八月のシンデレラナインを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月23日
楽しいだけじゃない、試される夏が始まる。
スタメンを入れ替え、挑む練習試合。
負けた悔しさをバネに、積み上げてきた実力が試合の形を作る中で、茜の背中が震える。
己への不信がためらいに変わる時、チームという船は沈む。
それでも…それでもと願うのなら。
そんな感じのVS向月三軍である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月23日
宇喜多くんッッッッッ!!!!! っていう話だった。
僕はド素人宇喜多くんをマスコットとして、頑張り人間として前のめりにこのアニメ見てきたので、彼女にフォーカスが当たる今回、まぁ正気ではいられなかった。良かった…震えも陰りも、全部出してくれて…。
やっぱどっしり腰を落とし、青春と感情を真正面から殴りつける時のアニナイくんは強い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月23日
これに良い作画も乗っかれば”無敵”なのだが、そっちはまぁ望み薄である。ボッ立ちのシーン多かったなぁ…良い内野処理とかもありはしたが。
まぁそれはそれ、グチグチ言ってもせんない。
動くシーンは結構ヘニャヘニャだが、一発かまされた後の苦い表情とかはいい感じに作画できてて、妙に”野球”を感じるのは良い所だ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月23日
ホームランぶっ込まれた時の向月ピッチの落胆。チャンスで凡打に倒れた東雲くんの無念。
©Akatsuki Inc./アニメ「八月のシンデレラナイン」製作委員会 pic.twitter.com/ljCmukiJYg
そこら辺の”情念”はキッチリフィルムに焼き付けられているので、まぁギリギリOKかな、という感じ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月23日
有原、東雲、九十九の別格三羽烏は、ちゃんと存在感出てたしね。倉敷の全力ピッチ、積み重なる疲労とかもいい塩梅だった。
冒頭、首脳陣が雁首突き合わせて相談してるシーンが好きで。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月23日
勝ちを目指すなら、負けの悔しさを贖いたいなら、楽しいだけじゃ足りない。仲良し同好会から”部”に変わったなら、リーダーとして厳しさをまとう必要がある。
生来の明るさを押し殺して厳しい顔を作る翼と、それを促す東雲くんが良い。
東雲くんも思わずガチっちゃう自分の傾向をちゃんとハンドルして、練習の軸になったり、翼に足りないものを注入してる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月23日
個々の個性を生かして、チームを駆動させる描写は随所に見られた。中野のスカウティングとか、第6話を経た河北の靭やかさとか。
本当なら、みんなと楽しく平等に楽しみたい。翼は持ち前のエンジョイ路線を抑えて、勝つために宇喜多・河北をコーチャーズボックスに追いやる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月23日
その辛さを、野崎くんがしっかりカバーする。激夕焼けエモ屋上のど真ん中激エモっぷりが良い
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同好会の発起人として、部のエースとして。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月23日
翼は自分の立場を(多分六話での衝突を経て)学び取って、自分を抑えている。それは頼もしくも辛い立場で、仲間がちゃんとそれを解ってやっている描写があるのが良かった。
”部活”らしくなってきたじゃないの……ッ!
衝突を経て自分を学んだ経験がリセットされないのは、アニナイくんの良いところである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月23日
河北くんは第6話で既に間違え、ぶつかり、道を見つけている。なので今回は早めに”正解”にたどり着く。コーチャーの仕事をしっかり果たし、その位置に甘んんじない。『それでも、いつかは』という野心を忘れない。
今回のメイン宇喜多くんは、そこに思いっきり悩む。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月23日
二人きりの部室で、薄暗い内面を吐露するシーンとか最高にザラついてた。可愛いはわわマスコットがただの小動物じゃないと判る瞬間は、いつでも最高。
持ち前のマイナス思考を引きずって、練習試合でもガンガン落ち込む。く、暗いッ!!
指示一つで点も取れれば、アウトにもなる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月23日
ナインの外側にいるコーチャーの仕事を、しっかりクローズアップした試合運びの中で、宇喜多くんがスタメンでなくても闘っている状況が見えてくる。
戦場に観覧席はない。コーチャーをしっかり果たすのも、一つの戦いなのだ。
しかし今までの引っ込み思案では、声出す仕事は務まらない。溢れる自己嫌悪、後ろ向きの大爆走に待ったをかけるのは、俺たちのリーダー有原翼である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月23日
思い出に傷つけられた自分に、翼をくれたのはあなたのやる気。後ろ向きで弱いだけが、茜ちゃんの真実じゃない。
しっかり目を見て言葉で伝えて、部員の折れかけた心を繋ぎ止める。そうすることで、部としての勝利を呼び込む。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月23日
あまりに立派な部長ぶり、人間ぶりであり思わず落涙してしまった。宇喜多くんが吠えた瞬間号泣したかったろうに、試合が終わるまで我慢するところが偉い。
第1話で見せた頑張り力を宇喜多くん自身が忘れちまっていて、それを翼が思い出させる流れは、人が寄り集まって”部”になっている意味をしっかり描いていて、とても良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月23日
上手い下手、前向き後ろ向き。みんな色々あるけど、だからこそ補い合って一つになれる。ど真ん中部活ストーリーじゃんッッ!!
同時に巧いは巧い、下手は下手である。そこは冷静に切り分けているのがアニナイで、向月はなめた態度で三軍を出してきて、それ相手に苦戦する。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月23日
しかし、試合の形にはなっている。清城の時とは違う。下手くそはちょっとずつでも、上手くなれる。
そういう希望も、しっかり織り込まれていた。
宇喜多くんの秘めたる熱血は、今回急に顔を出したわけではない。第一話の段階でそれはあって、『それでも、いつかは』と野球に出会って思えたから、彼女は物語に飛び込んだのだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月23日
それを引っ張り出し、自分の翼だと言ってくれる有原は、ほんま立派な人だと思います。マジ偉い。
声が小さい彼女が、下を向いてた顔をベンチで上げて、翼のために声を出す。点が入る。勝つ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月23日
試合の流れと感情の熱量がシンクロしていたのは、非常に良かったです。ダイヤモンドを走らないやつにも、そいつなりの戦いがある。それがエースの翼にもなる。ええ話やないか…。
サブタイの『背中に翼』が、宇喜多くんの勇気を引っ張り出した部長だけでなく、宇喜多くんのガムシャラに勇気をもらっていた翼にもかかっているところが優しくて好きなんスよね。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月23日
みんな、誰かの翼になれる。そう信じたから、みんなで野球をやるのだ。せ、青春やないかい…。
かくして練習試合に勝利した里高野球部。ツインテールの飴舐め腐り女とも、しっかりフラグを立ててそろそろ大会本番…なのかなぁ?
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月23日
途中二回の放送休止を挟んだので、どういうペースで放送がまとまるのかサッパリ読めねぇ…俺このアニメ好きなんで、一区切りの幕まではしっかり見たいのよね。
第8話で先生に向けたカメラが、コーチャーズボックスの補欠にもしっかり向いたことで、”試合”の外側に広がってる野球の面白さ、部活の尊さが描けた回だとも思います。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月23日
こういう外側をしっかり描くと、テーマに奥行きが出てグッと面白くなるねやっぱ。やっぱ好きやわぁ、このアニメ。
弱々しく震える自分と、その奥で燃える熱血。『それでも、いつかは』に飛び立たせてくれる翼を、宇喜多くんは掴めた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年6月23日
ダイヤモンドは少女達にとって、そういう場所なのだとしっかり見せてくれる、良いエピソードでした。宇喜多くんッッッッッ!!!!(発作)
来週も楽しみですね。