マナリアフレンズを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月3日
魔法学園の全てを巻き込んだ大冒険の果てに、グレアは危機を脱した。訪れた平穏と喧騒の中で、女と女の視線は絡み合い、感情の温度は危険領域に達する…。
っていうところの三歩前で足踏みする、由緒正しいエロショートアニメ。系譜としてはHJアニメなんだなコレ。
相変わらず異常にカロリーをぶっ込んだ百合やおいで、女と女がデートしてファンタジックイメクラしてボートでギコギコして同衾…までは踏み込まない展開であった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月3日
グレアが常時発情しまくり、その温度が夕日を溶かしてボートをオレンジに染め上げる。麝香のようにエロティックが薫る。
ごん太尻尾は確実にファリック・シンボルとして扱われ、しごかれたり暴れまわったり頼られたり、限外の意味を大量に背負って暴れまわる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月3日
その寸止め感というか、『諸事情によりここまでしか書けないが理解れ、理解ってくれ!!』という強張った滾りが、妙な切迫感を宿して面白い。
ボートでギシギシやってる所は『見た! アイカツ59話『ちょこっと解決☆チョコポップ探偵』で見た! 顔のいい女と女がゼロ距離で寝技するやつ!! BGMの歌詞がちょうどいい塩梅に”♪ハートが溶けちゃう~”ってなるやつ!!』と、墓場からアイカツおじさん(初代)が起き上がるシーンだった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月3日
蘭ユリの話を始めるとまた長いので省略するが、女たちは画面の向こうの僕らに媚びるかのように肌を重ね、しかし情欲を貫通させて高みに至ることはなく、物分りよくエロティックをくすぐって身を翻す。清潔な日常に帰還する。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月3日
その程よいダンスを見ているのは、結構楽しい。倒錯してるけど。
短い尺、ジャンルに求められるもの。いろいろ噛み合って、アンとグレアの距離感は戯れのまま踊り続ける。原典たるゲームの方でどうなってるのかは知らんが、僕の目に映るこのショートアニメの中ではそうだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月3日
そういう他愛のない戯れが、異常なカロリーの服飾とライティングと異世界設定の中で踊る。
そのギャップがこのアニメの味…の一つなのかな、と思う。私服マージ凝ってたし、相変わらずソックスを着用するシーンへの粘っこい視点が異常だし、肌色よりも服飾の方にフェティッシュがある印象。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月3日
銭かけて『肌に触れるものとしての布』を描くチャンス、見るチャンスは早々ないので堪能したい。
女と女が戯れるため作られた人造の花園を、見守りつつも侵犯しないオーウェンくんはモノの判った男である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月3日
見切れの距離までしか踏み込むことを許されない彼の存在に、”百合”なる曖昧な、しかし強大なジャンルの輪郭が排除するものの歪さを、不可思議に感じたりもする。
まぁそこら辺の感慨はこっちが勝手に感じているもので、提供されてるのは永遠のアペリティエフ、ストーリーにもエロスにも踏み込めない(踏み込まない)ハイクオリティな半端なんだがな!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月3日
それはこの題材、形式、ジャンルを選び取った時点で必然の帰結なんで、文句いうところでもない。
今後もダラダラと、新しくてイカス服とイカス風景の中で、セックスの前景で永遠に踊り続ける女と女を見続けるのだろう。それはそれで、結構楽しい酩酊だと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月3日
やっぱファンタジーと肉と衣装とライティングを浴び続ける快楽はデカい。来週も楽しみ。