ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月9日
遠隔には遠隔を、毒蛇には毒蛇を。強敵”ベイビィ・フェイス”との激戦によって覚醒したジョルノが、メローネの息の根を止める。
しかし暗殺者チームの執拗な追跡は、世界の果てまで追いすがる。迫り来る極低温の絶望。その名は”ホワイト・アルバム”ッ!
そんな感じの激戦激戦また激戦、休む暇無しノンストップな第18話である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月9日
大体の勝勢が決まったVSメローネをキッチリ勝ちきり、ペリーコロさんの犠牲のもとに新たな道を手に入れ、長い橋の上で氷のターミネーターに追いすがられる。ブチャチームの長い一日は終わらない。
一日が長すぎるのは暗殺者チームも同じで、地獄に落ちるも天国を掴むも一緒と誓った仲間は、たった一日でバタバタと死んでいった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月9日
組織を裏切れば、命はない。その事実を体現してきたからこそ、もはや彼らに退路はない。誰が死のうと、最後まで突き進むしか道はないのだ。敵も味方もノーブレーキだね
冒頭のアニオリシーンで、そこら辺の事情がよく見えたのはナイス補完である。リゾットの能力もチラ見せできたしね。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月9日
情けも容赦も後悔もなく、ただ突っ走るだけ。”グレイトフル・デッド”の暴走列車、あるいは今回のカーチェイス。”速度”は案外、五部の大事なモチーフなのかなぁ、と思ったりもする。
ジョルノも激戦の勢いを借りて、”凄味”をブーストさせてくる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月9日
再生能力が手に入った途端、ミスタが気軽に欠損させられるのは可哀想だが、無機物だろうと死体だろうと必殺のハメ手に変える頭脳と合わせて、主人公の成長は加速している。
メローネはそれに置いていかれて、無様に死ぬ。
安全圏で保身を図るメローネと、自分の腕をあえて戻さず勝利を掴むジョルノ。完全独立型であるがゆえに意図を外れた”ベイビィ・フェイス”と、その死体から作り出した毒蛇。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月9日
ギリギリの戦場にその身を晒し、卑劣な生き様に背中を向けたものだけが、栄光に向かって加速していく。
女を弄んだその舌を噛まれて死ぬ末路とか、”我が子”のために貸したバイクが仇になったりとか、メローネは特に因果応報な死に様だった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月9日
ジョジョはもともと、そういう皮肉な(あるいは高潔さが報われる)死に様多いけどね。振り回してきた暴力が、巡り巡って自分の首を絞める、というか。
メローネは”ベイビィ・フェイス”に反逆されて死に、ペリーコロさんは親分たるボスのために満足して死ぬ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月9日
血の繋がらない暴力の血縁は、ギャングスターを複雑に縛り付ける。
暗殺者チームは”親”たるボスを裏切り、明日の見えない勝負に打って出た。
ボスの血縁たるトリッシュを守り、ペリーコロの意志を継いで使命を果たす。そんなギャングスタの宿命に、ブチャラティチームも縛り付けられている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月9日
その血の定めに反逆を示す瞬間は、刻一刻と近づいている。ブチャラティも『親の言うことを聞かない悪い子』になる宿命を背負っている。
そこにたどり着くためには、まず氷結ターミネーターの追跡を振り切らなければいけない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月9日
ザラッとしたチンピラ演技をさせたら天下一品、岡本信彦さんのキレ芸がいい感じに走り、ギアッチョは底のしれない怪物として良い登場を果たした。今見るとモロにT1000だな…。
今までは暗殺者チームから見たブチャチームの怪物性が強く演出されてたけども、今回はシンプルに強力な”ホワイト・アルバム”の無敵性、奇襲性が大暴れ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月9日
ホラーテイストの演出が最高に冴えて、早く強く無敵のモンスターとして、どこまでも追いかける恐怖が印象深い。シンプルなだけに、マジつえーな…
そんな怪物を相手に、ミスタもまた不死身のガンマンっぷりを全開にする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月9日
指をもぎ取られようが、顔を引っ剥がさろうが、相手をぶっ殺すまでは手を緩めない。プロシュート兄貴は、ペッシじゃなくてミスタを弟分にすればよかったんじゃないかなぁ…。
ジョルノが言葉ではなく魂で信頼を勝ち取った結果、運転と迎撃という役割分担、二人のスタンドを重ね合わせての撃退と、心が通ってきているのも面白い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月9日
逆にいうと、ソロでは勝てないほどにギアッチョがヤバいって話でもあるんだが。やっぱ強敵は、物語を照らす最強のスポットライトだなぁ…。
指をもぐまで気づかれない奇襲性、氷の鎧の不死身、幾度跳ね飛ばされても追いつく執念。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月9日
猫耳モンスターを相手に、ジョルノ&ミスタはどんな戦いを展開するのか。来週が気になる良いヒキでした。テンポよく進めつつ、時にアニオリを混ぜてコクを出す構成はいいなぁやっぱ。次回も楽しみ。