BanG Dream! 2nd Seasonを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月7日
大ガールズバンド時代! あるものは空を飛び、あるものは感情の涙雨を降らせる。そして”夕焼け”の名を持つ仲良し五人組は、いつもどおりに青春ど真ん中だっ!
唸るドラムにローカルテイスト、ババアが吠えれば少女が踊る!! 行くぜすこやかゴーゴー祭りッ!!
そんな感じの、フツーの日々が静かに突き進むバンドリセカンド第6話である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月7日
5バンドで最も等身大なAfterglowが、ローカルな匂いプンプンの商店街祭りのために仲良く元気よく頑張って、少し雨が降って、でもいつもどおりに最高の演奏をする。夕焼けの後の一番星をみんなで見上げる。
そういう話であった。奇をてらわずデカい波も作らず、じっくりどっしりバンドの味を食わせる運びが、Afterglowのサイズ感とぴったりマッチし、非常に良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月7日
セカンドシーズンは各バンドの特色をよく見据え、最大限面白く届ける工夫を込めてエピソードを編んでくれていて、非常に楽しい。
三田界隈をモデルにした商店街の息遣いと肌触りも、商業的成功や幸福というミッションを見据えず、あくまで高校生の精神的自衛のため結成されたアフロを優しく包み、非常にいいムードであった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月7日
それはずっと繰り返される、特別な夕焼け。あの日の景色の後に今日があり、今日の次に見知らぬ星がある。
5人でいられる幸福、ホームタウンに守られている安心感。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月7日
時に停滞となって噛み付いてくる”いつもどおりのAfterglow”は、今回は非常にポジティブなリフレインを奏でている。
あの時屋上から見つめた夕焼けも、制服が変わって見下ろす夕日も、演奏を見守る優しい光も、全ては同じ赤。
それを受け止めるために、少女たちは必死に、自分なりの身の丈で頑張る。家からパンやコロッケを持ち寄ったり、小さな足で走り回ったり。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月7日
それは銭金や名声といった分かりやすいトロフィーに飾られることはない、でもとても大事な彼女たちの足場だ。そういうものが確かだから、どんな状況でも揺れない
そういう”Afterglowらしさ”を、ポピパがちゃんと見つめて自分のものにしていく描写も、セカンドシーズンの特徴である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月7日
バンド内部で乱反射するアイデンティティで終わらず、真逆の特質、真似できない異質を見据えることで、逆に自分たちの武器、進みたい未来を探していく。
そういう自分の確立法をセカンドシーズンは大事に進めているし、その鏡となった各バンドの尊厳も高まる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月7日
迷いつつ、間違えつつ、五人六脚でゆっくり進む。ポピパ主催ライブがジワジワ形になっていく様子は、アフロの”いつもどおり”とよく似ている。
そして、ポピパだけの輝きがある。
アフロのステージに引き寄せられる五人の足。ここでおたえだけぴょんと跳ねてるのが、彼女の音楽センスとぶっ飛んだ感覚を上手く表現していて好きだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月7日
5人でいても、おたえは枠に収まらない。それが武器になる場所として、ポピパはある。
©BanG Dream! Project pic.twitter.com/G8bmIzJLxS
ポピパを照らす鏡はバンドだけでなく、ファン代表である六花も同じだ。Galaxyの掲示板に書き込まれた、自分たちの足跡。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月7日
それは走っている最中、自分の視界からはなかなか良く見えない。一瞬足を止めて夕焼けを見つめたり、誰かに言われて初めて気づくものだ。
そういう自分に気づかせてくれた、かけがえのない貴方に『ありがとう』と言える。なんて立派な女の子たちなんだ…当たり前のことが当たり前にできるのは超特別なのでニ億兆点…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月7日
さておき、六花周辺で渦を巻く運命も、じわじわ描写されてきた。RAS残りの二人が顔見世して、さーて今後どうなってくかな
マスキングさんはモロヤンキーな”圧”から、女の顔に言及する強めのブロウを入れてきた。ピリピリした空気の奥に何を隠しているか、非常に気になるところだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月7日
そして高校生の貫禄じゃないレイヤさん。まさかの花ちゃん呼び…おたえが台風の目かッ!
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『いつかは武道館』と、遠くの夢を見据える高校生たち。彼女たちがはしゃいで写真に取る場所は、レイヤさんにとっては『いつもどおり』の仕事場である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月7日
パスパレよりも更に先鋭化されたプロフェッショナリズムを、”ジ・アマチュアバンド”Poppin'Partyとどう絡めてくるのか。
黒髪のかっこいい系女子は、ポピパのぶっ飛び爆弾相手にどういう過去と感情を抱きしめているのか。来週非常に楽しみである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月7日
5バンドの個別エピソードがひとしきり終わって、こっからRAS結成秘話、ポピパ主催ライブ奮戦記の二軸が加速してく感じかねぇ。
RASの軸になるだろう六花がやっぱいいキャラで、スピーカーを背負おうとした時の野太い声とか最高だった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月7日
癖の強いRASメンがどう”バンド”になっていくかは非常に楽しみである。やっぱチュチュPが、Roseliaを潰す悪の仲間を集めていく感じなのかな?
あと”ゴーゴーすこやか祭り”という、椎名誠の奇想SFに出てきそうな名前を連呼し、どう考えてもレッド・ドラゴンなババアが乱舞する商店街のトンチキっぷり、それをノーツッコミでサラサラ流す笑いの作り方は非常に好きです。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月7日
いつ若本規夫に『赤い涙を流すが良い…』って言われても可怪しくなかった。
俺のCOWBOY BEBOP語りは横に置くとして、『いつもどおりのAfterglow』をどっしり取り回し、コンパクトだからこそ揺るがない青春の安定感を丁寧に描く、良いエピソードでした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月7日
やっぱ夕日は反則だなぁ…”絵”がエモすぎる…。それが終わった後の夜空もちゃんと描いて、青春の先を見せるのも好き。
来週はレイヤさんとおたえの邂逅がスパークする話なんだろうけども、緑色の怪物がるんっと来てたのが、嵐を予感させ期待も高まりますね。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月7日
6バンド30人、超大所帯を明るく楽しく個性を込めて取り回す青春群像バンド物語、非常に面白いです。来週も楽しみ。
あ、脚本が柿原優子さんで『ほんまこの人、真ん中の”青春感”取り上げるの上手いなぁ』って感じでした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月7日
1stに比べ作家もキャラもバラエティは増えているのに、統一感・安定感は上がっているシリーズ構成に、ゆにこの凄みを感じる。クラフトエッグの協力も大きいのかしらね?