ガルパ履修記録
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月1日
・フラワリー・ジューン・ブライド
六月に紫電一閃! イヴ衝撃の告白から始まる、クラフトエッグ VS 婚姻規範!!…とはならず、ブーケを巡る少女たちの青春絵巻。
パスパレの"末っ子"であるイブのプロ意識を、バンド外の視点から。
華道家(見習い)美竹蘭の現在を、友の視座から
僕が見たかった要素が結構細やかに掘り込まれ、なかなか面白い話だった。結婚要素はあくまで添え物というか、衣装とブーケを引っ張ってくるためのタネというか…まぁガルパくん、恋愛要素は気合い入れて削ってくるからな。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月1日
おかげであの世界の新宿区パートナーシップ行政は、相変わらず謎の奥である。
今回のお話はふんわり高校女子が、"結婚"という縁遠い要素を自分なり真剣に学んで、疑似とはいえ自分たちの答えを出すお話である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月1日
ある意味社会見学、職業体験的なお話だなぁ、と思った。知らないことを誠実に調べて、自分たちなり考え、形にしていく。
バンドとは違う形で彼女らの青春が垣間見えて、なかなか爽やかな話だったと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月1日
キャッキャしながらブライズメイドについて調べるかすありつぐのキャッキャ感が、マジキャッキャしててグッド。一生キャッキャしてておくれ…。
結婚式に浮かれる友人の中で、イヴは終始大真面目に"仕事"をし続ける。楽しみつつも、アイドルとしての、モデルとしての自分に求められるものをしっかり見据えて、色んな人に相談し、自分からも真摯に引き出していく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月1日
その姿は、巻き込まれた素人三人とはちょっと違う。
それは一年ちょっと"パスパレ"でいる中で、イヴちゃんの中に生まれた硬いコアなんだと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月1日
元々異常に誠実でバイタリティの塊みたいな子なんだけども、パスパレの感情激流に揉まれることで一歩先んじた対外意識が育って、それがイヴちゃんの幼さをいつの間にかいい具合に引っ張り上げていた。
そういう背筋の伸びたプロ意識が、今回はよく見えたと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月1日
パスパレ内部にいると純粋さとか希望とか、何かと幼い側面が強みになりがちなだけに、普段見えにくい彼女の強さ、靭やかさが表に出たのは良いことだと思う。今回見れた"若宮イヴ"も、また少女の百万の貌の一つなのだろう。
変化と意外性といえば蘭ちゃんで、華道に真摯に向き合う中で何を手に入れていたのかが、非常に鮮明に描かれていた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月1日
美竹の名を継ぐものとして、一門に入って学ぶものとして、自分の立ち位置がどこなのか。分を知り、謙虚に振る舞いつつも、友に求められるものを別け隔てなく与える。自分から引き出す
アフロ二章でバンドメンバーが『置いていかれた』と感じた、大人に混じり花に触れる中で見せた"成熟"
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月1日
セミプロとして頼りにされる中で、蘭ちゃんが華道から何を学び、どんな姿勢なのかが見えてくる。安易に教えないの、ほんと文をわきまえた行動だと思う。すげー偉い。
蘭ちゃんは自分の中に強いルールを持っている人で、それがナァナァな社会とぶつかると、周囲も自分も傷つく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月1日
しかしその一本気な"真"は確かな強みで、揺らがない"信"を己と、己が信じた道に投げる足場にもなっている。そういう強さが、今回照らされたように思う。
イヴちゃんの思いが全て乗っかるように、イマジネーションを引っ張り出すところの良い師範っぷりは、彼女が花と人に学ぶ中、凄く立派に育っていることを教えてくれる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月1日
多分、パパンが弟子の気持ちを汲み取る、良い師匠なんだと思う。教えられたようにしか、人は教えられんからなぁ…。
そういう師匠/父に率直に向き合えるようになったのも、アフロの仲間がいたからで。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月1日
仲間に支えられて手に入れた成熟を、支えてくれた仲間に返していくっつールートは、紗夜に通じるものがあるね。やっぱ人格ゴツゴツ人間のほうが、荒波に揉まれて伸びしろがあるか…。
蘭ちゃんが"華道"から何を受け取ったかは、一回明確な形でしっかり見たかったので、今回とても良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月1日
"道"に身を置くということは、自分の行いが同門の、"道"それ自体の評価に直結してしまうこと。時に頑なで古臭いと思われがちな共同体意識が、蘭ちゃんの中には根を貼っている。
その頑なさはしかし、文字通りの"華"となって彼女のイマジネーションを開放し、友人の挑戦を下支えする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月1日
実直であり続けるスタイルは、イヴが憧れる"ブシドー"にも通じる強さだろう。こだわりは持ちつつ、他人が幸福になれるように積極的に立ち回っている姿が、優しくてよかった。
ずーっと後ろで様子見てた有咲が、要所でむっちゃいいこという所とか、蘭ちゃんスゴイカワイイカッコイイ神輿を四人で担いで練り歩く所とか、チャーミングなシーンが多くて有り難いイベントでした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月1日
ツンデレとツンデレがいい具合に話してる様子は、"有咲の”悪くない”休日"からの流れを感じグッド。
そして星二報酬蘭ちゃん左エピという、予期し得ぬ爆弾…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月1日
青葉くんが画面に写った瞬間にビクッ! ってなったんですが、こちらの防御をやすやすと貫通する巨大感情弾頭がぶっ放され、無事死亡であった。
青葉くん…本当にキミは、何が何でも蘭ちゃんの隣りにいたいんだね…。
あの場所にはモカちゃんの凄い真摯で脆い感情が渦を巻いてんだけども、蘭ちゃんはそのきな臭さに気づいていない。気づかせないために、モカちゃんは決死に道化を演じ続けている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月1日
その汗まみれの道化芝居を、憐れむべきか哀しむべきか寿ぐべきか。
今後確実に炸裂する青春のグラウンド・ゼロに向け、クラフトエッグくんは着実に燃料積んでいるなぁ、と思いました。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月1日
ホントねぇ…あらゆる瞬間がニトログリセリン倉庫ですよ、"蘭モカ"は。『何気ない』ということそれ自体が、モカちゃんの決死の現れなんだもんなぁ…。
モカちゃんが蘭ちゃんとの時間から凄い繊細にシリアスさを抜いてるのは、蘭ちゃんが先んじてシリアスさと向き合って成長しちゃって、自分が置いて枯れてる実感と、それが支配的になれば自分と蘭との断絶が決定的に露見してしまう危機感と、"気楽"でいられた幼い時代への愛着と。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月1日
すげー色んなものが混じり合って、あの『いつもの蘭ちゃんモカちゃん』を維持しているのだと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月1日
でもその強張った努力自体が、それがいつか破綻してしまう宿命を明示してもいて。ホント青葉モカはキツい。『アフロは巨大な不発弾、誘爆誤爆ご用心って』感じだ。
追記 華道と教示、靭やかさと優しさを外延し発展させていくための技術について。
ガルパ追記
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月1日
完成したリースは"水引""緑の葉""バラ"と、イヴが過剰に抱えた『好き』のバランスを取って、非常に彼女らしい作品になっていた。
それを引き出し、導き、過剰を減じ不足を満たす方法を教えたのは蘭ちゃんである。そのための技法を、彼女は他人に教えられる所まで自分のものにしている
華道にしてもフラワーアレンジメントにしても、適切にバランスを取って総体としての"華"を仕上げていくことは大事だ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月1日
蘭ちゃんが花束から何を引き、何を足すか見る眼を手に入れていることは、バンドリーダーとして、友人たちの中心として、凄く成熟し大事な能力にも繋がる気がする。
Afterglowという花束が今後乱れた時、今までのように揺れて乱れる立場から、自分たちの何が過剰で何が欠落しているかを冷静に(そして情熱的に。この両立がないと、良い花は活けれないと思う)見据える力を、蘭ちゃんは華道を通じて鍛えつつある。獲得しつつある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月1日
それは自分の中で収まらずに、自身が上手く見定められない"好き"を剪定し、あるいは挿し木してふさわしい形に整える技術を、イヴに教示する所まで来ている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月1日
彼女自身は『教える段階にない』と謙遜していたが、自分の中で育んだ豊かさを外に伸ばしていく賢さ、優しさを、蘭ちゃんは手に入れた。
蘭ちゃんは花を触っている時凄く柔らかい表情をするけども、それは普段の"赤メッシュの狂犬"と対立するものではなく、もう一つの彼女らしさなのだと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月1日
それを、今後訪れるだろう青春の嵐の中でしっかり咲かせて、同じ波風に苦しむ仲間たちに分け与えてほしいなぁ、と思う。青葉くんのためにも。