イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

プレイレポート 19/06/06 TNM『キング・オブ・リング』

昨日の夜はTNMライトアクト、お前らのレスリング魂を存分にぶつけろ!セッションを遊びました。

シナリオタイトル:キング・オブ・リング システム:トーキョー・ナイトメア RL:コバヤシ

シェンツさん:”フォールン・イーグル”鷲尾ジェイ:27才男性:チャクラ◎カタナ●カブト ストリートから団体トップまで上り詰めた、生粋のハイフライヤー。金銭トラブルと薬物禍に巻き込まれ、一度地に落ちたがやり残したものを探しにリングに戻ってきた。病弱な妹とステロイドに苛まれた心臓、二つの爆弾を持つ。
よねちょくん:アクマ・ザ・デビル:年齢不詳男性:トーキー◎アヤカシ●カリスマ 悪魔ギミックを貫き通す職人ヒール。その正体はリアルに悪魔であり、崇拝者を増やすためにリングに立ち続ける猛者。魂の契約を持ちかけヒールを量産するも、主にバッチンバッチンに体をいじめ抜いて目的を果たさせる。魂の煌めきに惹かれつつ、それを奪えないツンデレ悪魔。

つーわけで二回目の肉弾ド濃厚感情ドラマアクト、楽しく遊びました。今回もラップタイムは二時間で、情報項目と人数絞るとTNMもはえーなマジで、って感じ。
シナリオの構造がシンプルなことがアクトの焦点を的確に絞って、フォーカスのあったセッションになるのはスーパーライトの良いところです。余計なところに迷い込む余裕が、シナリオ記述の段階で少ないという。

その強みを活かすにはPLの熱量と協力が不可欠なわけで、両PLともに前のめりに体重の乗った良いプレイをしてもらいました。
シェンツ先生のイーグルは太めの芯をしっかり持った荒鷲で、バチバチ殴り合うシナリオとがっちり噛み合い、ネタもたくさん出してもらってセッションの温度がモリモリ上がる。やっぱこのシナリオは、PC1が自分の”技”に何らか葛藤を抱えていて、試合の中でそれが昇華されていく感じになるとピタッと収まるなぁ。
よねちょくんのアクマさんはちょっと後ろに引いて、若造達の暴れっぷりを支えて貰う形に。”プロレスリング”に過剰にしがみつかず、人間と悪魔の関係、眩しすぎる憧れに近づけないアヤカシの悲しさみたいのを軸に自分の足場を作っていったのは、非常にクレバーでした。その角度で切り込むことで、アクトがコッチの想定よりも広くなった印象もあり。

前回遊んだ時とはまた違ったテイストの、しかししっかり熱いセッションになり、その変化が面白くもありました。PL2人のライトアクト(ドラマ要素てんこ盛り)は速さと濃さを同居できる、良いセッションスタイルですね。
結末をシナリオ段階で決めきらずフリーハンドにすることで、GMNPCトークンに物語生成に参加できるのも面白くて。GM一曲主従のシナリオ構造を、いろいろ切り崩してPLに持ってもらうのがここ最近のTRPGトレンドなのかなー、とも思う。TRPG、あからさまにGMヘヴィな構造しとるからな。

非常に楽しいセッションとなりました。色んな可能性を見るのが楽しいシナリオだという思いを強くしたので、もうちょっと色んな人と遊んでいきたいところです。
良いセッションでした。同卓していただいた方、ありがとうございました。