イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

プレイレポート 18/08/06 BBT『金色の国』

月曜日は突発的に、BBTのセッションをしました。田中くんのオリジナルシナリオだよ。

シナリオタイトル:金色の国 システム:BBT GM:田中くん

二次元くん:”第二十二代坂田金時“金ちゃん:17才女性:凄皇流:アタッカー ちょっと常識知らずの、ぽやぽやした女子高生。その正体は生まれたときから退魔兵器”始皇帝の剣”の使い手として、一振りの凶器となることを定められた運命の子である。魔物への殺傷衝動と、日常の中で躍動する人間性の狭間で迷いつつ、道を探す幼子。

コバヤシ:”湖の騎士”ジャック・ランスロー:外見20代男性:魔神=魔女:ディフェンダー 欲望に正直な伊達男であり、RERICの鬼札。名高いランスロット卿本人であり、その正体は周囲に不幸を撒き散らす魔神。なかなかままならない世界の中で、苦笑しながらハッピーエンドを探す、真摯なエピキュリアン。

というわけで、夜を駆け抜ける二人セッション、とても面白かったです。タカ科くんのペーソス感覚がよく生きたシナリオで、失われていく日本の風土へのノスタルジー、黄金の季節への郷愁が、いい空気を出してました。
シナリオで描きたいもの、伝えたい感情が明瞭だと、プレイする側としてもボールを捕まえて投げ返すのが楽なので、自分が好きなものをシナリオにするのは大事だと思います。今回のシナリオは田中くんの”好き”がよく伝わってきたし、それに後押しされてロールも熱量があって、とても面白かった。やっぱ”情熱”なんだよなぁTRPGは……。

プレイの方はハンドアウトをよく読んだ落ち着いたプレイ……から大胆にはみ出し、寝言多めで遊びました。マジゴメーン!!(普段は紳士ヅラした暴走エゴイストの、感情のこもらない謝罪)
久々のTRPGだったせいか、『思う存分寝言言いてぇ』という欲求に抗えず、太平洋戦争時代の愛憎を抱え込んだ”鎌倉の御前”(シワクチャの妖怪爺、元紅顔の美少年)とか、人間兵器モードレットの幻影とか、シナリオにない連中がモリモリ生えて暴れた。
思いつきを投擲するのはTRPGの醍醐味であるけども、それを垂れ流しにする間はリソースを一人で握り込むことになり、ゲームを独占することにも繋がる。大事なのは他人も面白いと思える切れ味があること、他人の顔色を見ながら垂れ流しにすることだと思う。そういう意味では、まぁ同卓メンツとも共有できる寝言だった、と思う。
金ちゃんはエゴと絆のハッキリしたいいキャラで、二人セッションに必要なバディ感を共有してくれました。魔物っぽい人間と、人間っぽい魔物。大人と子供。対比はありつつ共有するものもあって、お互い背中合わせにシナリオを走る。PLもキャラクターも、良いコミュニケーションが出来たと思います。楽しかったです。

というわけで、久々のセッションは濃厚で有意義、とても楽しい時間でした。やっぱTRPGは面白いなぁ……良いセッションでした、同卓していただいた方ありがとうございました。