エガオノダイカを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月20日
忠臣と隊長。共に柱を失った太陽と月が、それぞれの戦いに突き進む。泥をすすりながら死を拒絶する、蟻の闘争。政治と虚勢を盾にして、星の命運を取りに行く王女の戦い。
運命は戦場の片隅で交わり…交わるのか? 奇妙な戦争(フォニーウォー)は続く。
つうわけで、分隊長が死んで隊の空気が最悪です! なエガオノダイカ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月20日
ただでさえ辛気臭くて風通しの悪いお話が、分隊長の死でイライラを極限化させたステラとヒューイのいがみ合いでさらに荒んでいく。
この感情むき出しの罵り合いが『リアル』なのか、なかなか判然としない。
アニメ見てる(というか、フィクションを食べてると)とままあることだが、製作者が見てる『当たり前』と自分の認識がズレると、作品から心は離れていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月20日
それは僕の問題でもあるし、時には製作者側の問題でもあるだろう。このアニメがどっちかは、まぁよくわからない。
どっちにしても合わないアニメには間違いがなく、笑顔の仮面を振りちぎったステラの変化にも、なかなかノリきれない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月20日
これがもうちょい早く来て、帝国の内情を理想と共に駆け上がっていく…みたいな運びなら、変化にも意味ありと認められたのだろうが、相変わらずの端っこである。
端っこにいればこそ、主戦場を全部囮にして一気に玉を取りに行った姫様の奇策とも噛み合うわけだが。奇縁、偶然、あるいは運命。どう取るかは視聴者次第か。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月20日
今回やったような分割構成を早めに見せてくれれば、間延びしたダンドリ感も減ってたかな、とは思う。まぁ、色々遅いが。
ステラは分隊長から綺麗事を引き継ぎつつ、蟻の歩みを続ける。残りの話数でデカいところには出れないだろうから、それは誠実といえば誠実だろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月20日
ステラが代表する、巨大な戦争装置の歯車になるしかない、兵士の立場。
姫様が背負う、大局からしか戦争を見ることを許されない立場。
それが交わるのか、交わらないのか。最終話直前で引くには、やっぱアバンギャルドにすぎる構成だとは思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月20日
姫様もハロルドの死を背負って、帝国と同じように良いように利用し、プロパガンダを打ち合って目的に突き進む。この宣伝合戦とかは、泥っぽくて面白いんだがなぁ…。
殺戮衝動を抑えきれず好き勝手してたハロルドが、敵味方両方から忠義の死体と遇され、お互いの戦争遂行のために便利に使われているのが、なかなかグロテスクで良い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月20日
しかしそういう生っぽさは狙ったわけではなく、偶発的にコスった結果だろうと思う。
露骨に『死にます。感動のための薪になります』と額に描かれた、レイラさんとの対話シーン。作品の軸足はそっちにあるんだろう。感動BGM流れてたし。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月20日
それを額面通り受け止めるには、この話は人を簡単に殺しすぎたし、そうなるための状況を生煮えで出しすぎた。僕はそう思う。
星を活かすために、文明を剥奪する。姫様の決断もまぁ苛烈というか傲慢というか、後が大変そうだけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月20日
同じ選択ができる立場でしなかった、帝国トップの思惑とかは掘られるのか、どうか。次回あるだろうW主役の衝突をどう描くか次第かなぁ…。
とまれ、彼岸花咲く決戦場を囮に、姫様の奇策は動き出した。ハッタリで決戦自体を無化していく流れは、なかなかに面白い。鉄条網と機関銃の代わりに、張り子の大砲かぁ…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月20日
星を食いつぶしながら手に入れる平穏か、全人類を欠乏に突き落としての未来か。姫様の決断を坦懐に描く筆は残っているか。
長く(個人的感覚としては、長すぎるほどに長く)離れていた二つの主星が、次回ついに出会う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月20日
仮面を外した一兵士に過ぎないステラは、姫様の先鋭すぎるヴィジョンにどう反応するか。太陽と星が出逢ったことで、何が変わるのか。
残り話数は少ない。何を描くか、見届けたいところだ。