うちのメイドがウザすぎる を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年10月13日
母を失い傷ついた心を、電子世界の冒険で癒やす少女。そこに迫る、欺瞞と我欲の影。
ウザいメイドから溢れる知力と体力、冷静な判断力、共感力の欠如が、MMOで、キャンプ場で唸りを上げるうざメイド第二話。能力の高さと心のなさが合わさる時、恐怖が生まれる…。
そんな感じの、ペドファイルモダンホラーコメディ第二話である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年10月13日
ペドフィリア腹筋超性能メイド・つばめの洒落にならなさがシャレになってるお話なのだが、その怪物性が遺憾なく発揮されたエピソードとなった。
ミーシャちゃんはよく受け入れてるよなぁ…ギリギリボール2つ外してアウトだと思うよ…。
つばめは欲望のために嘘を付くのをためらわないし、展開される妄想に現実のミーシャは反映されない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年10月13日
快楽原則に従って導き出された、都合のいい”お嬢様”を脳内に想起し、それを現実に引き寄せるべく優れたスペックをフル稼働させる。サイボーグめいてるは、割れた腹筋だけではない。
心を弄ばれたら哀しい、強引に同意なく事を運ばれると怖い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年10月13日
ミーシャの柔らかい感情につばめの想像力が及ばないことが、状況が手ひどく回転していく笑いを生んでいるわけだが、それは結構恐ろしい欠落である。なまじっかスペックがあるだけに、それが配慮なくぶん回されている瞬間が怖い。
今後つばめが人間の機微を知る”真人間”になるのか、どっかぶっ壊れた小児性愛サイボーグのままであるのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年10月13日
原作が完結しておらず、ジャンルがコメディである以上後者かなぁ…つばめよりぶっ壊れていて、人間性すれ違いコメディのエンジン担当できるキャラが投入されると、また違うんだろうけど。
正直、つばめがミーシャの同意を得ず、大人の特権である筋力とか知力とかでアドを取って、表面的な幸福を作っていく描写はなかなかに辛い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年10月13日
ほのぼのチョロ蔵コメディっぽい絵面、軒並みミーシャの人格が優れてて、彼女が”譲る”ことで成立してる。搾取の構造が一方的に見えるのよね。
『ペドフィリアとはそういうものだし、だからこそ危ういものとして扱われている』と言われりゃそのとおりだが、その洒落にならなさが意識的にか無意識的にか丁寧にトレースされていて、濃い口のヤダ味になってるのはなかなか難しい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年10月13日
面白いんだけども、笑いきれない。相性悪いのかも。
高知能・高体力のペドフィリアとして、つばめの描写は細かい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年10月13日
子供を偽装する時、するするとひらがなを入れてくる所とか、ホント悍ましくて素晴らしい。頭ん中に、小二の漢字学習範囲完全に入ってるところがな…。
©中村カンコ/双葉社・うちのメイドがウザすぎる!製作委員会 pic.twitter.com/TbJUWAoGVt
強制的にキャンプに連れ出すのも、自衛官という自分の強みを”楽しさ”に変え、チョロい銀髪幼女を釣る上手い手筋である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年10月13日
ターゲットのツボを的確に捉え、楽しい楽しい時間を的確に提供できるところが、ジョン・ゲイシーとか思い出すんだよなぁ…性欲と殺傷欲が繋がってないタイプでよかった…。
まぁつばめも悪意はないというか、善意しか無いから超厄介、というか。ミーシャが真実何に傷ついていて、何を守りたいのか、グイグイ迫る割には見ようとしない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年10月13日
その熱意の強さと手綱のなさが、このアニメの面白さであろうし、それを取り回すためにはミーシャは寛容でなければいけない。
”そこに触ったら戦争”という場所に踏み込まれる度、本気で傷つき本気で怒る描写入れてたら、それこそシャレにならんでジャンルが変わるわけで。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年10月13日
そこら辺のさじ加減は、コメディが常にそうであるように難しい。もうちょい、つばめに人間の心をですねぇ…あるいはミーシャが無遠慮になるか。
女々コメディ空間を維持するべく、親父が全然間に入ってこないのも、冷たい虐待感を盛り上げてくる。もうちょい娘の顔色を見ろ。見てアレか…そうか…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年10月13日
笑いを生むために踏みつけにされるヒドさの許容範囲は、ナイーブかつ個人的なんで塩梅難しいねぇ。
シャレになってなさがウリの作品の、シャレになってなさが洒落の範囲を超えてきた。そんな印象も受ける第二話となりました。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年10月13日
今後どういう味わいで取り回すか次第ですが、可愛いミーシャちゃんがあんまワリを食わんよう進めて欲しいと思います。