KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月10日
黒太子、再び大地に立つ!
荒ぶるストリートの魂で、かつて大破壊を巻き起こした大和アレクサンダー。彼の過去に何があり、闘いから何を学んだのか。
伝説は、背中に宿る。感謝は言葉ではなく、ステージで伝えるッ!
そんな感じの大和アレクサンダー回である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月10日
最初に言っておく。
二億兆点です。
母の愛、初期衝動、鍛錬と自負、敗北からの変化、新たな可能性。
アレク回に求めていたものが全て、24分にギュッと濃縮されており、大満足の仕上がりだった。優しい話だったのが、凄く良かった…。
僕は大和アレクサンダーがキンプリ以来ずっと好きで、バキバキにバルクしたガタイ、やや甘めのフェイス、武内くんの美声、どれをとっても凄く良い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月10日
そういうパーツの部分だけでなく、ストリートスタイルを強く愛すればこそ荒ぶり、他人を傷つけ、暴走する姿にもある種の頼もしさ、愛おしさを感じた
強い思い、出会ってしまった衝撃が行き場を見失い、誰かを傷つける。誰にもありるし、多かれ少なかれ誰もが経験していることだと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月10日
押し出しの強い”悪役”として、物語の反対側をしっかり支えてきたアレクは、主役達が迷って自分を見つける(それこそキンプラのヒロのように)物語の”裏”を歩く。
彼が間違えることで、主役サイドが正しいことはしっかり証明される。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月10日
だけど彼が背負った過ち、溢れるパッションは全て否定されるべきものなのだろうか? 一度間違えたものは、もう勇者になれないのだろうか?
どん底からの再挑戦を幾度も描いてきた物語が、アレクを再話しないのは片手落ち。
僕はずっとそう思ってきた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月10日
主役サイドに居るカヅキやタイガは、”勝つ”ことを許されている。破壊から再生を生み出し、勝者より勇者になる生き方が(ある程度)約束されている。
でも彼らとは違う物語をアレクは背負っていて、だから闘技場を破壊した。破壊する事でしか、自分のジャンプが出来なかった
そこに至るまでの道筋と、そこから先の景色を僕はずっと見たいと思ってきて、今回それがちゃんと見れた。こちらが想定していたよりも色濃く、様々なものを味わえた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月10日
観客に怒鳴り散らし、破壊と悲鳴を撒き散らしていた少年が、しっかりコール&レスポンスの中心にいた。
とても嬉しいことだと思う。
破壊すらショーアップして、観客を楽しませる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月10日
これは劇場一作目で涙にくれる観客席を照らし直した、シンのステージと同じ領域だと思う。
胸の内から溢れる輝きで、自分らしく笑顔を見せる。勇気を与える。ストリートの誇りと、ステージの優しさを両立させる。アレクはそういう”主役”になれたのだ。
今回は(今回も)色んな要素が乗っかっているが、まずは”家”である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月10日
反抗期ど真ん中、愛情表現が真っ直ぐなママンに照れるアレクボーイが、年相応で可愛い。
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まず暖かい”メシ”を出してくるところに盤石の信頼感があるが、食事はプリズムスターの基本と、ミナト回でも言っていた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月10日
お母さんの支援あってこそ、アレクは線の細い少年から立派に育ち、あのマスキュラーな体を手に入れたのだ。
オバレを繋ぎ、エデロを養ったのと同じメニューなところが良い。
”主役”との共通点の描写は、”悪役”からアレクが踏み出す今回多い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月10日
ストリート系脳筋は、何かと自重トレーニングをしたがる。高いところで懸垂する姿は、エーデルもシュワルツも超えて同じ
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RL視聴者なら”秒”で『例の歩道橋じゃん!』と叫んだだろう、黄昏シチュエーション。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月10日
ファンシーなドラチと出会うのも主役の資質(しかも”女の子のアニメ”だったRLの方)だし、ちゃんとパンケーキを自作して養ってるところとかも優しくていい。ママに隠れてコソコソ焼いたのかな…可愛いな。
ああ、これパンケーキじゃなくてどら焼か、”ドラチ”だけに。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月11日
…降って湧いたファンシーマスコットに家作って、好物を手をかけて用意して、大事な人と会うのに肌身離さずそばに置いて、ちゃんと面倒見るってマジ凄くね?
筋肉の奥に麦わら帽子白ワンピの乙女でも隠してんの? 鍵ヒロインなの?
アレクはキンプラで思う存分暴走し、自分が引き起こした大破壊をカヅキにケアしてもらったことで、”悪役”という枷から外れることが出来たのかもしれない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月10日
タイガやカヅキと同じく、彼のスタァは黒川冷。浮遊と爆発を使いこなす荒削りなスタイルは、時に暴力にもなり得る。
でも過去を思い返せば、それはやっぱり誰かを楽しませるためのダンスで。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月10日
背が伸びて喘息が直る中、胸に秘めた情熱の方向はねじ曲がってしまったけど、それを受け止め改めてくれるライバルもいた。その意味を、アレクはしっかり考え直す。ママにも挨拶してお礼をいう。なんてエエ子や…。
冒頭、アレクの表情はアレクらしくない。すごく穏やかで、靭やかな印象を受ける。自分の中の暴力性を観客にぶつけるのではなく、制御して届ける。一緒に楽しむ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月10日
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そういう覚悟と決意がしっかり見えて、いい一枚絵だな、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月10日
今回瞳の星の輝きがすごく綺麗に入ってて、アレクが持つ柔らかな側面に注目した展開と、作画クオリティがしっかり噛み合っていた。
全体的に女性的で綺麗なんだよね…ママが好きな自分に、ちょっと素直になれたからか?
思えば女装コンテストにも、ガッツリボディコンシャスなゴージャス系で出場していたと思うし、あの子相当母親へのリスペクト強いのよね…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月10日
つっけんどんな態度の奥に、自分を生み出し育んでくれた存在への敬意がちゃんと見えて、思春期の書き方としても今回とても良かったと思う。
開闢されるアレクの原点は、線の細い海辺の少年から始まる。ああ、オレも写真見た時『ウッソだろお前』と言ったさ…声もくまいさんだし…LOVE MIXか…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月10日
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暴力を畏れず、誰かを守ること。炎の渦で、己の思いを形にすること。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月10日
黒川冷に出会ってしまったことで、少年はプリズムショーを知る。
しかし尖りすぎたストリートスタイルは世評から拒絶され、聖のいないステージに冷は価値を見出さなない。
アレクの過去が描かれる今回、回想はアレクが思い出している内面でもある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月10日
観客よりもライバルを取り、演技をしなかった冷。スターよりもアスリートよりも、ファイターとしての生き方を貫いた憧れに、取り残されてしまった哀しみ。
アレクはそれも、今回思い出した様に思う。
スタァにはスタァのこだわりがあり、だからこそ特別なステージを作り上げられる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月10日
でもそれは、観客を蔑ろにして、悲しませることを肯定しない。荒れ狂う自分らしさをどう制御して、観客席と共有していくか。そこにたどり着けなきゃ、本物のスタァじゃない。
冷たいコンクリートに倒れ伏した幼い少年を思い出すことで、アレクはファンだった自分、目の前にいる未来の観客に、もう一度思いを馳せれたのではないか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月10日
板の上で自分が飛ぶ意味、そこで問われる責任について、自分なりしっかり考えたのではないか。
そんなことを思わせる過去編だった。
COOさんはモモと出会うことで人生の方向が変わったわけだけども、アレクもドラチと出会って世界が変わっていくのだろうか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月10日
今回は新生・大和アレクサンダーをお披露目するエピソードであって、その先には白地図が広がっている。だが桃色ペンギンと出会った冷が幸福だったように、アレクの未来も明るい
そう思えるエピソードにまとまっていたのは、とても良かったと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月10日
自分がかつて弱い存在だったこと、スタァの視界に入れなくて悲しかったことも、キンプラでアンゴルモアってたアレクは忘れちゃってたんだよなぁ…。
カヅキ先輩のジャンプは、そういう思い出も再生させてたわけ。マジ奇跡。
カヅキへの複雑な想いは、リンゴの扱いからも見て取れる。胸に掲げた赤い媚を、アレクは噛み砕き、握りつぶす。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月10日
でも口に入れるということは、どこかで惹かれている証明でもある。
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オバレの王子様として、スタイルを曲げてファンに向き合うカヅキ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月10日
ストリートとかアカデミーとか、つまらないカテゴリーを捨てて自分らしく、誰かに優しくあり続けたいと願った真意は、まだアレクには届いていない。
だが自覚していない憧れの矢は、確かにアレクのハートを射抜いていたのだ。
思い出の大黒ふ頭で、アレクは憧れと出会い直す。最初は二人を隔てていた一線が、冷からの歩み寄りで乗り越えられ、その背中を見るポジションになる
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月10日
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憧れの人を迎える背筋の伸びた態度とか、足元の境界線で心の溶け合い方を見せる演出とか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月10日
ぶっ飛びパワーで忘れられがちな、キンプリのクレバーな演出力、情報の圧縮率の高さが良く出たシーンだと思う。画面を見て声を追うだけで、キャラの心の動きがよく伝わってくる。
荒々しい野獣感が印象的だっただけに、ここでのアレクの礼儀正しさ、自分の思いを真っ直ぐ伝える素直さは印象深い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月10日
でも幼年期の柔らかさを思うに、それは急に生えてきたわけではなく、思い出されたんだよなぁ多分。”再生、再構築、再出発”がSSSのアレクのテーマな気がする。
正面から向き合う冷に対し、仁とは背中合わせで対峙する。それは一見冷たい態度に見えるが、タイガとの攻防で最後に”背中”に頼ったことを思えば、もう一つ無言の顔が、そこにはある
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月10日
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今回のお話、アレク→冷を経由して冷→仁に繋がる、かなりテクニカルな作りだと思うのだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月10日
かつて卑劣な手段も使い、作られた王子として天を握った法月仁。そのねじ曲がった魂の中で、しかしストリートの炎はまだくすぶっている。自分が認めなくても、まだ脈を打っている。
冷の継承者として、かつて共に争った(そして心地よい決着をまだ迎えられていない)スタァの面影を残す、アレクのステージ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月10日
口では荒々しく否定しつつも、ストリートに漂う本物のパワー、アカデミーとは違う表現力を、パフォーマーとしての仁はしっかり見据えている。だから、衝撃も受ける。
タイガの乱入で点数が下がった時、慮外の表情を見せる仁が僕は好きだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月10日
どこにもぶつけどころがなくなっちまった思いを暴走させて、さんざん謀略を張り巡らせるけども、彼はまだすごく綺麗なものを追い求めていて。
それがせっかく見れて、過去が蘇ってきたのに、水を刺されてしまった。
勝ちだけ狙うなら、願ったり叶ったりの展開。でも”悪役”としての法月仁以外の表情が、まだ彼には許されている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月10日
そういう描写だったと思う。冷はモモ、聖はジュネと、思いを受け止めてくれるパートナーに出会えたのに、仁はママもパパもジュネもライバルも、手から滑る落ちていくからなぁ…。
ルヰくんが博愛以上の特別さで、仁を受け止めてくれるかどうかは来週以降、彼が主役のお話が転がった時に見えると思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月10日
アレクがカヅキ先輩のジャンプ(と、タイガとのぶつかり合い)で自分を開放できたように、仁の中の獣も、誰かが受け止めてやらにゃアカンだろ…と、僕は思うのだが。さてはて。
ストリート系がアゲてきてる報告を真面目に受け取って、シュワルツストリート系の柱としてアレクに期待する教育者、経営者としての顔も今回見れたしね。その真面目さを、もっと素直に出せ
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月10日
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ジャンプの方はマイク正面にしっかり位置し、しっとりと歌い上げる落ち着いたスタイルから開始。いきなりカメラキックだったキンプリとは大違いだぁ…
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月10日
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”Survival Dance”は歌詞(”No no cry more 泣かない”と、過去のアレクの決意の呼応)もフリも完璧で、観客席に手を降って笑顔を見せるスタァの成長に、ジジイの涙腺は早くも限界である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月10日
ブレード以外の接地を畏れず、ブレイクからレビテーションに繋ぐストリートの意地、闘魂継承も良い。
カヅキさんがオバレに出会って、黒川冷の影、ストリートというスタイルから離れることで勇者になったように。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月10日
アレクはあくまでストリートスタイルを維持したまま、敵ではなく観客がいるショーに適応して、自分らしさを見つけに行った。それは凄く新しくて、合理的で、優しいアレクサンダースタイルだ
タイガの闘争心を誘って、プリズムラッシュからバトルに持ち込み、それ自体をエンタテインメントとしてみせる。ルールを破壊するのではなく、ルールの内側で自分を魅せる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月10日
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あえてバトルスーツではなく、ステージ衣装のまま自分を保つ。腹筋で攻撃を跳ね返すのではなく、背中で受け止める。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月10日
一つ一つの攻防に、アレクがあの敗北から何を学んだのか、今誰を見つめているのかがよく現れていて、とても良いステージだった。見て…夢みたいにキラキラだよ…。
今回のサブタイは ”Show a gratitude without any words.”。『感謝は言葉ではなく、ステージで伝えます!』って感じか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月10日
うまく言葉を使えないぶきっちょ少年が、たどり着いたステージ。
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今回のサブタイ自体が、映像のパワーと訳解んない圧力で視聴者を殴りつけ、言語を超越した体験で理解らせるキンプリスタイルと強く呼応しているのは凄く良い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月10日
アレクのステージ見れば、彼の成長と到達点は理解っちまうからなぁ…そのぶん殴りスタイルは、無言の”感謝”なのよね。
そこには色んな人への感謝が、みっしりと詰まっている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月10日
愛する父母、いつまでも追い続ける憧れの星。
それだけではなくて、ステージの向こう側にいる(かつて殴り倒してしまった)観客や、普段は喧嘩ばかりの今の師匠にも、しっかり思いを伝えられた気がする。
なんだかんだ、ジャンプを続けられる環境を用意し、自分を鍛える設備を与えてくれた仁に、アレクは結構思いがある気がするんスよ…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月10日
今回はジョージがちょこちょこ嫉妬してて可愛かったけども、まさかの三角関係か…。凡人が必死に背伸びして届かない領域に、一発で飛べる天才だもんなアレク。
そんな天才も必死の努力を重ねているし、道に迷う時もある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月10日
それでもライバルが受け止め、ときに殴り飛ばして目を覚まさせてくれる。新しく歩き直せば、新しい出会いがあって、かつて見失っていた初期衝動も蘇ってくる。
一度破壊されたものは復活して、もう一度ありがとうって言える。
”君がひとつ羽ばたく その度どこかで 風が吹いて 未来を動かす 力になるよ”
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月10日
RL第四OP、Prizmmyの”Butterfly Effect”の歌詞である。
アレクが今回高く飛べたのは、敵味方、スタァと観客を超えて呼応する複雑な運命を、素直に受け止め風に変えたからだ。今回のジャンプが、また誰かを跳ばすだろう。
タイガきゅんは過剰な正義感を煽られ、見事に乗せられちまった形であるけども、ストリート系は雑草、敗北からこそ力強く伸びていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月10日
アレクがキンプラでの敗北からどういう成長を見せたか、今回のお話で確認できたからこそ、涙ぐむタイガには惨めさではなく、期待が強く感じられた。強く育て…ッ!
バトルスレスレを飛びタイガを誘い込んで、減点で逆転する。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月10日
アレクがそこまで計算していたとは思えないが、結果として”チーム”を助ける立ち回りになってる所も、彼の成長が見えていい。
”みんな”に支えられ、”みんな”を支える自分に目が向いてきてるんだよなぁ…もうボーイとか言えないじゃん…。
過去、思い出、愛情、闘志。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月10日
色んな風を受け取り、感謝を美しいイリュージョンに乗せて輝かせたアレクのジャンプは、彼があの敗北から何を学んだか、何より強く教えてくれた。
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ここで中指ではなく、風を受け取る人差し指を強く突き立てているのが、アレクの育ちの良さを感じさせ素晴らしい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月10日
完全にRHYMESTER”Once again”じゃん。
”風はまた吹く 気付かないなら かざしな人差し指を
陽はまた昇るゆっくりと 決して立てるな 己にその中指を”
ってことでしょ。
ライバルにFuckより、力強く真っ直ぐな挑戦状を叩きつけて、アレクの未来はまだまだ続いていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月10日
色んなものを受け取り、思い出し、何度でも新しく生まれ変わることが出来る。そこには観客がいて、ストリートを継承した自分がいて、ライバルと仲間と家族がいる。過去と現在と未来が繋がっている。
大和アレクサンダーの再生を通じて、プリズムショーの可能性、このアニメが見据えている世界と青春の広さ、爽やかさを教えてもらうような、優しくて強いエピソードでした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月10日
この濃度と深さで24分。やっぱキンプリの情報情動圧縮率は異常。巧すぎる…。
これで第三章までが終わり、次回からはいよいよルヰシン決戦開始です。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月10日
先行試聴組の反応を見ると相当にプリズムの輝きに満ちた展開のようで、震えつつも期待が湧き上がり止まりません。
やっぱ宇宙空間までスケールぶっ飛ばしてこそ、プリリズなんだよなぁ…どんだけデカいの見れるか、来週も楽しみ。
追記 母にありがとう、父にさようなら。唐突にパなされる『逃げちゃダメだよ(シンジ声)』といい、菱田監督エヴァ好きよね。タツノコ共同制作だしなぁ……。
スッスッス追記。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月10日
タイガのガチンコ路線をうまくリングに引っ張り込んで、エンタメとして昇華して観客と自分を利する。アレクのプロレス頭の良さはお母さん譲りだし、それを思い出せたのも愛に素直になれたゆえ。
ホント”悪役”が主役になる、これまでの働きに報いるエピソードで、ありがたい限り。
冷のストリート魂、ママンのプロレス。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月10日
再生するためには”継承”が必要で、カヅキのジャンプから何かを受け取ったからこそ、アレクは今回の境地に立てた。
それを感謝の言葉ではなく、力強い挑戦で叩きつけ直すのがストリートイズムなのだろう。受け継がれ、表現され、誰かに届く思う。
タイガきゅんが大和叙情派歌唱を『チャラチャラしやがって』って評してんの面白いんだよなぁ…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月10日
カヅキさんがどんだけつまんねぇ”形”をどーでもよく思ってるか、身近に知ってるくせにまだ表面に惑わされる。そういう青いところ含めて好きよ。
追記 アレクの女たちは女児アニマスコットの夢を見るのか。
しかしキンプリだけ摂取してきたお姉さん方、オラオラ系褐色魔王男子に唐突にファンシーマスコットが降って湧いてきたの、ある意味正面衝突のなんじゃねぇかな…ペアとも文脈ないとマジ意味分かんないよな。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月11日
まぁ意味分かんないことばっかだけどキンプリ。そこが面白いんだけども。
でも過去作の文脈踏むだけでなくて、前二作で”悪役”やってた子がお家もご飯も支度してくれるケア力男子で、受けてきた愛情や憧れを継承できるファンタジックな青年で、夢を届けるスタァでもあるって見せる話のターンに、ガッチリ噛み合った追加要素でもあるのよね、ファンシーマスコット。巧いわ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月11日
だーって可愛いかわいいドラチちゃんのお世話して振り回されてる女児っぷり見たら、あの子がまだ破壊王だとは絶対思えないじゃない?
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月11日
前作を盛り上げた”毒”を面白く抜いて、真っ白なアレクが感謝に向き合えるよう魔球をストライクゾーンに入れて使いこなしてんの、ほんと凄いなぁって思う。
んでRLのペアともは甘ったるいだけじゃなくて、一緒にジャンプして戦う戦友的側面もあるし、特別な出会いの象徴でもあったし。ストリートの気風が漂うファンシーなわけよ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月11日
考えれば考えるほど、このお話でドラチと出会い一緒に生きていく意味が”濃い”のは、ほんとすごい。