HUGっとプリキュアを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月13日
出会うな! 危険だ! 奴らが会いすりゃ土壇場!!
そんな感じのプリキュア候補、えみるとルールーが運命的な出会いを果たし、延々ボケとマジレスと愛と友情をハイテンションで特攻みまくるお話。この話にブレーキはねぇ!!
というわけで成田先生とタナカリオンがやりたいようにやった、大ボケ大暴れの元気印エピソードである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月13日
アイキャッチ芸、文字のインサート、歌のインサート、変顔、スルー芸、拾わない笑い。使える武器を全部使って、とにかく楽しく面白く。プリキュア出てこないのに充実感がある、愉快なトンチキ話だ
ここ最近はルールー強化月間だったが、その最後を飾るお話でメインのプリキュアを全力で後ろに下げるという、大胆な選択。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月13日
開始五秒でセッティングが整い、ルールー一人のお使いが始まる『速度』が、後のテンション爆超猛ダッシュを暗示しているとは、このアニメ海のリハクの目を持ってしても…。
しかし普段から物語リソースを貰っているメインを後ろに下げることで、ルールーは新しい発見を、えみるは人格の掘り下げとこれまた運命的な出会いを果たせて、二人を輝かせるという意味では非常に明瞭なお話でもあった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月13日
ボケっぱなしのトンチキ話なのに、ルールーもえみるもどんな子なのかよく判る!
過剰に溢れるハーブ成分を取り除いてみると、今回の話しは二人の少女がお互いに足りなかったものを、相手に見つけるという超絶プリキュアなお話なのである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月13日
ルールーはえみると出会うことで、音楽と出会い、笑顔と出会い、ヒロイズムと出会う。感情と優しさを持った自分とより深く出会う。
えみるもまた、トンチキ極まる家族に生まれ、自分のトンチキさ、それ故の孤独を自覚しつつ満たされない日々に、ルールーとの出会いがびっちりハマるのだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月13日
えみるのおバカで楽しいプリキュアもどき、ロックを愛する心には、ちゃんと意味がある。そう言ってくれたのは、多分ルールーが初めてなのだ。
そんなふうに出会えてしまった二人が、なにか特別な繋がりで結ばれるのは必然であるし、そこに漂うポジティブな感情、理解出来ないがとにかく楽しい雰囲気というのは、このネジの外れたエピソードでないとまるごとは食えなかったと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月13日
ガハハと大笑いしているうちに、凄く大事なものを飲み込むのだ
とにかくテンポよく、後退のネジを外して殴り続ける笑いの作り方だけでなく、その勢いを借りてかなり重要なエモーションの変化を描く。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月13日
実にテクニカルな話なんだが、演出と話芸の徹底したIQの低さがそれを感じさせない。感じさせないことが、巧さを素直に食わせる結果にも繋がっている。凄い回だ…。
この楽しさには、なんとも『プリキュアっぽくない』今回のテイストが、大きく関わっていると思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月13日
やっぱ長いシリーズだけあって、プリキュアの笑いにも一種の『型』みたいのがあるわけだが、今回の雰囲気はそこからちょっと外れた場所から、笑いをすくい上げているように感じた。
具体名を出すと”ヘボット”とか”アイカツ!”とか、シラフでボケ続ける無呼吸乱打系の笑い、というか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月13日
アイキャッチ芸とかBGM芸とか、笑いのメディアも多彩で色々試してくれたのが、新鮮な空気を連れてきてとても良かった。初代風のアイキャッチ、全く切れないところでネジ込むのマジズルい。
雰囲気は新規なんだが、感情導線とドラマはちゃんと前後に繋がってもいて。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月13日
ルールーは野乃家に下宿して以来、ロボ仮面の奥に脈打つ強い感情に戸惑い、育んできた。今回のえみるとの出会いは、それを強化するものだ。
音楽、友情、笑顔と正義。それが自分の中にあることを言葉では否定し、魂で肯定する
それはクライアス社の価値観では否定されるべき行動で、キッチリパップルさんが見咎めている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月13日
将来やってくるだろう受難と離別に向けて、ちゃんと種を発芽させ、また蒔いているわけだ。限界値まで上げたハーブ濃度に負けない、理性的な運びだ。
えみるのヒーロー志願もまた、キュアエールに生命を救われたことに始まり、今回そのエールにしっかり認められ、成功体験になる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月13日
やっぱ『偽物のヒーローが、その外見や能力ではなく魂によって本物と認められる』展開は最高にグッドで、ビンビン来る。コスプレでも何でも、キュアエミルはプリキュアだ
そしてそんなえみるの勇姿はルールーの鋼鉄の魂に響き、またルールーによって肯定される。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月13日
家という抑圧、兄による押しつけに本気で怒るルールーの感情は、えみるのZO-3によって喚起されたのだ。二人の少女の間で、承認と肯定は幾度もキャッチボールされ、増幅されていく。
お兄ちゃんとの関係が解消されてないんで、将来的にえみる家のお話はやるんだろうし、こういうところも未来への種まきがよーく効いている回である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月13日
こんだけアクセル踏んで全体像を見失わないのは、凄いハンドリングテクだなぁと思う。
そういう特別な関係が、二人の魂をヒーローに近づけ、物語も加速していく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月13日
圧力高いボケと笑いが目立つが、そういう『ふたり』の関係性をしっかり描いたところに、今回のエピソードの強さがあると思う。
レゾナンスとハーモニー。バラバラだからこそ鳴り響くオルケスタ。そういう感じよ。
今回結びつき、起動した二人の関係が今後どうなっていくか。非常に楽しみになるエピソードでした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月13日
やっぱ『笑い』って強い感情で、ゲラゲラ笑わせてくれたキャラのことは気になるし、好きになっちゃうからな…二人の存在感をグッと高め、物語の濃度を上げる見事なエピソードでした。来週も楽しみ。
あ、舞台裏に下がったプリキュア三人とはぐたんが、ちょっと引いたカメラでキャッキャしてるシーンの多幸感はホンマ凄くてホンマありがとう…って感じでした。ホンマはぐたんは可愛い可愛いなぁ…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月13日
名前呼びイベントをこういう回でザックリ使うのが、大胆で好きよ。