PERSONA5を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月5日
一つの山場を超え、一つの正義を為した怪盗団。青年たちの青い義憤は、現実の泥をなすりつけられることで更に燃え上がる。特別な力を与えられた特別な俺達が、特別なことを成し遂げる。
思春期の万能感が異能によって加速し、状況が変化を見せるエピソード。
というわけで、怪盗団”ザ・ファントム”正式結成のお話である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月5日
鴨志田攻略戦を終えて、日常に帰還する…とは当然行かず、せっかく手に入れた活かすデザインの超常パワーを使って世直しだ! と調子ずくところが、危うくもあり可愛くもあり。
我欲を満たす咆哮ではなく、世界を良くする方向に行くのがね
その起因となるのが、クソみたいなホテルで不愉快な体験した、ごくごく当たり前の事件(とすら言えない事件)なのが、なんだかジュブナイルで良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月5日
偽物の金メダルを売り飛ばし、手に入れた泡銭で打ち上げ。ちょっと背伸びのランチブッフェ一万円は、世の中の勉強代でもあると。
大体の人が『まぁそんなもんだよね…』で飲み込んでる/飲み込まざるを得ない不快感と理不尽を、超常パワーを手に入れた青年たちは黙ってられない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月5日
自分には何かが出来るはず、という渇望。
世の中に何かを刻み込みたい、という願い。
なにか良いことをしたい、という思い。
それが怪盗を突き動かす。
お世辞にも褒められたもんじゃないが、彼らはもう改札を渡ってしまっている。ペルソナという認識されない力で、人間の心を強制的に書き換え、善と思える行為で人を助ける喜びを知ってしまっている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月5日
エゴと利他が複雑に混じり合う、奇っ怪な怪盗活動。晴れやかさと危うさの同居する、青い春。
三人が学校の外に出て、教師に内緒の課外活動に励む姿は、なんかドキドキするムードがあって良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月5日
鴨志田相手の時は見知った相手だし、やってることクソすぎるし、身近な犠牲も出てるしで重たかった部分が、匿名の無責任な距離を置くことで娯楽に変化してる感じというか。
それはもちろん、考えなしの危うい行為ではある。しかし同時に、無責任だからこそ楽しくて、楽しいからこそ大衆にも響く。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月5日
あっという間にネットの声を集約する窓口を整えた、三島がこええ。彼も怪盗団ウェブ担当となることで『特別な俺たち』の優越感を味わえているのだろうか?
灰色の檻、思春期の抑圧。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月5日
鴨志田編でじっとりと描いてきた重たさが、怪盗団結成で徐々に跳ね除けられている感じ、そこにしっかり危うさを暗喩していく描写は、食べごたえがあってよかった。
第1話冒頭を考えると、どっかで蹴躓いて大怪我するわけで。失敗の暗示は大事よね。
怪盗チャンネルに寄せられる言葉は、顔も名前もないバブルだ。しかしそれは自分が社会に名前を刻んでいる証でもあり、世直しの実感にも繋がる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月5日
匿名の軽薄なる連鎖。無謀の善意と悪意。
404はNot Found、403はforbidden。書き込み番号がちょっと面白い。
©ATLUS ©SEGA/PERSONA5 the Animation Project pic.twitter.com/ldBMtmFFCM
匿名の支援がその意味を反転させるのは、まだまだ先だろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月5日
今は自分たちで名付け、自分たちで歩く迷宮探索の心地よさ、規範をぶっ壊していく快楽に溺れつつ、絆を深めていく時間だ。
その無軌道で無責任で、なーんも見えてないバカさが、僕にはなんだか眩しいのだ。
そんな怪盗団の『今』を軸に据えつつ、相変わらず伏線とサブキャラクターの描写も多い回だった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月5日
自分を名探偵として輝かせるべく、ライバルたる怪盗を求める少年探偵。保志声が胡散臭さを加速させやがるぜ…(偏見)
なにオシャレにパンケーキとか食ってんだコラッ!!(理不尽)
おそらくゲームのコミュニティを再現しているのだろう、だんだんヒトとのつながりが増えていく描写。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月5日
怪盗団と直接の関わりはないが、ジョーカーの青春が色んな場所で芽吹いている感じがして、結構好きな寄り道である。カレーのおじさんがいい人力を一切隠せてないのが最高に良い。優しいおじさん好き
モナCHANGが記憶を失い、己を探し求めるハードボイルド探索猫であることも判った。ホテルビュッフェに猫連れ込むのは『ジョーカーくんマジどうなの?』と思わなくもないが、『大人の作ったルールなんざ見えやしねぇ! 俺たち無敵の怪盗団様だぜー!』ってことか?
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月5日
まぁモナ可愛いし良いや(贔屓)
モナはここまで説明担当として色々詳しく喋ってくれたけども、それも記憶の欠落ゆえだと考えると、シンプルにありがた猫だと拝んでもいられない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月5日
可愛い可愛いモナの過去を探り当てるのも、怪盗活動の目的になってく感じかね。話の核心に食い込んでるのか、いないのか。なかなか楽しみだ。
匿名の書き込みを素直に信じ、裏取りなしで心の歪んだストーカーだと断じてしまう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月5日
メメントス攻略は楽しい異世界旅行であると同時に、怪盗団の根本的な不安定さを見せてもいて、なかなか複雑であった。結果的に正解だったから良いものの、事故ったらどうすんだろう。
自分たちのアイデンティティを確立し、特別な運命が動き出す高揚感と同時に、滑落しそうな危うさも秘めた、なかなか面白いエピソードでした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月5日
次回以降はCパートで顔見世した美少年を軸に、新たなパレスに挑む感じかな? まーた根性ゲロ以下のドロドロ人間が出てくると思うと、来週も楽しみですね。