イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

プレイレポート 19/04/29 TNX『現実と虚実の遊戯』

そして昨日はROLA君RLで、NOVAのオフラインセッションをしてきたのだ。

シナリオタイトル:現実と虚実の遊戯 システム:NOVA-X RL:ROLAくん

ピアニッシモさん:"普遍剣"ムゲン:外見20代男性:クロガネ◎マネキン●アヤカシ 夢と現実の境界を定める、人類の普遍無意識に微睡む魔剣。人類全てが消滅すると""夢"そのものが無くなるため、己の王国を守るために破滅に挑む。
ぽろろっかさん:"量子トロン"アクセラ:外見10代女性:クロガネ◎タタラ=タタラ● 驚異的な演算能力、現実干渉能力を持つ超トロン。あまりに凄まじい性能故に、普段はリミッターをかけて秘跡管理局で暮らしている。希望と理性を信じる、夢みる機械
けんちゃんさん:"この世全ての悪(アンリマユ)":性別年齢不詳:クロガネ◎ヒルコ●カブト かつて世界を滅ぼす毒として製造され、停止され封印された大魔王。クロガネとして刻まれた初期設定を乗り越え、今は己の力を誰かを生かし、守るために使う道を、封印された宝物庫の中で模索している。
コバヤシ:"封印の匣(レーギャルン)"神童もな:15才女性:コモン◎バサラ●カタナ ごくごく普通のツンデレ吹奏楽部員…なのだが、仕組まれた運命と滅びを使いこなす異能により、色んな事件に巻き込まれる日曜勇者。コモンらしくデカい事件にビビりつつ、世界の命運を自分のスタイルに引き受けていく道を探す。

というわけで、勇者一人に宝具3つ! バフ乗りまくりの高経験点セッションでありました。いやー面白かった。NOVA-X自体久々だったけども、脳髄のマンチ野をチキチキと活性化させて、レギュに相応しいキャラを頑張って作りました。
シナリオはデカい設定と一抹のやるせなさが、いい具合に混じり合った仕上がり。ミドルは基本イベントを乗り越えることで進んでいくのですが、立ち向かう試練が一個一個幻想的で、ROLAくんの発想力、描写力がとても良い形で生きていると感じました。
判定がノルマ化してダレることもなく、最初は理不尽な破滅に憤っていたキャストが、だんだん敵の背負う哀しみ、鏡写しになった自分のスタイルを飲み込んでいく展開になって、ドラマが深まったと思います。
アクトルールを活用したサスペンスの作り方、『ぜっってー勝てねぇ!』から『なんとかなるかも…なんとかする!』に引っ張ってくる構造も楽しくて、多数の試練を乗り越えてたどり着いたクライマックスも、まさに死力を尽くした激闘となりました。いやー、キツかった。俺たち強いはずなのになぁ……。
世界全てを滅ぼすに相応しい強敵と、それを打ち破るのに相応しいチームがぶつかりあい、想いをつなげて日常を取り戻す。自画自賛になるけど、コモンで超人シナリオに入った事が、いい具合にお話に重力を生んで良い余韻になったかな、と思いました。いやー面白かった。

PLの皆さんとは始めましてだったのですが、お互いいい具合に突っつき合って、とても楽しいロールが出来ました。アイテムユーザーとクロガネ×3のチームで導入されたのですが、過去の因縁をはやしたり、幻想的な光景を演出したり、いい具合に出会いシーンを演出できた結果、後々の掛け合いも温度が上がりました。
自分は喋りすぎるプレイヤーなので、色々種火を蒔きつつタイミングを預けて、PC1としてのリソースを分配することを意識して立ち回りました。いい具合に相手に喋ってもらうタイミングを作って、持ち過ぎないプレイングが出来た……と思う。お行儀はまぁまぁ良かった……はずだ。
ROLAくんがシナリオに込めた熱意を自分なり真剣に受け取って、ちゃんとレスポンスすることも出来たかな、と思います。ゲームはやっぱり人と人が向き合うものなので、書かれたシナリオ、投げ合うロールを誠実に受け止め、投げ返すってのは楽しいゲームには大事だと思います。そこに重点しながらやったつもりですが、さてはて。

非常に楽しいゲームとなりました。オフラインでのセッションも、はじめましての方々とのセッションも久々だったんですが、なかなか巧く、とても面白く遊べたと感じています。良いセッションでした。同卓していただいた方、ありがとうございました。