からくりサーカスを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月28日
命は自律駆動する。
滅びの美学に心惹かれる瞬間があっても、悪魔の計画にその身を捨て去るつもりでも、赤い血潮は勝手にうねる。
妄執を焼き付ける歯車に巻き込まれたとしても、歯を食いしばってその先へ。少年の闘いは続く。
ツーワケでモン・サンミシェル大決戦、フェイスレスくんのキモオタ大作戦の巻である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月28日
アニメで動いて声がつくと、あまりに都合のいい大妄想っぷりに思わず爆笑する。あなたさ~、数百年生きて”それ”ってマジやばくない?(マジヤバイです。おかげで地球は大ピンチです)
勝ちゃんを自分の計画のためおびき寄せる形で、1ON1になったエレベーター前闘争。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月28日
顔は爺、人生経験は人外…のはずなのに、自意識は童貞のクソガキ以下というフェイスレスの奇形っぷりを、やはり古川さんが超好演。フェイスレス二号を演じる植田さんもいい感じだ!
場面の繋ぎがちょっと乱雑な感じもあったが、仲間が駆けつけ道を切り開くシチュエーション自体は、やはり少年漫画の王道で燃える。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月28日
愛のため堂々裏切り、製造目的を外れていくコロンビーヌちゃんのヒロイン力がやっぱたけぇ。リーゼに比べて、自力でバトルできるのもデカいなぁ…。
人間にしろ機械人形にしろ、宿った命は滅びを拒絶し、最後の瞬間まであがく。諦めを踏破し、生き方を変え、苦痛を噛み殺す。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月28日
ダウンロードを繰り返す、フェイスレスの永遠。クソ茶番で全てをあざ笑おうとしても、老人の身体は死を前にして勝手に動き、生存を掴もうとする。
老フェイスレスが勝の”眼”に宿った殺意を跳ね除けたように、勝も身勝手なダウンロード、エゴまみれの計画を拒絶する。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月28日
戦いに勝てなくても諦めず、自分を勝手に書き換える我欲を跳ね飛ばす。トンチキ機械を使わなくても、コピーとオリジナルは鏡合わせによく似ていて…正反対である。
勝ちゃんは自分の勝手な妄想で、しろがねが自分を好いてくれると決めつけたりしない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月28日
愛は静かに秘め、行動で証明するもの。そういう奥ゆかしいヒロイズムを抱えつつ、ダウンロードされた悪人の戦闘技術で、オリジナルに立ち向かう。
フェイスレスはプラハからなーんも変わってない身勝手さで、女を殴り、男を踏みつけ、自分の理想の世界へと邁進する。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月28日
夢は必ず叶う!
地獄のような前向きさで、他人の侵入を許さないエゴで、全てを望みのまま操ろうとする。
でもそれは、不自然な茶番、童貞の妄想でしかない。
その歪みが弱さに直結しない…むしろ妄念が分厚すぎてあほみたいに強いところが、フェイスレスの厄介なところだが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月28日
思いの強さはその色彩に関係なく、力に変わる。兄に奪われた愛を取り戻すために、完璧な世界を再獲得するために、死を乗り越え世界を殺す。間違いなく、フェイスレスは偉人なのだ。
そんなエゴイズムの重力、暗黒の太陽の前に、勝は敗れる。どす黒い意志を流し込まれ…しかし、屈しない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月28日
なぜ勝は立ち上がるのか。妄執と勇気を分ける境界線は、何によって引かれるのか。そこら辺は来週見えるところであり、作品のコアでもある。
どう書くか楽しみだ。
ほんっとフェイスレスのしろがねラブラブ計画はあまりにもガバガバで、『長く生きてても、他人を受け入れる柔軟性がないと魂が腐るだけだな!』と思わされる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月28日
なんだあのニコポ描写…闘う人形”しろがね”がそんなにチョロいとでも…エレオノール、案外チョロかったなそういえば。
しかし鳴海にしても正二にしても、腐ったロマンスを演じたからではなく、赤い血ぶちまけながら男…というか”人間”を見せたから女に惚れられたのだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月28日
女の顔面を殴ったり、嘘で覆い隠しても心は動かない。さんざん思い知ってるはずなのに、クソ童貞は学ばない。学んだら終わりだからな…。
一方彼が生み出した機械人形は、勝手に世界を学び、恋を知り、他者への興味を湧き上がらせる。用意されたレールを外れ、敵味方の境界線を超える。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月28日
アルレッキーノはメタメタボッコにされて”最後の四人”の凄みを強調しつつ、鳴海とブリゲッラの因縁を結ぶナイスムーブ。決着は持ち越しだ。
これで生き残った”最古の四人(今は三人)”は、皆主役と魂を触れ合わせることで人間の側についた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月28日
強敵が味方になる燃える展開…であると同時に、ドットーレには死をもたらした初期設定の否定が、今の彼らには未来への架け橋になっている面白さも感じる。
エレオノールがしろがねの宿命から外れ、恋を知ったように。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月28日
勝がフェイスレスの依代、哀れなヒロインという立場を力強く蹴っ飛ばしたように。
人形も操り糸を切り離し、迫り来る絶望を拒絶することが出来る。その先に生き死にどちらが待つかは解らない。それでも、言われるがままはゴメンだと。
彼らは選んだ。その選択が、やっぱりビカビカと輝いて見える。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月28日
一切変わらない、変化の兆しを眼に入れようとしないどす黒人間が間近にいるからこそ、明日の方向に目を向けた人形たちはかっけえんだよなぁ…。
修羅に落ちたかに見えた鳴海も、ゾナハ病の犠牲に『待っていらんねぇ!』と血を滾らせてたし
変化を許容し、絶望を拒絶する意志。それは他人の記憶がダウンロードされようが、”命の水”を飲もうが、身体が歯車で構成されていようが変わりがない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月28日
赤く燃える魂の星。それだけが、漆黒の太陽に抵抗しうる希望だ。フェイスレスの向こうを張る連中は、皆それを持っている。
そういうことを確認できる、いいエピソードでした。大きく物語がうねってきて、非常に面白い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月28日
フェイスレスくんが一時憑依した結果、勝ちゃんに冷たいドス黒さやが宿って、ちょっとカッコ良かったのが悔しい。”眼”を強調して演出してきた分、あの殺意満点の瞳はインパクトが有った。
押し付けられたクソを思えば当然なんだけども、勝ちゃんフェイスレス相手だけには一切情け容赦のない殺意を持ってるようにも感じて、その冷たさが人間の証明にも思えるのよね…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月28日
クソ以下の超絶エゴ人間を、バラバラにぶっ散らかしてぶっ殺したいと思うときもある。にんげんだもの。
どす黒い殺意をむき出しに…と思いきや、勝ちゃんの目はやっぱりキラキラと明日の方、命の方を見ている。自分の中の暗黒を認めつつ、それでも歯を食いしばって希望を見据える資質こそ、少年漫画の主人公力なのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月28日
この早い真っ直ぐは、やっぱ勝ちゃんの強さだと思うなぁ…。
最初そういうのを担当してた鳴海兄ちゃんが、運命の激流に心身を洗われた結果、すーっかり真っ直ぐじゃなくなっちゃったしね!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月28日
流転する運命は三人を、妄執に囚われた”顔のない男”をどこに連れて行くのか。次回、モン・サンミシェル大戦決着。楽しみですね。