イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

プレイレポート 19/01/14 BBT”この素晴らしき世界”キャンペーン 第1話『代弁者の世界』

昨日はよねちょくんGMでBBTのキャンペーンを遊びました。

シナリオタイトル:”この素晴らしき世界”キャンペーン 第1話『代弁者の世界』 システム:BBT GM:よねちょくん

新米くん:十今日子:17才女性:呪われし者/帰還者:アタッカー ただの高校生だったが数奇な運命に巻き込まれ、様々な異界を流離う呪いを刻まれた少女。いつしか日常に帰還するべく、世界を殺し未来を掴む異界ジェノサイダー。

浅間忍さん:””バインドビーストニューテスタメント”神門映:29才男性:装着者=死神:アタッカー 自動的な法則として、歪んだドミニオンを消去して回っている青年。機械的な自分を自覚しつつ、滅びゆく世界をファインダーに収め記憶し続けるセンチメントも持ち合わせる。
コバヤシ:”甘美なる毒(カンタレラ)”セサル・ボルハ:外見30代男性:ドラクル:ディフェンダー 池袋の夜を放埒に暴虐する、夜の君主。その正体はルネッサンス・イタリアの風雲児、チェーザレ・ボルジア本人。敗北の後の余談を、勝手気ままに生きる怪物。

というわけで始まったBBTキャンペーン。様々なNPCが勝利してしまったドミニオンをまた旅しつつ、自分のエゴのために世界の可能性をすりつぶす重みに耐えたり、そこに刻まれた悲しみを受け取ったり、セッティングが生きた展開となりました。
導入と展開がやや淡白で、シナリオに乗っかるまで少し時間がかかりましたが、そういう違和感を実際言葉にシロールに乗せてPLやGMと共有しながら進めていったら、グイグイと体重が乗り始めました。
実感としてなんかノれずに空転するのはまぁよくあることで、その上で自分をどうグリップさせていくか、物語の中にいる意味を口開けて待つのではなく隣りにいるヒトと一緒に探しに行くのは、ゲームに置いては大事だと思います。そういう気持ちにさせるシナリオ、メンバーだったし、そういう願いに応えてくれるマスタリング、物語でもあったと思う。ありがたいことだ。

今回はメタトロンが勝利した世界なわけですが、PLとキャラクターの興味領域がガツガツ刺激され、前のめりにロールをたくさんしました。喋りすぎた感じもあるけども、一応発言タイミングを他PLやシナリオの益になるよう分配は出来てた……はず。
なんだかんだキリスト教会ネタは好きで、その権力の頂点に立ちつつ滑り落ちたチェーザレをやってる以上、頑張らずにはいられなかったというか……好き勝手絶頂に色々喋れて、僕は楽しかったです。同じ加護属性で大ダメージブラッドでも、ヴァンパイアというよりはデーモンっぽい立ち回りだったかなぁ、という気はする。

他PLもキャンペーンハンドアウトと周囲をよく見た立ち回りで、非常に助かり、面白いセッションとなりました。運命に押し流されつつも一歩ずつ、未来を見つけていく今日子。世界破壊の虚無機械として冷たく自動的に立ち回りつつ、メロウな情感を上手く魅せる神門。
ともにバチバチ煮えていて、肩を並べて物語に入っていくのがとても楽しかったです。今後キャンペーンがどういう形に流動していくかは読みきれないけども、面白くなるという確信がもりもりで、非常にありがたい。
キャンペーンのつかみとして、一つのシナリオとして、とても力強く面白かったです。良いセッションでした。同卓していただいた方、ありがとうございました。