。でも溢れ出る純朴さが漏れてきて、恋する気持ちを優しく弾く。
そういう時代のお話として、とても良かったです
甘酸っぱいラブコメとしての精度もそうなんだけど、田舎と少し昔の雰囲気を合わせたノスタルジー、必ず失われてしまう永遠としての思春期も凄く鮮烈に描けていて、『田舎の中学1年生』の話として、凄く生きが良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年3月26日
ラブコメジャンルの定石を徹底的に抑えつつ、そこからはみ出した魅力があった。
あとまぁ、西片が頭っからケツまで可愛かったな。バカで浅はかで、素直で純情で。負けてばかりだけど、人間が掴み取るべき大事なものは茶化さず、真剣に握り取れるイノセント・マイ・ボーイ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年3月26日
主役が魅力的だと、やっぱりお話は活気づく。高木さんの素敵さも、西片に反射されてより強くなったと思う。
そんなわけで、毎回原液で甘さを流し込まれ続ける、濃厚な時間でした。こすぎると死ぬんで、合間合間に三バカ女子中学生を挟み込む構成も、濃い味に慣れさせない見事な構成でした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年3月26日
…ジト目ちゃんから眉毛ちゃんへの感情が静かながら巨大なのではないか疑惑があるんで、持ち帰って検討しないと…。
ラブコメディとしての甘さとおかしさという、ベースの強さを最大限活かしつつ、『あの時代』だけが持っている詩情を大事に大事に膨らませ、豊かに見せてくれました。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年3月26日
移りゆく季節と合わせて、なんというかな…『時間』そのものを摂取している気分になるアニメだった。リッチだ。
からかい上手なんだけど負けまくってる高木さん、勝ちまくりだけどきずいていない西片。ふたりとも魅力的で、ぐいっと作品に引き込む腕力があった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年3月26日
基本同じことの繰り返しなんだけども。学校あるあるを巧く組み込んで味を変えてあきさせないところとかも、とても良かった。
良いところのたくさんある、素敵で楽しいアニメでした。とにかく清潔なユートピアとして、恋や学生生活を描ききってくれたのが、プライドのある作りで素晴らしかったです。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年3月26日
からかい上手の高木さん、いいアニメでした。お疲れ様でした、ありがとう。