・What a Wonderful World!
ガルパ履修記録
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
・What a Wonderful World!
アイドルだから接触イベント余裕!
パスパレ初のリリイベお渡し会を通じて、氷川日菜の孤独な天才と好奇心、それに感応する白鷺千聖の世界が垣間見えるエピソード。
商業バンドであるパスパレの独自性も、いろいろ際立って面白かった。
氷川日菜は明白に天才であり、そんな自分を驕りも誇りもしない、非常にフラットな視線を持っている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
自分はできて他人(例えば丸山彩)は出来ないということに、プラスの価値もマイナスの価値も付けない。そういうものなのだと素直に受け取り、面白がる。
『違う』という事実に一切政治が伴わないことが、氷川日菜の特殊性であり優秀性だと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
普通の人間(例えばかつての白鷺千聖)は『違う』ことに劣等感を覚えたり、優越を得るための道具にしたりする。してしまう。しなければ自己を保つことが出来ない。
しかし日菜にとって『違う』ということは非常にシンプルで非政治的なただの事実であり、同時に世界で二番目に面白いことだ。(一番は間違いなく姉)
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
その通底した意識の特殊性を、千聖だけが把握し瞳を向ける。他メンバーは『いつもの日菜ちゃんだね』で止まる。
氷川日菜が理解されず理解できない天才…『違う』存在であることの寂しさに千聖しか気づかないのは、孤独であることを強調したいからだと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
その異質性がどんな顔をしているか、ほとんどの人がまじまじとは見ない。『変な子だね』と面白がり、あるいは『やべーやつだ』で遠ざけて、そこで終わりだ
夜空に浮かぶ孤独な星の、圧倒的な遠さ。実はそれをまじまじと見つめるものすら、貴重に少ないという事実が、日菜をより孤独に、特別にしていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
そして日菜は、そこに孤独を感じない。彼女にとって、世界はそういうものなのだ。星は己が星であることに、哀しみも喜びも見出さない。
千聖がそこに寂しさを見出したのは、やはり『天才』というもの、あるいは『天才』ではない自分に常時意識が向いているからだと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
才気一つで世渡りできる程天に愛されておらず、なおかつ夢を捨てれるほどに弱くもなかった結果、千聖は人間柔術の達人になった。
上に乗っかれるタイミングではマウントを取り、下手に出て有利な立ち位置をもぎ取る。今回発揮された人間観察と内面推察の能力は、そういう政治のためのツールでしかなかった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
が、『丸山彩(とパスパレと自分)』に出会ってしまった結果、他者への推察はツールからメディアへと形を変えてきている。
日菜をじっと見つめ、事故が起きないよう見張っているのは、無論自分が乗るパスパレという船が沈まぬ用心の意味を持つ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
しかし凄くシンプルに、日菜が好きで大事だから傷ついてほしくないという気持ちに突き動かされて、鍛えた”眼”をフル稼働させている側面もあるだろう。
自分が政治的優位を掴むための道具(ツール)から、それ自体が強い意味と価値を持ちつつ、もっと広い”何か”に接続していく媒介(メディア)へ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
白鷺千聖の特質は、次第にそういう変化を始めている。有り体に言えば、人間が善くなってきている。
そんな彼女を産婆役にして、日菜は自分が孤独であることを寿ぐ。世界に自分と同じ…はおろか、似た存在すらいない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
他のメンバーには、鏡に向き合うように自分に似たファンが列をなしているのに、日菜の前には日菜の異質性を楽しみ、驚く存在だけがいる。
それを見据えて寂しさや絶望より先に、好奇心と喜びが出てくる所が、日菜の良いところであろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
そしてその認識は、彼女の中のとても大事な部分を一つ、切り崩す。
自分と同じであって欲しい世界唯一の存在、氷川紗夜ともまた、日菜は似通っていないのだ。
人は全き世界を望む。全てが充足され不足も超過もない世界。あらゆるユートピアは、そんな願望が現実にはならないからこそ、理想郷たりうる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
日菜は基本、充足を必要としない。自分に似た存在すら誰もいない孤独な宇宙を、だからこそ面白い世界だと認識できる。
しかしそこで、紗夜だけが違う。お姉ちゃんだけは自分と似た気持ち、似た能力、似た価値観を持っていて欲しい。もうひとりの私として、孤独な宇宙の中で特別な存在でいて欲しい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
そう願ったから、姉のマネをしてあっという間に追い越し、それが姉を致命的に傷つけてしまった。
自分が世界から切り離され、出来ないことがあるのだという認識。孤独と不足の確認。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
子供が大人になる上で絶対必要な、可能ならば誰もが体験したくないと思う切断を、日菜は喜ぶ。それが、自分と姉を決定的に切断しうると、彼女はまだ認識できていない…と思う。
姉は自分ではなく、自分は姉ではない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
それでもなお、二人は繋がることが出来る。他人だからこそ価値がある貴方で満ちた世界で、唯一自分に似通って欲しいと思える存在に、載せた願いを取り下げることになっても。
日菜は世界を正しく把握し、自分を孤独だと祝福する。賢くて強い。
ある意味、七夕と秋時雨を経たからこその認識な気もする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
姉に嫌いと言われ、姉を嫌いと言ってもなお、むしろだからこそ、氷川姉妹は新しい関係性を再構築できた。
バラバラに孤独であることが、適切な結びつきを生む。ユートピアがどこにもないと思い知り、だから現実をよりユートピア的に変えていく
そういう現状認識を姉との間に作っていたからこそ、孤独で異質な世界と自分を、否定ではなく肯定出来たのかもしれない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
それでも、日菜の中で姉への同質化願望はいつまでも渦を巻き続ける。
お姉ちゃんと一緒にいたい。お姉ちゃんと一緒でいたい。
その根源的な祈り(エゴ)は、他人が他人であるがゆえに面白いと吠えた今回の日菜とは、やはり異なっている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
その二面性を同時に抱え込んでいるからこそ、日菜は面白い存在なのだと思う。特定個人への強烈な願望と、それ以外への敬意と好奇心は同居しうるのだ。
日菜は目が良すぎて、自分が見据えた真実を隠しておけない。自身のない凡人達が世間に流通する、薄らぼんやりとしてテキトーな共通項でごまかしてるところを、『アタシはるんって来たから』の一点で全て言葉にする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
その直線性もまた、彼女を孤独にする。皆、そんな正直に生きられない。
でもその率直さは、人を引きつける魅力になりつつある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
他人の生き様を蕩尽する日菜が、他人の偶像として身勝手なイメージを押し付けられもする”アイドル”になったのは、善い運命だったと思う。
そこには公平性がある。日菜は観察対象すら気づいていない真実を勝手に見つけ、ファンは日菜に夢を見る。
感情と情報の収奪関係は、日菜とファンの間で等価になりうる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
彼女の才気と率直さは、これまでかなりの人間を壊してきたと思う。その最大の被害者が紗夜であろう。
一方的に殴ってきた日菜は、今後好奇心と愛情で殴り返されるポジションに居る。
それがストレートなコール&レスポンスの照応ではなく、お互いが真芯を捉え合わないすれ違いなのは、なかなかに面白い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
日菜の投げかける疑問に答えれたのは…というか、彼女が疑問を抱いている状況を見据えられたのは、至近距離にいて能力と日菜への感情がある千聖だけだった。
それぐらい、『アイドル』とファンの繋がり方は虚像を介してズレていても成立してしまうし、その曖昧さが巨大な欲望を飲み込み、商業として成り立たせてもいる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
今後、ファンは日菜の異質性と、その先にある真摯な問いかけに気づくことが出来るのだろうか?
顔の良さ、トンチキな面白さ以上の寂しさを、白鷺千聖のように認識できるのだろうか?
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
別にそれが出来なくても、『アイドル』は不幸ではないし、日菜は気に求めないということまで、今回のエピソードは描いていた。その捻じれた孤独もまた、幸福の一つの形なのだろう。
千聖は日菜を孤独から助けられない。姉のように、自分の延長線上にいる特別な他者として、日菜に求められる立ち位置にもなれない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
それでも、日菜は千聖ちゃんが大事で、ただ観察するだけでなく語りかけ、苦境には力を貸すだろう。捻れた天才回路から発露する善は、やはり善なのだ。
千聖もまた、追いたい星は日菜ではない。過去のヴェールに隠された挫折の意味、そこに深く食い込んでいるだろう瀬田薫の存在が、今後語られることはあるのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
様々に面白いエピソードだった。エイリアンを好きになってもらうべく、こういう話作れるのはマジ凄い。
・儚さ薫るホワイトデー
・儚さ薫るホワイトデーミュージカル
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
そんな瀬田薫が何故モテるか、そのすべてを教えてくれるホワイトデーエピ。
『いやーーーーー、コレはモテる! マジでモテるよ薫くん!!』という説得力に満ちた立ち回りで、ひまりと美咲を窓に薫くんの判りにくい人格にガンッがん切り込んでいくお話。
薫は全てを演劇の観点から見るので、世界の全てが嘘であり、つまりはどこにも嘘がない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
とにかく本気で王子を演じ、引き寄せられた女の子一人ひとりの熱意、感情、妄想をしっかり覚えていて、誠実に向き合おうとする。そしてそれに成功する。そのために努力を重ねる。
薫の夢女やるのは非常に安定株の感情投資で、何しろ裏切られることがない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
身勝手な妄想だろうと重すぎる愛だろうと、投げれば何倍にも膨れ上がってリターンが返ってくる。例外はなく、十把一絡げの形だけのものでもない。貴方一人をちゃんと見据えて、本気の思いで答えてくれる。
薫は役者として、女の子たちが投げかけるどんな夢にも答えようとする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
『素の自分』とやらと噛み合っていても噛み合ってなくても、誰かが自分に投げかけた夢には答えたい。幸せな気持ちになってほしい。
その結果が、ラインダンスありチャンバラありのハチャメチャミュージカルだ。
普通、素面の自分とは違う妄想を投げかけられたら人はストレスを感じる。しかし薫は素面も百億の仮面の一つとして、求められた役割を徹底的に演じきる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
そこには貴賤も優劣もなく、全て本気でやりきるのに相応しいステージだ。だって、そうすればみんな喜んでくれるから。
超人であり聖人にしか出来ない生き方であり、しかし実際に形にしてしまっているんだから凄まじい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
それをナチュラルにやれるわけではなく、ちっぽけで弱々しい『かおちゃん』のまま完璧王子の役割に追いつこうとしている姿も、今回描かれる。
白鳥の足下のあがきを見られるのを薫は嫌がるが、それは自分のプライドのためではなく、女の子たちの幻想を守るためだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
完璧ではない自分が完璧になろうと、必死にあがく凡人の有り様を見せたら、夢は壊れる。そんな儚さを守りたいと考えているから、薫は嘘で自分を固める。
その徹底した強がりが、実際彼女を前進させ超人たらしめ世界に幸福を巻き起こしているのだから、正しく優しい嘘だと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
『瀬田薫』という虚像をポジティブに引き受け、素の自分以上のパワーを引き出す構造は、実は『丸山彩』に近い気もする。
やちゃんはバンド内部に狂信者をワンサと抱えているわけだが、薫の外面はハロハピ内部では共有されず、むしろおバカな『素』が愛されている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
しかし彼女の善性は、ハロハピ外部が押し付けくる『瀬田薫』に答えようと、かおちゃんが色々頑張った結果獲得され、ハロハピ内部で共有されたものでもある。
彩ちゃんはバンド内部に狂信者をワンサと抱えているわけだが、薫の外面はハロハピ内部では共有されず、むしろおバカな『素』が愛されている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
しかし彼女の善性は、ハロハピ外部が押し付けくる『瀬田薫』に答えようと、かおちゃんが色々頑張った結果獲得され、ハロハピ内部で共有されたものでもある。
今回のイベントに美咲がいたのは、とても良かったと思う。ハロハピでは見えにくい『瀬田薫』という幻想が、彼女自身をどう支え、世界に受け入れさせているのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
それを知ったことで、『ハロハピの瀬田薫』への敬意と愛情はより強まると思う。
薫がいろいろ横車を押しまくって、夢のステージを実現しようとしたのは、結構こころ(と、彼女のバンドたるハロハピ)の影響が大きいのかな、とも思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
良いと思ったら、恐れず突き進む。必要な仲間を集めて、最高のステージから笑顔とハッピーを届ける。それは間違いじゃない。
ハロハピでそういう確信を得ていたからこそ、薫は無茶なスケジュールに美咲や巴、はぐみを巻き込んだんだと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
怪我をしてリタイヤする時、はぐちゃんがむっちゃ気に病んでる所がはぐちゃんだと思う。そこをフォローアップするひまりも、よく頑張った。
久しぶりにやれやれ系の顔を見せてた美咲だが、うぜーだりーと文句言ってたステージは、気づけば自分の願いに変わっている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
強引に手を引かれて、新しい可能性に思い切って飛び込んでみたら、結構楽しい。熱い自分が心の中に潜んでいることに、巻き込まれて初めて気づく。
これもこころとの関係によく似ていて、彼女が登場しないストーリーでも、至近距離でハッピーを受け取った人たちに引力を及ぼしているのだなと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
自分がやるべきと思ったことが、皆の幸せになる。皆の幸せにするべく、本気で相手の身勝手な夢を受け取る。薫のハッピーワールドが良く見える話でした
・Backstage Pass
・Backstage Pass
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
色んな少女が集まって、生まれた5つのバンド。それぞれのステージ前、ステージ後を追う変則的なエピソード。
まず形式が良い。全バンドそれぞれ二話を割り振って、彼女たちの日常をスケッチしていく。さりげない日常の素描が、それぞれの個性を顕にしていく。
当たり前の日々の描写なので、特になにかが変わるわけじゃないけど、でもすごく鮮明に『らしさ』が見えてくるお話で、とても良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
こうして一列に並べられると、ボーカル担当それぞれのクソ面倒くささと、介護役の自己満足とディスコミュニケーションは鮮明になるな…。
特に今井リサが”ヤバ”で、デコボコ人間幼稚園Roseliaの保母として周囲を見渡しつつ、特権的に『他人の心がわかる』ポジションに安定しつつある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
んだが、そんな視力は自分…と、自分の中にとんでもない重力で鎮座ましましている湊友希那には及びきらない。
本命で超特別だからこそ、素直になれず持ち前の強さが発揮できない。空回ってすれ違って危うく、表面上は平穏で尊い距離感が紡がれる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
そういう危うさは、蘭ちゃんとモカちゃんでもおんなじなんだが。巴もソイヤソイヤしてる場合じゃないんだよ…なんなのその奇行は…。
蘭パパが毎回差し入れ持ってきたり、紗夜がポテキチだとバレたり、パスパレとファンの距離感が見えたり、細かいクスグリも楽しくてよかった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
丸山彩は後方彼氏面山程いんだな…まぁそういう客層を確実に引きつける”アイドル”ではある。隙の多さは、偶像に限っては美徳。
・奔走! 夕影をめぐる旅
・奔走! 夕影をめぐる旅
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
『江ノ島で夕日が見てぇ…』
巴の爆エモ願望を拾い上げたひまりが、青春超特急Afterglowを湘南へ運ぶ。
なんでもない当たり前の一日が、あまりにも輝いて見えるから。多分僕たちはそれを友情と呼ぶのだろう。
そんな感じの、アフロの楽しい凸凹道中。地元過ぎて爆笑。
バンド関係なく江ノ島でホリデーしてるだけなんだが、デートコースの設定とイベントの粒の立ち方が素晴らしく、爽やかな喉越しで感動が爆裂である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
やっぱこういう、ふっつーの出来事を解像度と透明度高く走り抜けるのは、アフロが一番強いな…モカちゃんシーラカンス…。
巴が何かと『んも~とょもえわ~』とひまりに言われつつ、ツンツン体を突っつかれそうなムーブばっかり取り続けて、ひまりがなにかと『んも~とょもえわ~』とツンツン体を突っつき続けるのが、あまりにも出来上がっていて面白かった。二人で一生やってなさい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
完璧なキラキラ旅行とは行かず、皆自分のやりたいことやってたら、いろいろ不都合が出てくる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
でもそのデコボコすら五人なら楽しくて、気兼ねせず自分の願いが『みんなの願い』になれる。アフロの『いつもどおり』がどんだけ凄いのか、良く見えるエピだった。
ここで『いつもどおり』を解像度高く描いた結果、蘭ちゃんの口癖がただの停滞ではなく、非常に活力に満ちた状態を愛していることがよく分かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
コレは確かに留まりたくなるホームで、しかしそこに留まるためには、全力で駆けていかねばならない。
そんな矛盾を蘭ちゃんもどっかで解っていて、ぶっきらぼうな対応をしつつ変化に飛び込み、『悪くない』と最上級の評価もする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
自分から踏み込むことはあんまないけど、眼の前に飛び出してきた変化を拒絶するより、楽しむ方向よね蘭ちゃん。実は結構新しいもの好き。
今回もつぐみがキックスターターになるわけだが、内面のモノローグが多いため、そこに至るまでの過程が良く見える。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
持ち前の共感能力と積極性で、巴が言い出せない夕日願望をすくい上げて、自分の願いとして外側に出力していた。『みんな』がしたいことを『わたし』がしたいこととして言い出す。
そういう願望のフィルターとして(も)、つぐみの野心は作用している。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
モヤモヤと言葉にならない願い、当人が気づいていない未来の展望を読み取って、みんながより善くなれる未来のための最前手を打つ。それが自分の身に余る者だとしても、時にぶっ壊れながらそこに追いつく。
つぐみの『ツグってる』行動には、そういう側面があると思う。なんもかんも、蘭ちゃんがぶっきらぼうギザギザハート純情不良少女なのが悪い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
と同時に、つぐみの野心は彼女個人のものでもあり、それがどこから生まれてくるかはなかなかに興味深い。
たった一つ、行動や感情を支配する絶対の”真実”をガルパは規定しないので、つぐのキャラクターにも複数の理由があるだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
その中の一つとして、どんだけ不器用にぶっきらぼうに生きても皆に愛され、思わず支えたくなってしまう美竹蘭への羨望もまた、あるのだと思う。
蘭ちゃんみたいにキラキラしていない私も、蘭ちゃんみたいになりたい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
そこで美竹蘭のコピーキャットになるのではなく、『なりたい羽沢つぐみ』に近付こうとする所が、まぁあの子の強いところだ。目指すのはあくまで理想の自分。外側をよく見てなおかつ、足場は狭く近く取る。
『私でしか無い私』を(おそらく無意識に)肯定しつつ、持ち前の視力の良さで見つけた沢山の一番星に近づくように、どんどん走っていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
それが孤独な歩みではなく、沢山の仲間を幸福にしていく幅広い行動な所が、つぐみの素晴らしさだ。全く接点がないところから”黄金”を生んだりもするしね。
アフロの平凡で特別な一日を丁寧に追いかけることで、彼女たちがどういう力学で青春を走り、何が輝いているのかが鮮明になる、とてもいいエピソードでした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
オフタイムのエピソードが仕上がってるお話は、マジ名作。アイカツと少ハリ履修したから知ってる。
・無敵のヒーロー
・無敵のヒーロー
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
イベストではないが。
引いたんでストーリーを開放し、弦巻こころ学の基本文献を読了する。
なーるーほーどーなー!!
こういう情報はサックリ、本編で読めるようにしておいてくんねぇかなあクラフトエッグクンよ~~~。
こころの他者理解が圧倒的に的確であり、メンバーの強さも弱さもしっかり把握し、個人を見ていることが判るカードエピだった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
同時に、彼女の世界の作り方というか、他者の認識の方法論も。『一緒に笑顔になりましょう?』と誘って、OK貰えたらみんな大好きお友達。
ではその外側にはみ出してしまった、こころのハッピーを受け取らない/受け取れない人はどうなるのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
忘却することで、こころは全き世界を維持してきた。自分の見ている真実が共有できないモノは、嫌わず留めず覚えておかない。子供っぽいのか大人っぽいのか、分からない処世術だ。
そうすることでこころはハッピーに満ちた世界を維持していたわけだが、奥沢美咲と出会い、色々突っ込まれつつハロハピして、彼女は忘却以外の不幸と不快と他者への対処を覚えつつある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
自分の延長線上にいない、自分と異質な存在。忘却も出来ないほどに意識を引き寄せる、不思議なキグルミの人。
奥沢美咲というミステリが、弦巻こころの世界に刻まれることで何が変わっていくのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
世界と自分の間に矛盾を感じないよう、人格を適合させてきたこころは、奥沢美咲という他者…を通じて、不都合と切断面がみっしり詰まったアンハッピーワールドを前に、どういう自分を育むのか。
それが”みさここ”の根っこにあんだなぁ、と思った。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
他者性への違和感は、同じ天才エイリアン(のように見える)な日菜が『面白い』と寿ぐものであり、それをこころは忘却することで生きてきた。幸福を混絵に諦める少女を、すぐに忘れてしまうのは何故か。
美咲は『六人目のハローハッピーワールド』として、ミッシェルとの忙しい二重生活を送っている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
つまり、”無敵のヒーロー”以降のこころは、みさきを忘却することを止めた、ということだ。自分の色に染まらない他者を、他者のまま認識することにした。
それが美咲がこころの影響を受けて、秘めていた笑顔への願望を隠さなくなったからなのか。はたまた弦巻こころとは違う奥沢美咲だからこその認識変化なのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
そこら辺の内面は、徹底的にモノローグを排除されているこころからは分からない。こころの中の美咲は、ミステリーの中のミステリーなのだろう
そこを追っていくのが、ハロハピのセントラルクエスチョンなんじゃないかなぁ、と思う。美咲の中のこころと、こころの中の美咲のズレとシンクロっつうか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年2月21日
子の中間点に、こころの言葉を翻訳しハロハピを守護するミッシェルという虚像がある所が、なかなか面白い配置だな。