※訂正 以下の記事全てにおいて、ピュアパレットがパステルパレットになってます。女女の巨大感情が渦を巻くアイドルユニット繋がりで、ちっと混同しちゃったゴメーン!
アイカツフレンズを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年7月19日
トップアイドル・湊みおの運命として選ばれた友希あいね。人気、知名度、経験に実力。決定的に開いてしまっている差を前に、一歩でもそれを縮めるべく。
『ドーンとこい!』とは行かない奮闘が、今始まる。
そんな感じの、二週間ぶりアイカツフレンズである。久々に摂取したフレンズは非常に濃厚かつ丁寧で、休みが効いたのか作画もとても良かった。全体的に可愛らしかったし、だんだん慣れてきた松永あかねさんの演技もしっかり乗っていた
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年7月19日
健気でチャーミングなあいねの魅力が、どどんと押し寄せる回でした
1クール目終盤、パスパレ結成エピソードはとにかくみおちゃんにカメラが寄っていて、あいねの感情が見えにくいシーンも多かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年7月19日
ここであいねの現状と気持ちを掘り下げることで、足らなかった部分が保管された安心感がある。なかなか主観が描かれなくて、ちょっとフレンズロボっぽくなってたからな。
エピソードとしては無印第7話”つぶやきにご用心”にも似た、アイドルとITメディアの付き合い方のお話…であり、フレンズ間格差をどう乗り越えていくかというお話でもある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年7月19日
都合の良さで押し流さず、実力や人気のアンバランスに真正面から向かい合うのは、とても誠実でよかった。
みおちゃんがあいねちゃんにズブズブの限界人間になっていく様子を、丁寧かつ濃厚に追いかけた結果、視聴者から見えるあいねちゃんはすごく特別な存在になっていた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年7月19日
しかし冷静に考えれば、人間力はあってもど新人、いろいろ足らないものがある。
その事実を冷静に指摘しつつ、担当アイドルをよりよい場所に導こうと見守ってくれるたまきさんが、とてもありがたい存在だった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年7月19日
『キツいこと言うなぁ…大事だけど』と思わせた直後に、大人勢からのフォローがしっかり入るあたり、気の利いた運びだった。優しいからこそ厳しい、大事な書き方。
あいねちゃんは上がったハードルにテンパって、自分らしさも目標も見失い。木っ端ユーチューバーみたいな再生数優先主義に落ちかけた所で、普通科の友達が突破口になる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年7月19日
『アイドルしなきゃ!』と視野が狭くなってたところに、旧友を手助けすることで自分らしさが戻る。良い運びだと思う。
あいねちゃんの強みは分厚い人脈…と同時に、他人の苦労を迷わず背負い込める優しさ、助力に本気で感謝できる素直さ、自分の未熟を忘れない謙虚さだと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年7月19日
簡単にいうと、人間が強い。行動に嘘と私欲がなく、常に一生懸命だからこそ、手を触れた人はすぐさま引き込まれてしまう。
それはつまり、現状手が触れない範囲の人にはなかなか魅力が伝わらない、ということでもある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年7月19日
”素敵な夢”をファンに消費してもらうことで成立する、アイドルという職業。パッと見の”華”、あるいはパフォーマンスの強さがないあいねは、なかなか芽が出ない。
そこでどうにか芽を出して、自分を愛してくれる人に報いようと頑張る所が、また友希あいねの人間が太いところなのだが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年7月19日
しかし、無いものは無い。年頃ガールを虜にしたみおのファッションセンスも、分厚いメディア露出も、あいねにはないのだ。
なら、借りればいい。フレンズなんだから。
というのが、結局みおちゃんの知名度が突破口になった今回のお話、その結論だった気がする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年7月19日
みおちゃんは世界一のあいねガチ勢なので、押しの惚れどころは全世界にプレゼンしたい。セルフプロデュースの経験値もたっぷりあって、ディレクターとしては適任だ。
みおが動画に切り取ったものには、嘘は一つもない。あいねが集めて成功させた、小さなステージ。そこで輝いている人格の光。孤独な少女の魂を、ズブズブに溶かした魔法。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年7月19日
そんな良さが伝わらなかったところに、みおちゃんというメディアがきっかけを与えた。シンデレラのガラスの靴である。
それはあいねの力ではなくとも、パステルパレットの力である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年7月19日
そもそもあいねが『有名になりたい!』と意気込んだのも、自分のためというより相方のため、お互い高め合うフレンズの未来のためである。
だからフレンズの翼を借りて高く飛ぶのは、パスパレのあいねとしては”正解”なのだと思う。
まーたフレンズの象徴主義が炸裂し、女と女の感情が結びついたらカメラが天を写し、比翼の鳥が飛ぶ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年7月19日
ガラス越しに見ていた、高い高い空。そこを飛ぶ青い鳥に、実は自分も追いついていたのだと。翼は二つでひとつなのだと気づけたことが、あいね最大の収穫、パスパレ最大の進歩な気がする。
あいねの空回りを丁寧に描くことで、彼女の中でパステルパレットが、湊みおがどれだけ大きい存在なのか見えたのも、とても良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年7月19日
”アイドル”としての自分をどう認識してるかとか、旧友との距離感とか、パスパレ結成に忙しい日々では見えてこなかった部分を、丁寧に補填してくれた感じ。
ド素人をシンデレラに変身させる魔法の筆、みおちゃんの影響力も大きく見えたなぁ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年7月19日
みおの高みは武器なんだけど、他人を遠ざけてもしまう。そういう鋭さがあいねと交流する中で和らいで、念願の友だちが増える展開はほっこりして良かった。みおも与えるだけでなく、貰ってもいるのだ。
パスパレにグッと寄った話だったけど、賑やかしのハニーキャッツが可愛くてよかった。急流下りでメソメソしている舞華が、マジで可愛い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年7月19日
毎週毎週フレンズのイチャコラが電波で垂れ流しにされるんだから、あの世界はカップリング厨に優しく、夢系に厳しいな…。
というわけで、あいねの未熟と伸びしろを丁寧に描き、アイドルユニットとしてのパステルパレットがまた一歩、新しいステージに進む回でした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年7月19日
贈られているようで与えられ、お互い足りないものを補い合う。そのことで、個人も集団も前に進んでいく。お仕事ドラマとして、結構見どころのあるエピでした
今回あいねがみおに頼ったことで、メインカプのアンバランスが是正された感じもある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年7月19日
お互い強い感情を持ち寄り、比翼の鳥はどこまで飛んでいくのか。アイドル成り上がりストーリーは、まだまだこれから。次回のアイカツフレンズも、とても楽しみですね。