ヤマノススメを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年8月6日
登ったり降りたりを繰り返しつつ、ちょっとずつ前に進む。雪村あおいの青春山行、今週は山とコーヒーと彼女のお話。
ブーブー文句言いつつ、脳髄の中ひなたで満載のあおい。苦いコーヒーのお話なのに、友情でどっぷり甘いエピソード。
というわけで、山コーヒーなヤマノススメ。ブラック飲めないおこちゃまあおいが話の軸に座るので、作画も丸っこく幼い感じに。動きもどこかフニャッと芯がなく、可愛らしい感じだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年8月6日
ヤマノススメは結構作画にブレがあるが、それをドラマの中で活かす方向にしっかり舵取りしていて、味わいがあるな。
三期は色々多彩にやっているけど、今回は基本に戻って濃厚なあおひな。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年8月6日
そもそも、興味ないコーヒーにメラメラしたのは『ひなたがやってて楽しそうだった』というところに、雪村あおいという女の本質がある。
豆もコーヒーもミルクも、なんもかんもDisってくるあおいの世界に開けた大事な窓。
それがひなたである。まさに日向の温もりを伝えてくれる大事な友だちを、あおいはブーブー言いつつじーっと見ていて、行動の基本をそこに置いている。向日葵が常に太陽を向いているようなものだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年8月6日
そんなあおいを、ひなたもずーっと見ている。荷物関連で見せた気配りはなんなの…愛なの…?
あおいがコーヒーを淹れるシーンの集中と、ぶらぶらしてるひなたの対比が、とても良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年8月6日
せっかくの山なのに、ひなたはなぜつまらなそうなのか。あおいが自分ではなくコーヒーを見ているからだ。
好みに合わない薄いコーヒーを、なぜ褒めるのか。あおいが自分のために淹れてくれたからだ
あそこはあらゆるモノを内心毒づくあおいと、基本受け入れて褒めるひなたの人間力の差がよく出ていた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年8月6日
ゆうかさんのアドバイスは聞かないくせに、ひなたがミルク入れると自分もそっちに行く辺り、あおいの脳内を何が埋めているか、よーく分かる。根本的な根性の悪さも。
シーズンを3つ重ね、すっかり肌に馴染んだ”いつものヤマノススメ”
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年8月6日
その根底には、やっぱり丁寧にキャラクターの性格、それがすれ違いつつ噛み合う瞬間の輝きがあることを、しっかり認識させてくれるエピソードでした。
穏やかなコメディ調で、言葉静かに語りつつ、二人の距離感描写は抜かりなし。
受験対策に入って、あんま出番がない楓さんが久々顔を見せたのも嬉しかったなぁ。サードは既存の関係を大事にしつつ、接点と間口を広げてる感じがあるので、楓さんにシワ寄せが行った印象。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年8月6日
おかげで、”いつものヤマノススメ”では見れない交流が楽しめたりもするのだが。
しかしその変奏も、土台がしっかりしているから面白い。根源的にはあおいとひなた、二人の視線が絡む物語なのだと静かに、しかし力強く主張してくる回でした。あおい主観に寄せつつ、ひなたの心も見て取れるバランスが良い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年8月6日
次回はどんな山に登って、何が見えるのか。楽しみですね。