スタミュ-高校星歌劇-を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月1日
卒業記念公演の荒波を乗り越え、一回り大きくなった少年たち。
夏休みを終え、さらなる未来に向かう日常を楽しむ彼らに、伸びる華桜会の影。”革新”を志す彼らに、かき乱される平穏。
どこに転がるにしても、三枚目の幕は上がった!
つーわけでスタミュ三期である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月1日
初手イキナリ歌って踊って大満足であったが、『あ、スタミュ…』という感じにしっかり仕上がっていて、大変懐かしく、また面白かった。
同時に根源的な不安もあり、なかなか受け止め方が難しいスタートである。ちと長い自分語りになりそうだが、言葉にしていこう。
僕は多分スタミュのメイン客とは遠い位置にいる、アニメしか摂取しない男性視聴者である。キャラに萌えつつもそれだけでは食べれないし、必然的な構造をしっかり作り込んだ物語をみたい、と思っている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月1日
その立場から、最初に言っておくと。スタミュ二期は相当軋んでいた。
確言は出来ないけども、本来一期で終わるはずの物語が(自ら起こした奇跡により)人気となり、生まれた二期。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月1日
team鳳とteam柊を軸にした真っ直ぐな対立構造は、一期で使い倒してしまった。話には追加のエンジンが必要ということで、投入された問題児・揚羽。蒸し返される兄弟の因縁。
しっかり走りきり、心に残る物語を描いてくれたからこそこの三期も見ているのだが、キャラがそこにいる必然性(あるいは楪・漣の3人目以降が登場しない不自然)に関しては、相当力技で押すアニメでもある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月1日
その軋み、主役の物語はだいたい終わってる感じを抱えつつ、二期はやっぱりいいアニメだった。
そこに不自然に顔を見せなかった、現役華桜会。まぁ顔だしてたら過積載で確実に話が沈んでいたので、切り落とすのは正しい判断だが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月1日
色々本当に大変だった卒業記念公演、旧華桜会との因縁もあろうに黒子に徹していたのには、何か理由があるのか。そこを掘り下げる余裕があるのか。
この話、シンプルに人数が多い。既に自分の物語燃料を燃やしきってるとしても、キャラが画面に映ればそれなりに芝居をさせて、彼らが好きなファンを満足させる必要もある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月1日
その上で、学園トップの頼もしさと説得力、三期の実質的主役としての不安定さと熱量を、華桜会にどう背負わせるのか。
そこら辺の、物語が転がる器の難しさが、スタミュ三期には開始前からあったと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月1日
今回のエピソードはカメラを横幅広く撮って、ファンの皆様に帰還の挨拶、という塩梅だった。今後どういう話が転がるか予感を作りつつ、おなじみの面々がとても元気で、可愛らしい。
男の子たちのチャーミングさ、自然なつながりの尊さはこの作品最大の魅力だ。だから色んな子がいつものように、彼ららしく笑ってくれていたのはとても良い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月1日
戌峰くんが相変わらずバカな善人で良かった。すーぐ手伝いに行くんだもんなぁ…エネルギー余らせてただけかもだが。
しかしそういう柔らかなクスグリだけで、お話は成立しない。スタミュもう一個の柱は、演劇に真剣に挑む熱量、そこで必然的にぶつかる魂の火花だと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月1日
これだけ人数が増えたカンパニーをどう取り回し、ただいるだけじゃない存在意義を的確に取り上げ、印象的なストーリーを編み上げていくか。
キャラ萌えの媚態と、演劇への真剣なアプローチ、懊悩の果てにある青春。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月1日
描くべきテーマも、人数も多い。初期条件からして、難しいお話なのだ。
二期はその難しさを、時にコースアウトスレスレまでコスりつつ、なんとか走ってくれたと思う。とても素晴らしいことだ。
だが、三期もそうなるかは解らない。作中描写されているように、舞台の幕が下がるのは一つの奇跡だ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月1日
奔馬のような物語に軛を付け、必死に乗りこなす。アクシデントを必然に変えて、自分だけのストーリーを語り切る。それはとても大変なことで、同じように演じられるか保証はない。
んだけども、『まぁなんとかなる……かも!?』と思わせるスタミュらしさが、今回の第一話しっかりありました。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月1日
初手トンチキダンスでいきなりテンション上げてくれるところもそうだけど、大人数を捌きつつチャーミングな描写を入れて、『ああ、いつもの彼らとまた会えた』という安心感をプレゼント
合間合間に挟まれる、華桜会メンバーの濃いめの記号と、それぞれの繋がり。千秋-南條のラインはよく燃え上がりそうで、今から楽しみです。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月1日
そして華桜会が背負う『革新』というテーマ。
安定したキャラ萌えに腰を落としても、お話が死ぬだけだから。青春を照らすもう一つの光を、あえて新しく構える。
そういう気概を新キャラ(なんだけども、既に作品世界には存在してて、トップたる実力と挟持もあるはずの存在。捻れて難しいよなぁ出だしから…)に背負わせるのは、スタミュらしい誠実さでとてもいいと思います。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月1日
やっぱなんか新しいことしないと、お話は転がらんからね。
そういう意味では、既存キャラの生まれた光をどう掘り出して、どう説得力をツケて転がしていくかも大事でしょう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月1日
今回は再び出会えた安心感重点で転がしてたけども、今後は新しい側面も出していかないといけんわけで。それをどう、取ってツケた感じなしの必然として、しっかりグリップできるか。
新キャラに新しい物語を背負って風を入れてもらうだけでなく、三期として旧キャラの照らされてない側面を掘り上げる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月1日
このアニメを三期まで運んできたスタミュらしさと、そこに安住しない三期独特の味を両立させる。
とても難しいけど、成し遂げたらとても面白いとも思います。
その起爆剤になりそうなのは、やっぱり主人公・星谷と新主人公(って言っていいだろう)四季の化学反応で。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月1日
鳳パイセンと繋がった思い出のステージを『ぶっ壊すんでよろしく』から始まる出会いは、なかなか挑戦的でいい。昔の男より俺を見ろよッ…!
革新を目指す華桜会は、少年たちをかき乱す障害役も担当しそうで。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月1日
早速team柊が輪から切り離されたけども、この不和をどう活かすのか。わざわざいらん事してくる華桜会の”理”を見せれるのか。
『はい挨拶終わり、新幕上げるぞ!』というヒキは、なかなかいい殴りつけでした。
個人的には華桜会が華桜会になった裏、柊世代とのつながりもどっかで見たいところです。今まで主役にならなかった子の掘り下げとか、フロントメン主役のパワフルな話とか、やること多くて大変そうだな…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月1日
そんなハードモード、どう走っていくか。久しぶりに出会えた綾薙学園は懐かしい匂いがしました
そんなノスタルジーに正面から喧嘩を売る華桜会が、どんな物語を背負うか。そこに少年たちがどうぶつかり、火花が生まれるか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月1日
最初の見取り図を見せる回としても、とても良かったと思います。ガンガンぶつかって、どんどん素敵になっていってほしいです。来週も楽しみですね。
あ、『俺たちこういう奴らだぜぇ!』という新華桜会の自己紹介を、普通に芝居するより圧縮率高く魅せれるステージングでバババッと叩きつけてたのはとっても良かったです。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月1日
歌詞聞いてステージ見ると、なんとな~く彼らのことが理解るのよね。そういう部分、お歌は強い。