スタートゥインクルプリキュアを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月3日
今度のプリキュアは、宇宙が舞台だ!
元気すぎるほどの元気印、星奈ひかる。自分色の星座を天に描く彼女に、降って湧いた新たなお友達。
第1話から成層圏を飛び出して、イケてるカッパと無重力戦闘! 今年も元気に異文化コミュニケーションッ!!
そんな感じの宇宙のプリキュア、HUGっと最終話の衝撃覚めやらぬ冬に堂々着弾である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月3日
主人公の性格と家庭環境、欠点と大事なもの、新しい出会いと戦い、モチーフの書き方に敵さんの描写と、必要なものをしっかり詰め込んだ第一話となりました。面白かった!
全体的な仕草が細かく、『流石に第一話はカロリー入れるなぁ…』って感じであった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月3日
宇宙という特別な空間、宇宙人という異種族を描く上でも大事なんだが、ひかるの性格が表情や芝居からちゃんと伝わってくるのが、一番ありがたい。元気に飛び跳ねているようで、存外繊細な仕草が多いねひかるちゃん。
伝統的なトレミー星座ではなく、自分が夢見たルールで星と星をつなぐ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月3日
伝統的な”いい子”じゃないけども、イマジネーションと元気があふれるひかるの天性。
それを”ノートとペン”というアイテムで肯定的に滑り出していくのは、とても良かったと思う。芸術家系プリキュアなのね。
そんな彼女が出会ったのは、宇宙への憧憬華やかなりし時代の空気を色濃く写す、レトロフューチャーな”宇宙”。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月3日
アポロが月に至って数十年、既に”現実的な夢”の舞台としては少し色あせた感じもある空だが、だからこそノスタルジーに彩られた”空想的な夢”のキャンバスとして、ある種の新鮮味を持つ。
戦隊モノだと何度か掘られた題材だが、プリキュアでメインに取り入れるのは初なのもあって、なかなかに新鮮である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月3日
ロケットや宇宙空間、星星のデザインが丸っこく、柔らかいレトロテイストでしっかり統一され、強烈なイメージ・メッセージを発しているのが強い。
『魔法少女+宇宙』というと、オタクはやっぱり”放課後のプレアデス”を思い出すわけだけども、あっちはスバルという特定のブランドイメージ、インダストリアルデザインを踏襲した上で”宇宙”を描いていた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月3日
こっちはターゲット層も当然違うし、時代も変わっている。そのデザインの差異が面白くもあり。
ひかるはおバカで元気で、主役らしくエンジンが強い子だ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月3日
我が身を顧みず宇宙船の外に飛び出し、出会ったばかりのお友達のために体を張るところとかは、彼女の気質を非常に巧く表現できていた。
やっぱスーパーヒーローの物語の始まりは、誰かのために己を捨てるところから開始だよな!
それが世間と軋轢を生むことも、地面に足のついた日常フェイズで細かく予見されている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月3日
三世代同居の星奈ハウスで、跳ね回るひかるをウザそうに見ている祖父。家庭内の規律、ジェネレーションギャップを今後どう描いていくかは楽しみだ。
しかしそこはあくまで予見、第一話で見せるべきは主人公の魅力と強みメインである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月3日
ガンガン前に出て、ガンガン失敗して。成瀬瑛美さんのちょっとヘンテコな声が、規範に染まりきらないひかるのキャラクターとしっかりマッチして、非常に良かった。変な声プリキュア大好き。
グイグイ来るパワーは女女星系にもしっかり刺さっていて、宇宙人であるララともあっという間に距離を詰め、言葉を交わしていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月3日
主人公に前進力があると、話もガンガン前に進んでええわな。
『私と違うあなただからこそ、出会った意味もあるでしょう』つうのはプリキュア共通のテーマだと思う。
何しろララは異星人なわけで、身体組成から社会構造、常識にセルフイメージまでまるっと違うだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月3日
その差異にどう橋をかけていくか。翻訳機械がなければ対話も出来ない状況をさり気なく描写する筆からも、『異者』としてのお友達描写に期待は高まる。
機械翻訳技術も上がってきて、街角に外国籍の方を見る機会も増えた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月3日
スタートゥインクルプリキュアが描く『宇宙人のいる日本』は、多分今後子どもたち(と私達)が歩く世界の戯画のひとつなのだろう。
そういう道徳教育的な要素も睨みつつ、やっぱりお話はお話し、今後の友情物語に目が行く。
宇宙人特有のズレをどう埋め、あるいは差異を差異として受け入れていくか。どう自分を相手に染み込ませ、相手を自分の中に受け入れていくか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月3日
ベーシックな出会いからのドラマが、”宇宙人”という味付けでどう変化していくかはとても楽しみである。思ってたより美少女だったなララCHANG…。
プリキュアはヒーローでもあるので、悪役とバトルの書き方は大事である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月3日
カッパハゲなのに声はイケメン、口からはかっこいいセリフしか吐かないカッパードさんがほんまいいキャラで、非常に良かった。
ヒロイズムに火をつけるヘイトアーツも非常に流麗で、必要なことしかやらねぇ悪役エリートだった。
『そんなことない!』と否定されるための問いかけを投げるのは、ヒーローを覚醒させるためにはとても大事である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月3日
小さく弱いフワを我欲で求め、地球人を下に見てひかるの可能性を軽んじる。カッパードが背負う”悪”に反発することで、ひかるはキュアスターへと、ヒーローへと変化していく。
ここら辺の物語的産婆術が弱いと、生まれたヒーローのパワフルさも減じてしまうわけだが、細やんのイケメンボイスとかっこいい無重力戦闘がいい感じにパワフルで、ヒーロー誕生にも追い風となった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月3日
今後も無重力戦闘凝ってほしいけど、カロリー高そうだからなぁ…さてはてどうなる。
画面構成が全体的に広めで、文字通り”Space”を感じる仕上がりだったのは、モティーフと実際の画面、テーマと演出が噛み合ったパワーを強く感じた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月3日
宇宙だけが広々しているわけではなく、地上もなんかスケールデカくて風通しが良いんだよね。明るい雰囲気と合わせて、なんか元気出てくる。
ノットレイダー(”インベイダー”のキッズ翻訳として三兆点のナイスネーミング)が何を目指し、フワやプリキュアと敵対するかはまだまだ不明。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月3日
それが押し付けてくる暗い未来を、プリキュアが背負う広い”Space”がどう跳ね返していくか。なかなかでっかいキャンバスである。
変身バンクシーンもキラキラ感満載、お歌も流れてテンションバリ上がりである。でんぱ組で現役バリバリな中の人の、強みを活かした感じだな。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月3日
他のメンバーもワルキューレだったりソロ歌手だったり、お歌力を活かした構成な気がする。プリモード以来のキャラソン推し、どう活かしてくるか。
かくして世界と幼子を守ったヒーロー誕生であるが、格好良くは終わらない。地に落ちる星を見上げた運命の戦士と、レトロなまん丸ロケットに閉じ込められた地球人+宇宙人の命運やいかに! というところで次回である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月3日
他キュアとの出会い、彼女たちのキャラにもワクワク高まるのう。
パステル調の宇宙プリキュアシーンが印象的だけども、地上シーンが全体的に綺麗だったのは凄く良い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月3日
星を見上げ、実際に宇宙という異世界に飛び出していく冒険と、地に足がついた日常。天体観測のロマンチックで美麗な描き方は、当たり前の日々にも星の輝きがあることを伝える。
天と地は遠く隔たれているからそ憧れを投影でき、繋がっているからこそ手を伸ばせる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月3日
ヒロイズム、変身、あるいはファンタジー。星と空を扱うプリキュアだからこそ、地上の描写には気合を入れて欲しい。そう思っていた期待をちゃんと回収されて、なかなかありがたい。
無論異世界たる宇宙の描写がキラッキラだからこそ、そういう地味な輝きも光ってくる。今後も遠さと近さのバランスを上手く取りつつ、様々な美しさを描いていって欲しいところだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月3日
とりあえず、第一話は二億兆点。アッパーテンションで元気なのに、どっかに静かな詩情があって良かったです。
一年というのは長い長いマラソンで、第一話で見せたものが期待通りに輝くとは限らない。しかし強い期待をぶっ刺さなければ、長いマラソンに付き合う気も起きない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月3日
『なら百点満点のスタートで、全力で殴ればイイじゃん!』という大正解に、しっかりたどり着いた出だしとなりました。
主役のキャラが良く見えたので、お話の大体の感じも伝わったし、天と地の描き方も見えた。出会いと戦い、今後のお話を支える柱もしっかりしていた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月3日
この高めた期待値をどう生かしてくるかは、これからの物語次第。スター☆トゥインクルプリキュア、今後が非常に楽しみですね。
あ、EDがややレトロな曲調で、なおかつアイドリッシュな魅力に満ちていたのは二億兆点です。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月3日
ポコンポコンのテクノサウンドと、昭和歌謡調の甘いメロディが同居して、作品のテーマ・モチーフ・イマージュとばっちり噛み合った名曲でありました。3Dモデルもスゲーな…テクスチャじゃなくポリゴンかあれ
追記 円盤見て即座に『アダムスキー型!』は、かなり仕上がったムー民。
スタプリ追記
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月3日
ひかるがかなりオールドスクールなオカルトマニアで、細かいオカネタでくすぐってくるのがレトロな雰囲気とマッチしてた。
おバカに見えて、オカルト知識はかなりコアなんだよな…カッパ宇宙人説とか。やっぱ”ムー”とコラボすんのかな?