あまんちゅ! ~あどばんす~を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月28日
ネバーランドの雨は止まない。終わらない文化祭前夜の中で、少女は恋の夢を見る。
時間を飛び越えて、幻惑の国の起源が顕になるとき、ドリームダイブは深く、もっと深く…。
夢とファンタジーに潜り続けるから、ダイビングアニメです! というエピソード。
つうわけで、ピーター物語中編である。大ネタだけあってどっしり回すし、あどばんすの特徴である大胆な再構築もガンガンうなる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月28日
分割されていたピーター出会い編と解決編が、文化祭前夜に凝縮されていることとか、ダイビング部の介入度が少し上がっていることで、かなり収まりが良くなってる…かな?
お話の主役は相変わらず姉ちゃん先輩であり、初のドリームダイブに困惑…というより、恋にポワポワ発熱中である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月28日
出だしの微熱顔がなんともエロティックで、不思議事件に困惑するよりも、恋する人を追いかけたい純情がよく宿ってた。ピーター編はロマンスだなぁ、根本的に。
そしてピーターの物語が、夢を通じて時間を飛び越える一種の時間渡航SFである以上、事象は決定されてしまっている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月28日
ピーターの初恋は姉ちゃんではなく、目元も涼しい美少女・まとちゃんに捧げられているのだ。
先行者特権を無自覚に、残酷に振るう後の恩師。ライバルとしては分が悪い。
姉ちゃんが海に潜りまくりな高校時代、まとちゃんは浪漫倶楽部の登場人物として、不思議な世界に潜りまくっていた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月28日
そのファンタジー適性の差が、追いつけない恋のリードとなった感じもある。天野サーガという巨大な海に、先に潜っていたアドバンテージはデカいね。
水没都市ネオ伊東を舞台に展開するファンタジックなお話だが、これまでのダイビングで繰り返された『潜るならバディが必要』という描写は継続中だ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月28日
ピーターには猫ちゃんがいて、姉ちゃんにはまとちゃんがいる。一人では溺れてしまう幻想の中で、手を引いてくれるヒトは大事なのだ。
まとちゃんは現実世界では恩師であり、幻想世界では友人である。時間を超越した不思議な関係だが、潜り方を教えてくれる大事な先輩であるのは共通している。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月28日
この友情というか恩義というか、憎もうにも憎めないポジティブな関係も、姉ちゃんが恋愛ロードで抜け駆けできない理由だと思う。
そもそも、悲しみの水没都市を救済するミッションは高校時代のまとちゃんのものであり、姉ちゃんはその傍観者とも言える立場だ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月28日
ピーターとまとちゃんとの因縁は、高校教師になっても続いている。岡惚れした素敵少年との縁は、黒髪少女(後の黒髪教師)の方が濃くて深いのである。
幻想世界のヴィジュアルはやっぱり凄く綺麗で、無人の町並みが水に沈んでいるところとか、空を飛ぶ海賊船とか、扉の奥の神社とか、いい具合に『迷い込んでる』『潜ってる』感覚があった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月28日
GONTITIの音楽まさにベストマッチで、静謐にして清廉な夢世界を、心地よく体型んさせてくれる。
ここぞとばかりにミニスカート履かせたり、裾を湿らせ絞らせしたり、フェティシズムを感じる描写が多かったのも目の保養。スカート丈極端すぎんだろ…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月28日
あと『夢世界の管理人』としての猫ちゃんに、執念のある描写も良かったです。ARIAのケットシーから続く描写だなぁ……。
まとちゃんが飛べなかった空は、姉ちゃん先輩が飛び方を教えることで制することが出来る。ありがとう夢マスター…アンタのアドバイスがなけりゃ、赤子は泣きっぱなしだったよ…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月28日
とはいうものの、現状姉ちゃん先輩の立ち位置はヒロインのアシストをする、気のいい通りすがりその1、くらいである。
ここからエピソードの主役として、ズガンと自分にしか出来ないことを成し遂げるか。はるか昔に約束された負けだとしても、自分なりに納得して失恋できるか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月28日
不思議な恋物語はいよいよ佳境、ドリームダイブの決着はどうなるか。来週も楽しみですね。
追記 まぁどこまで狙って描写してるかは、製作者ならざる視聴者には確言しかねる部分なんだけども。
あまんちゅ追記。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月28日
姉ちゃんが作っていたラフレシアの花言葉は『夢うつつ』。
ここら辺の細かいクスグリ好きだねやっぱ。