イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

プレイレポート 18/12/16 SW2.5『蒼いマナクリスタル』

昨日は初のSW2.5を遊んできました。ドーデン地方の設定が気に入ったので、初プレイ初GM初オリジナルシナリオに大・挑・戦!

シナリオタイトル:蒼いマナクリスタル システム:ソード・ワールドRPG2.5 GM:コバヤシ

ソエジマさん:フラール:20歳女性:ドワーフ:プリースト2シューター1セージ1 イノベーティブな生き方を模索する、ドワーフらしくない開明派の女性。甲冑弓術と祈念を収め、ユーティリティな戦力として活躍する。
新米くん:グレック:17歳男性ナイトメア:ファイター2コンジャラー1 忌み子と罵られ、冒険者に生きる道を見出した青年。銭金に汚いが、結局周囲のロマン主義に押し流されて無茶を飲む立ち位置。魔力を込めた斧で全てを薙ぎ払う、超絶パワーキャラ。
浅間忍さん:ミスファイア:10歳男性タビット:アーチャー2マギテック1セージ1 誰かを救い続けないと心が安定しない、メサイア・コンプレックス持ちの兎。可愛い外見から繰り出されるライフルの一撃と鋭い見識は、敵の思惑を容赦なく打ち砕く。
二次元くん:ザルツ:18歳男性:ファイター2スカウト1レンジャー1 ど田舎で冒険心を燻らせていたが、遂に広い世界に飛び出すことを決めた主人公気質。ダイス目という神の呪いと祝福を受け、叙事詩に残る活躍を果たす。

という感じのPTが遺跡に乗り込み、鉄屑列車に命を吹き込むマナクリスタルを回収し、運命の列車”ラストハンマー号”が大陸へと踊りだすまでを遊びました。
『ドーデン地方の設定なら、PCが電車持たないの嘘だろ! 設定の一番美味しいところは世界にもNPCにも食わさず、PLに食わすもんだろ!』という鈴吹太郎キッズの血が騒ぎ、世界観の経済スケールを大胆に無視するシナリオとなりました。まぁ俺は謝らんけどね! ぜってぇ電車乗って冒険したほうが面白いってドーデン地方!!
SW2.X系は久々に遊んだんですが、やっぱりプレイイメージが凄く良くて。迫りくる混沌災害、現実を侵食するダンジョン、勇気と武芸を抱えて危機に飛び込む冒険者! 生っぽい台所事情を楽しみつつもヒロイックで、戦闘の血腥い感じも非常に良く、プリミティブなゲーム体験自体が非常に面白かったです。やっぱHPを削り合ってヒーヒーいう戦闘は、凄く良い。
2.5はそこまで大幅なバージョンアップというわけではなく、細かいハメ技を取りやめたり、プレイ上ノイズになる部分を整理したりという塩梅の版上げなんですが、これが非常に気持ちいい。乱戦ルールもないしな!
2.0で不満だったところがちょこちょこ改変されていて、楽しかった部分はさらに楽しくなり、非常にスマートなゲームに為っています。おもしれーなこのゲーム。付属シナリオを参考に自作したんですが、簡略化・概念化されたダンジョンマップがシナリオ制作と実際の取り回し、両面で非常に有用でした。

世界設定は新大陸で全面一新という感じですが、やっぱガッツリ作り込まれた異世界に思い切りダイブする感覚は最高ですね。尖っていながら魅力的なネタをたっぷり蕩尽して、思う存分空想の翼を広げる感覚は非常に良かったです。
『混沌渦巻く危険な大地を、魔導列車が駆け巡る』というドーデン地方のイメージは本当に良くて、”甲鉄城のカバネリ”とか”マッドマックス”みたいなシナリオを、今後もどしどし遊びたくなりました。
あと中世ベースのファンタジーが持ってる野蛮さ、むき出しの鉄で肉をえぐり、血を吹き出して敵を泥の中にぶっ倒す感覚自体が、なんかすげぇ面白かったです。いわゆる”王道ファンタジー”久々にやったけども、ほんと面白いなこのセッティング。今後も積極的に、野蛮を摂取していきたい。

PLのみんなも久々のダンジョンアタックをたっぷり楽しんでくれたようで、嬉しい限りです。戦闘バランスは手探りだったけども、いい具合のスリルと興奮を与えられたんじゃないかなぁ……初期作成でもつえーな冒険者
のっぺりとダンジョンハックをするだけでなく、色々選択をしてもらったりロールプレイの種を撒いたり、FEARキッズらしくSW2.5をアレンジしながら遊びました。こういう個別の味付けは大事だし、そこの好みが合うからプライベートなプレイ環境を共有・維持出来るわけで。おくせず色々弄っていこうと思った。
そんなわけで、非常に楽しいセッションとなりました。久々にソエジマどんとゲームして。色々話も出来たし、大満足のプレイ経験となりましたよ。良いセッションでした、同卓していただいた方ありがとうございました。