DOUBLE DECKER! ダグ&キリルを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年11月25日
唸る! 翔ぶ! 盗み見る!!
アップル博士謹製のトンチキガジェットで始まり、『ハイハイギャグ回』と受け流し…てたら、ダグは拉致られるわSEVEN-0総出の大救出作戦は始まるわ、相変わらず落差あるダブデカ
エスペランサとの因縁も動き出し、盛り上げてイクぜ!
そんな感じの、キリルくんが男になる回である。真っ直ぐな純情主人公として稼いだ好感度を、そのまま活躍の楽しさ、チームがチームとして機能してキリルを盛り立てる面白さに繋げたのが、ダブデカらしい素直な運びでいい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年11月25日
最初の一発はいつもどおり、ファニーな味わいだったがね。変なアニメ(好き)
同時に伏線も大量に回収&敷設し、なかなかに充実したエピソードであった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年11月25日
やっぱ24時回の酔っぱらいの妄言、ガチだったんだなぁ…ダブルデッカーは2階立てのバス。ダグ&キリルの肩車2階立てと思わせといて、上層世界とのダブルミーニングはニクい。https://t.co/fhc7aCjUvp
急に出てきた軍属設定も、スパイガジェット活用の潜入救出ミッションも、SEVEN-0がハグレモノ集団だって描写は過去にあったので、結構しっくり来た。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年11月25日
まぁあんだけ飛び道具活用してると、マトモな法執行機関ではないよね。おまけに、そのトップが”二階”関係者と来た。https://t.co/IvZTI1Uaec
今後SEVEN-0の危うい立場を彫り込む気があるからこそ、今回軍司令をねじ込んできたんだろうしね…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年11月25日
ときに強引に力勝負でねじ込みつつも、そうやってぶっこんだ要素はちゃんと活用する。だから粗さが強さになって、展開にもキャラ描写にも納得がいく。
クルードでテクニカルなアニメである。
今回はキリル成長物語、一つのランドマークというか、ようやく対等な相棒として独り立ちした感じがあった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年11月25日
”文脈”でいうなら、空から落ちてきたダグはお姫様抱っこするところ難路だろうけども、あえての2階立て。片方が足となり、片方が銃を撃つ。お互いの死角を補うバディー・ムーブ。
寄りかかるんじゃなくて、お互い支え合う健全な相棒関係を作り上げる表現として、オリジナルだし説得力もあった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年11月25日
持ち前のピュアネスでダグの心を救うだけでなく、配属されてから鍛えた実力でピンチも突破していくところが、変化と成長が見れていい。立派になって…相変わらずバカだけど…(好き)。
冒頭ネタだったトンチキガジェットを、フル活用して窮地を突破していくのも、ケレンがあって良い。確実にニチアサ男の子アイテムだったなぁアレ…玄田さんがナレやってるやつ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年11月25日
笑いの中にシリアスを、真面目の裏に茶目っ気を。相反する感情を活用するのが上手いアニメだ。
今回はSEVEN-0がチームとして動き、全員が全員の強みを活かし、有能な事件捜査・解決集団として有機的に機能していたのが、大変面白かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年11月25日
第8話にして、最初に期待してた話がやってきた、みたいな。ちょっと遅い感じもあるけど、全く手遅れではない。やっぱこういう味わいは、組織モノには大事ね。
覗きアイテムでしかなかった連絡システムが、居場所通報のキーになるところとか、委員長気質のケイがモールス通信のプロトコルで意思疎通の基礎をつくるところとか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年11月25日
ダグがただ捕まってるだけじゃなく、最後のガラスをぶち破って、タフガイぶりを見せつけるのもいい。
アレ落ちてたら死んでるところなんだけども、”相棒”が自分を必ず救ってくれると信じてるから、思い切りジャンプしたんだろうな。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年11月25日
死んだ”元相棒”にとらわれていた第7話を乗り越え、新しい関係に飛翔したダグ、それを受け止めるキリルを象徴するようで、とてもすきなじゃんぷだ。
おヒゲを付けたり半裸になったり、ダグのサービスが多い回でもあった。桂先生デザインの強みであるケツも、かなり強調されてたな…こっちは”あかねさす少女”が毎週毎週あすかのケツを見せて先行してるけど。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年11月25日
まぁ先行したところでどうだって話なんだけども、好きなんだよ桂先生のケツ。皆そうでしょ?
Zが前線に出たことで、エスペランサとの因縁も再燃焼。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年11月25日
せっかくザベル・フランクリン殺人事件でアリバイを作ったのに、自分でぶち壊しにしてしまうのは浅はかな感じもあるが、この後フォローがあるのか、ないのか。
エスペランサの強キャラ感はいい感じなので、巧く生かしてほしいものだ。
フツー『ご飯を大事にする』のは、フィクションにおいては善人の特質。なんだけども、それを過剰で異質なものとして描くことで、Zの凶悪さの記号にしているのは面白い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年11月25日
過ぎたるは及ばざるが如し、過剰さは時に邪悪と結びつく。悪に見えるアンセムも、”二階”絡みでなーんか善に繋がってそうなのね。
ここら辺は今後、エスペランサ VS SEVEN-0の対立構造が深まる中で明らかになるだろう。そこにキリルは、どう巻き込まれていくのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年11月25日
ネタでしかなかったはずの『ドントシンク、フィールソウグッド』が、まさかの世界設定の根っこに絡む要素だったとは…キリルの当事者性も上がって、いい追加だと思う
今後組織VS組織の構図が強くなるからこそ、今回SEVEN-0の立ち位置とか、チームとしての強みとかを見せてきた感じもある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年11月25日
癖の強い”個人”の描写もいいけど、それが噛み合ってバディになりチームになっていく”集団”の描写も好きなんで、こっちも今回のように頑張ってくれると嬉しい。
そんなわけで、ニチアサガジェット完全活用、チームの勝利、キリルの成長を描くエピソードでした。面白かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年11月25日
今回描いた伏線、キャラクターの描写、物語の要素がどう活かされるか。地味に始まり空回りもしたけど、確かな実力を証明した今のダブデカに、期待しかねぇ! 来週も楽しみ。
追記 科学技術の危うさをホラーの形で浮き彫りにした”フランケンシュタイン”の現代も、”フランケンシュタイン、あるいは現代のプロメテウス”だしね。旦那のパーシー・シェリーの代表作をリスペクトした意味合いもあるけど、知恵は常に罪と背中合わせであり、無知とは無垢でもあるというキリスト教的認識をダブデカ世界も共有……しとるんかな?
ダブデカ追記。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年11月25日
軍司令がつぶやいていた”二階の祈り”には『プロメテウスの火』という文言がでてくる。
ギリシャ神話で人間に火と文明を与え、平和と戦争の火種両方を持ち込んだプロメテウスは、それを業罪として岩に縛り付けられ、肝臓を鷲についばまれることになる。
ときに核技術の暗喩としても使われる”火”を呟きながら、二つの太陽が照らす”二階”を見上げる司令。太陽の光は、核融合の副産物だ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年11月25日
リスヴァレッタを支配する科学技術は、恩寵であり呪いでもある。人の形を歪めるアンセムも、また祝福なのか。それをバラまくエスペランサは、一体どんな組織か。
ここら辺のシリアスな屋台骨に、アホバカ主人公キリルが深く関わっているのを『ドントスィンク、フィールソウグッド』でまとめてしまうのは、ダブデカらしい豪腕。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年11月25日
祈りの中で、人は考えることなく感じることを求められる。純朴な子羊か、牙を尖らす餓狼か。今後人間の有り様を掘るのか。楽しみだ