Caligula-カリギュラ-を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月23日
永遠に同じ場所を歩き続けるメビウスの輪に捕えられて、機械の神が望みを歌う。無垢なる装置は、人間のどす汚れた機微を理解できない。
進んで戻って狂って歪んで。踊る時計の針、パステル色のキチガイお茶会。
物語が加速を始める第3話。
というわけで、三者三様のマトリクス生活が描かれる第3話…って言っても、美笛&鳴子の暴食お茶会プリパラ風味が大暴走すぎて、鼓太郎&鈴奈の図書館組、律くんの独歩はあんま尺使われてなかったが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月23日
いやー、Caligulaのろくでもなさが言葉ではなく心で! 理解できたッ!! って感じのエピだったな。
主人公である律くんは、59分悩んで1分行動するロジックに従い、ビッグガン先輩と合流するのを決めただけ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月23日
ナイスガイ鼓太郎くんはアドレス交換して、他人を助けるために行動してみせただけで、状況が動いているのはとにかく地獄女子会なわけだ。
しかしきっちり集中したことで、色々見えもした。
まぁまずパステル色のお茶会が地獄過ぎて、そしてそれをブレイクする美笛CHANGの根性がドブゲロ色過ぎて、『あー、ツラの良い美少女が限界顔芸バンバン打ち込む系ねWIXOSSで見た!』という亜音速の理解が、俺の脳髄を突っ走った。大体わかった!(わかってない)
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月23日
マブダチを怪物化音楽の実験台に仕上げた律くんと同じく、美笛も相当いい性格してるし、フェアリーネームによりにもよってキンギョソウ(花言葉は『傲慢』『お喋り』『出しゃばり』)を選ぶ鳴子も、他人の容姿を余裕でDisる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月23日
この様子じゃ、味方みーんな相当な仏恥義理魂でしょ。
『お母さんと一緒に御飯が食べたい』という願いを『能登を川澄に変える』ことで叶えるμは、まぁ相当なポンコツゴッドである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月23日
無垢すぎて、綺麗な願い、綺麗な世界を額面通り叶えすぎる結果が、現実逃避の地獄の檻、永遠に繰り返すメビウスなのだろう。敵さんもオスティナート(過剰反復)だしなぁ。
檻に逃げ込むにはそれなりの理由がある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月23日
クソデブナードからゆめかわ女子にチェンジしたかったり、母親との関係がぶっ壊れた結果摂食障害に苦しめられてたり。
後者は状況からの推測だけど、デブへの苛烈な攻撃はまぁ、近親憎悪なんじゃねぇかなやっぱ…アバターと本体が異なるのもわかったし。
メビウスがジュリィ見守るプリパラだったら、どんな夢も理想の自分も全面的に肯定され、ラーヲタクソデブも笑われずゆめかわ出来たんだろうが、カリギュラはあるべき世界を描く女児アニメではない(多分)ので、存分に精神攻撃をぶっ刺し、儚い夢を味方サイドが嘲笑う。エグいなぁ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月23日
出口のない輪っかの中で理想の自分を演じ続けたり、帰還するべき現実があまりにクソすぎたりすると、超絶中二病まっしぐらな悪の幹部になって、スカシた会議をやったりもする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月23日
あの楽士大集合はまじで『圧』あって、ヤバい奴らの顔見世として素晴らしかった。約一名、あっという間に崩れたけど。
心に刻まれたスティグマを、言葉のナイフで切り裂きあう地獄デスマッチが今後も続くのか、超かっこいいデスウェポンでドンパチするのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月23日
そこら辺はようやくたどり着いた、ビッグガン先輩の音楽室チュートリアルが終わってから見えるのかな。
このまま限界人間トラウマほじくり大会でも、面白そうだが
消えてほしいと願いつつ、実際消えると闇の中。美笛のマザー・コンプレックスは吹っ切れていないからこそ危うく、今後も揺れ続けるのだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月23日
その危うさこそが狂った世界と戦う武器になるのか、はたまたこのままバランスを崩すのか。それも音楽準備室に合流してから見えてくるかな。
まぁμの願いの叶え方が相当なポンコツであることが今回わかったので、『あのアホに任せてらんねぇ!』っていうビッグガン先輩の主張には頷ける。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月23日
能登が川澄ってどういうことだよ! 大沢事務所のバーターキャスティングか何かかよ! どっちにしたって川澄歓喜じゃねーか!!(直撃世代)
今回スイートPの伏せ札を顕にし、美笛の伏せ札をチラ見せしたことで、やっぱ理想郷に隠したどす黒いコンプレックスを巡る、サイコ・スリラーの要素が強くあると分かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月23日
仮想世界のドンパチバトルと、現実世界の醜い真実。それを暴きつつ隠しつつ、物語が進む感じ…なのかな?
アニメからのクソにわかとしては、限界人間のウロウロ旅を楽しみつつも、そろそろ一旦まとめて話を転がしてほしい感じもある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月23日
生理的なキモさのある絵で、大体の事情はなんとな~く読めているので、そろそろタメからカタルシスが欲しくなる。中二病患者を閉じ込めたマトリックスだって言ってみ!
しかし今回のクレイジーお茶会の、情け容赦ない生理的嫌悪と剥き出しの醜さは、スタイリッシュなおすまし顔だけではなく、ドブ色の心の歪みもバッチリ扱う姿勢を見せてくれた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月23日
ビッグガン先輩の説明が終わって、そういうエゴと秘密のうねりが噛み合ってくると、より面白くなるのではないか。
そんな感覚が加速する、ドひどい第3話でした。μ'sで天下とった新田さんが、スゲープリパラっぽいこと言い続けるのが、俺の脳内だけで大ヒットだった。(アイドルアニメジャンキーの寝言)
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月23日
メビウスの牢獄に、アインシュタインの知恵は通じるか。律くんの選択がどういう扉を開いていくか、来週も楽しみ