ひそねとまそたん を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月24日
島で荒波乗り越えて、見よ深まったこの絆!
少し潤いの増えた岐阜基地に、恋の花咲くときもある。しかしそれは、まつりごとをつつがなく完遂するための、黒い陰謀だった…。
やってることはエグいのに、コメディのパンチ力が高すぎてヤダ味が粉砕される。ひそまそらしい回
というわけで新 章 開 幕 !なひそまそ、ど真ん中からひねくれたラブコメ回である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月24日
勢いよく大人数がドタバタ走る群像劇の楽しさ、島編で掘り下げられたキャラの人格、要所要所の細かいクスグリ。ひそまその良さ・強さがフルに噛み合って、とても賑やか楽しいエピソードとなった。
今回のお話はこの話数でしか出来ない話だったと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月24日
島編のアレコレを乗り越え、キャラに愛着と理解が深まった。どーでもいい連中がチュッチュしようがどーでもいいが、『コイツラ…結構おもろいじゃん!』と前のめりになったところで、これまで掘ってなかった部分を掘りに行かれると、興味も強まる
ここまでの六話はDパイという『女』に強くクローズアップした話だったわけで、そこで色恋を掘ることで視野がぐっと広がるのも、第7話三幕開始というタイミングがドンピシャだったと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月24日
男の子たちも『あ、こういう子なのね』という思いが強くなる、良い見せ方だったにゃあ。
飯干事務次官の策はそのまま食ったらどす黒い、人を人とも思わぬ政策なわけだが、キングダムの非モテ力がいい具合に苦さをコーティングしてくれた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月24日
あそこで『え、本物?』という衝撃で殴りつけ、そのままコメディ風味に走り切ることで、裏切り者である莉々子にヤダ味が残らず、笑って済ませる。
つーかキングダムの持つ汗臭さ一本で、『莉々子に恋愛センサーなし!』『そういうヤツをスパイに選んだ飯干、陰謀センスなし!』ということが判ってしまうわけで、巧いチョイスだと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月24日
原先生、ご協力ありがとうございました! 非モテ漫画だけど最高に面白いと思っています!!(感謝の煽り)
唐突にKANとか槇原敬之とか引用してくるセンスといい、不思議な素材でいい塩梅のコメディ作る腕前がいつにもまして冴えていて、笑いの耐えない回だった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月24日
しかし各キャラの微細な心情、関係性を切り取るカメラは精密で、伝えるべきことはしっかり伝えている。グッドナイスだ。
莉々子のスパイ活動を追うことで、岐阜基地の懲りない面々がどういう人間であるかが見えてくる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月24日
恋の行方も大事だが、実はキャラクターの細かな心情をスケッチしていくのが、今回の目的であったように思う。OTFが飛ばない回だからこその、日常と心理の掘り下げ。
まず真ん中に控えしは、我らが主役・ひそね…と見せかけて、好青年整備員・小此木くんだったと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月24日
これまで脇役その1だった彼が何を考え、何にときめくのかをしっかり追うことで、その横顔が深く彫り込まれた。『榛人』という『名前』に出会う展開が、作中と視聴者でシンクロしてる。
Dパイ業務で人間力を鍛え、どんどん魅力的になっているひそねの可愛らしさが、小此木くんの目を通してクリアになった回とも言える。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月24日
久野さんの酔っぱらい演技や甘い声が冴え渡り、『このトンチキあま、実は可愛いのでは…?』と思えるシーン多めだったのは、非常にグッド。
小此木くんは『決められたレール』と言っていたが、防衛関係に見せて神道関係何じゃないかな、と思う。アバンの予算会議でも、宮内庁の名前出てたし。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月24日
竜を祭り国を守り立てる。それが小此木家の宿命であったとしても、ドラゴンが好きで大事にできる小此木くんの『今』には、大きな価値がある。
そこをちゃんと言語化して褒めれる辺り、ひそねは島以来、マジレス癖に首輪をつけれるようになってきた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月24日
短所は個性。凶器は他人を傷つけないよう注意すれば、武器にもなり得る。
こういう形で成長を描くのはとても好みなので、フードコートのシーンは良かった。フードコートってところが非モテで良い
飯干は『心の欠落、ドラゴンへの依存こそが巫女の条件』というが、ひそねはまそたんを通して広がっていく世界、変わっていく自分に手応えを感じている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月24日
それはとても健全な成長で、まそたんを掛け替えのない触媒として大事にしつつ、その先にある風景をしっかり見ている立ち回りだ。
そんなひそねにとって、小此木くんは『大事な友だち』でしかない。ゾンビのおもちゃではしゃぐ姿は、彼女の未成熟な人格、脳の恋愛野がまだまだ育っていないことを証明している。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月24日
しかし陰謀に加担し、言葉も選べる小此木くんの視線は、モロに恋である。ラブラブである。
全体的に『ズレ』が強調される回だったけども、ひそねと小此木くんの間にある意識の『ズレ』は、今後事態を揺るがしそうだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月24日
それは成熟のギャップでもあるので、まそたんで飛ぶうちに、ひそねの友情は恋に変わっていくかもしれない。恋が解らないままかもしれない。どっちでも面白いだろう。
絵瑠たそは『服を着たハラスメント』こと財投さんと、嫌よ嫌よも好きのうちなロマンティックコメディしとった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月24日
こっちも『ズレ』のある二人だけども、ラブラブに変わりそうなバチバチが元気に暴れまわっていて、今後転がりそうな予感満載。
財投さんは現状、超良くないマウント取ってくるゴミカス人間なんで、どっかで人間見せて評価を反転させてくれると良いなぁ、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月24日
今回の書き方で、二人の恋が甘くて酸っぱいマーマーレードな塩梅なのは見て取れたけども、そこにときめくには『甘さ』が欲しいね。現状苦い。つうか酸っぱい。
そこは未来の話として、島での変化を引き受け、ノーマと仲良くなってる描写があってよかった。「ノーマ、ハウス!」って言えるようになったの、良かったね。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月24日
居酒屋での和気あいあいとした感じといい、ゴミクズ人間フェイズを鮮明に描いたからこそな、融和の楽しさが多い回でした。そういうの好きマジ
そして溢れる母性で男を惑わす魔性の女、日登美真弓…ってのも『男』からの視点で、モーリスはフツーにしとるだけなんだが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月24日
あのナチュラルな間合いの詰め方は、確実に勘違い量産装置だけども、真弓ちゃんは大好きな動物さんと同じように接してるだけなんだよね。ここら辺、ひそねと似てる未成熟。
環境としても人数としても、特殊で限定的な『島』での生活を経ることで、Dパイどうしはいい感じに分かり合い、相互理解が成長を生んだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月24日
しかしそこから『街』に帰還してみると、世界は広く至らぬところは多い。『島』と違って『街』には異性がいて、Dパイ以外の仕事が待っている。まつりごともある。
島でのドタバタが彼女たちを鍛えたように、恋を知ることで男女間の適切な距離を見つけ、より多様な自分に出会っていくことが、今後の柱になる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月24日
そう告げるような、楽しいラブコメディでした。そこかしこに恋の種があるのに、飯干&莉々子はそれを完全に見落としたという『ズレ』が面白かったです。
僕はひそまその『児童』な感じが好きで、それはドラゴンのエルマーなデザインとか、キャラの自由奔放さが角を立てつつも許されてる感じとか、アニメの色んな場所にあります。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月24日
『恋』という『大人』の領域に今後接近するとしても、子供っぽさを抹消してしまうのではなく、活かしたまま伸ばして欲しい。
そんな気持ちにもなる、第三幕開始でした。まぁ根性ドブゲロな部分にうまーくフィルタかけつつ、丁寧に取り回してるんでしっかりやってくれると思うけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月24日
今回蒔いた恋の種が、一体何を生み出すか。ジョアおばさんも本格参戦、まつりごとの謎も掘り下げられそうな次回、非常に楽しみです。