アイカツフレンズ！ を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月19日
運命の鐘が響き、天の高みを見上げ。動き出したアイドル活動は、新しい出会いでいっぱい。そんなあいねが今回飛び込むのは、アイカツ伝統の一日マネジ。モデルにステージにデザインに、忙しく飛び回るみおに付き従う内に、みおの方にも変化が起きて…？ というお話。
というわけで、第1話でくっつき、第2話で離れて、第3話で又くっつく。花に舞う蝶々か、はたまた風に踊る花びらか。既に祝福の鐘は鳴っている（し、追い打ちで今回も鐘が鳴った）が、あいねとみおのフレンズ結成はなかなかに引っ張る。じんわり焦らすところが、フレンズの重さを感じさせて良い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月19日
この保留期間の間に、二人はお互いの実力や環境、性格なんかを深く掘り下げていって、その歩みがそのまま『アイドル』を見据える時間にもなる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月19日
一日マネジはただのレジャーでも逢引でもなく、ド素人あいね（の芽を借りて視聴者も）が『アイドル』を知っていく時間なのだ。
第1話からあいねとみおの経験差は大事に描写されていて、今回も舞台でのアドリブとか、デザイナーとしてのインスピレーション集めとか、現役でトップ張ってる『アイドル』だからこその努力が、あいねの欠落を埋めていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月19日
しかしそれは相補的なもので、何事にも一生懸命、やること為すことポジティブな結果に結びつく『持ってる』主人公あいねの姿に、みおはこれまでにない衝動を揺さぶられていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月19日
経験と斬新。安定と挑戦。お互い凸凹の個性がぴっちりハマって、新しい景色が見えてくる。
前回ラブミーティアを前にしたのとはまた別の、フレンズがフレンズになるべき必然。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月19日
あいねの欠落と強み、みおの安定感と限界を、柔らかくポジティブに拾っていくエピソードだった。
手堅くじっくり進めていくねぇ。『仕事』を書く筆の細やかさが、アイカツイズムを感じる。
ほのかにロマンスの詩情を漂わせるのはフレンズ独自の味付けで、油断するとすーぐ女と女が見つめ合うための森に分け入ったり、女と女が見つめ合うための窓が生えたりする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月19日
ドラマチックなシチュエーションを、恥ずかしがることなくドドンと投げ込んでくる思い切りの良さは、なかなか面白い作品の味だ
あいねはかなり頭がいい子で、みおがどう努力し、何を積み上げているかをしっかり見据える。発見から生まれたリスペクトと愛情を言語化し、みおに届けることを照れたりもしない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月19日
雑誌のスケジュールミスを実家で埋めたり、アクシデントが場を和ませたり。幸運（主人公補正ともいう）にも恵まれている
そんなあいねと隣り合うことで、みおのインスピレーションは刺激され、新しいデザインも生まれる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月19日
みおの生真面目さ、トップアイドルの仕事量を見せつつ、『ブランド』という大きな要素にも手際よく切り込むあたり、色んなものを描く回である。とにかく手際が良い。
経験や実績では当然、みおがアドを取ってるんだけども、色んな状況や自体から真実を見抜く目の良さ、それを的確に受け止め返す才覚に関しては、あいねが勝っているようにも見える。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月19日
今後話が転がる内に、こういう特質の差も掘り上げていくのなら、それはなかなか面白そうだ。
しかし今はフレンズ結成を前に、予感を膨らましていくフェイズのようだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月19日
あいねの実家にお邪魔して、ペン様にキュンキュンしたり、反射的に紅茶とクッキー食レポしたり。トップアイドル・湊みおも、だんだんプライベートな緩みを見せてきた。
意識が高く、インスピレーションに貪欲で、何事にも真面目。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月19日
あいねを『アイドル』に引っ張っていくのに相応しい優等生の顔が強調されてきたけども、だんだん崩れた表情も増えてきて、関係がジワジワと変化しているのを感じる。
ここいらを一気に煮込みすぎない火加減は、フレンズの特徴かな。
それは『アイドル』にとっても同じで、あいねは一日マネジとして至近距離で『アイドル』を学び、沢山のノートに信念を蓄積してきたみおにシンパシーを感じる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月19日
発見一つ、感動一つが状況を動かす燃料になって、だんだんと『アイドル』が近づいてくる。
今後その速度が速まるか、はたまたペースを維持するか。そこら辺の捌き方も楽しみである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月19日
毎回瞳と瞳が惹かれ合い、光と光が科学反応して強まり、運命の鐘が鳴り響く描写がしつこくぶっこまれているので、じわじわ歩いても躍動感があるのは巧みだ。
手堅く巧くやりすぎて、殻を破るフレンズ独自のテイストが出てくるのか気にもなるが、まぁそれを危惧するのは時期尚早だろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月19日
じっくりと土台を積み上げ、フレンズ結成となったあたりで、フレンズだけにしかない匂いも醸造されてくると思う。まずは主役専用ブランド、次回も手堅く進む。楽しみだ。
