戦姫絶唱シンフォギアXVを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月20日
人造戦鬼の宿命が体を蝕む中、光明結社残党は暴力の走狗として走り、奏者はそれを追う。
再びの惨劇を前にしても、怪物も防人も歩みを止めることはない。
決死の追跡劇は未だ結末を見せず、風鳴の姓を持つ者たちは未だ、己が血縁がその手綱を握ることを知らない。
そんな感じのスーパーソニックチェイス、アクションからアクションに繋ぐエピソードである。変身バンクも二連発、大盤振る舞いだぜ!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月20日
クリスちゃんはグレネーダーからおっぱいリロードを学んで、調はあざとかった。ハートマーク乱舞でスケートすると、ちょっとプリリズっぽいわね…。
切調だけ女児アニ時空はさておき、パヴァリア残党・米国・風鳴訃堂という現状の敵役が一堂に会する今回。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月20日
残党は無理に強キャラぶることなく、自分たちの耐用限界を早めに晒し、強い絆を見せてきた。身内に対する愛着は、それ以外への残酷に容易に繋がる。テルールの理論そのものだな…。
残党三人組、"GUNSLINGER GIRL"も真っ青などす黒い過去を持っているようで、ライブ会場の大虐殺はある種の復讐なのかもしれない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月20日
優しさの適応範囲が限定される哀しみ。想像力の欠如がもたらす、取り返しのつかない惨劇。
過去作でも描かれた矛盾を、犠牲者にして加害者が背負う。
人間味を見せられるとぶっ殺しにくくなるが、しかし第2話の大惨事は全く言い訳しようもなく、三人組の始末をどうつけるかは今から興味深い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月20日
対話(殴り合い)を通して解ってもらうか、それでも譲れない一線を死線に変えるのか。オチの付け所は難しいだろうが、上手くオチると面白そうだ。
VSクリスちゃんではエルザが、VS切調ではミラアルクが、それぞれ底を晒す形になった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月20日
シンフォギアシリーズは"軍鶏"並に、話の節目での実力・人格的成長のリセットが激しいけども、XVは今まで積んだものをあんま崩さず、弱さを敵サイドに上手く背負ってもらっている印象。
翼さんもエア奏することもなく、少なくとも表面上は殺戮のショックから立ち上がっていたし。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月20日
ここでおんなじ(に見える)問題で足踏みすると、スゲーイライラするので、味方サイドが頼もしいのは良いことだ。嫌、あの人強がりだけど脆いんで、早めのケアが絶対必要だとは思うけども。
今まではやられ役、噛ませ犬が多かった切調がかなりの活躍を見せているのも、最終シリーズゆえの変化っぽくて良い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月20日
ホント二人で合体技ぶっ込むときは、人体を赤い煙に変えることしか考えてない設計になるね君ら…可愛いお顔とのギャップがあって、そこが良いんだけどね。
残党はクリスちゃん必殺の新技を無効化することもないし、余裕顔でピンシャンしてるわけでもない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月20日
活動限界でフラフラして、血液泥棒と停電脅迫に勤しむ小悪党である。この弱っちさが、逆に貧者ゆえの必死さ、なりふり構わなさを感じさせ、泥臭い恐怖を煽る。
弱者だからこその意地で、盤面をひっくり返す。今まで奏者が演じてきた構図を敵に取られかねない所が、新鮮でもあり怖くもあり。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月20日
『どんだけ追い込まれたからって、10万人塵に変えていいわけねぇだろ!』という命の正論で、無軌道な愛と暴力に揺るがずぶっ飛ばしてほしいもんである。
結構ヘロヘロな残党の中で、闘争機械ヴァネッサだけは余裕顔を崩さず。まぁそこも崩れると、"壁"としての仕事果たせんからな…もうちょい頑張っていただこう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月20日
デカいミサイルにロケットパンチがかっけぇけども、萌える外見にグロテスクな武装ってのが、残党組のデザインコンセプトなのかもしれんね。
あんま関係ない話だけども、吸血鬼に人狼にパッチワークの機械の怪物…残党組は"怪物くん"なのね。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月20日
となると三人の部下を従える怪物ランドのプリンスがいそうなところだが、まさか訃堂ってわけでもないだろう。ヴァネッサがヘロった後に、スルリと顔を出す形かな?
米国はアバンで立てたフラグを音速で回収し、ロスアラモスがボーボー燃えていた。メリケンでオカルト研究するなら、そこかグルームレイクだよな、確かに。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月20日
軍産複合体にまつわる現在のオカルトに、聖遺物という過去のオカルトが混ざるところがなかなか面白く、シンフォギアっぽい楽しさだった。
こっちも『黒幕気取るには脆すぎる』と弱さを露呈し、出落ち気味に瓦解。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月20日
では誰が向こうを張るの! と思ってたら、想像より早めに出てきました風鳴訃堂。七生報国の護国鬼が、自国民を贄と差し出すテロの首魁とは…愛国が聞いて呆れるね。知っとったけども。
訃堂が残党の糸引いて何したいかは、今後顕になる伏せ札として。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月20日
OPでも対峙してる風鳴三人衆が、向き合うべき最後のクエストってことなのだろう。
防人という宿命が腐敗すると、訃堂という怪物になる。どうやったら、翼はそこに落ちずに済むのか。
それに答えをだすのが、XVにおける翼さんの物語になるかな。奏はちょっと使い込みすぎた感じあるからな。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月20日
OPでそれぞれが向き合ってるキャラが、作品全体を通して感情をぶつけ、答えをだすべき対象…"さらざんまい"と同じメソッドだな! アレも歌いながら闘ってたし!!
このままだとクリスちゃんの尻子玉が抜かれるので寝言はここまでとして、三悪党を繋ぐ"シェムハの腕輪"は、まーたろくでもなさそうなオーラがぷんっぷん漂っておるヤバ物品。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月20日
これの争奪戦が、XV中盤を支える軸になるのだろうか。間違いなくカストディアン関係だろうしねぇ。
残党の底が割れたら訃堂が顔を見せ、"シェムハの腕輪"も妖しく光る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月20日
シリーズ総決算を余儀なくされるアニメ最終作に相応しく、主役を試す試練が多層構造になっているようだ。ネタが切れずに良いことだと思う。(過去の中盤ヘロヘロを思い出しつつ)
実際キャラの人格的成長を崩さず、奏者の積上げた"強さ(ゆえの脆さ)"を大事に進めている足取りには、今までのシンフォギアとはちょっと違う気配を感じてもいる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月20日
『しっかりまとめて、終わりにするぞ!』という決意、というか。物語の要素が慎重な計算の上で配置されてる印象…らしくないな。
しかし新しい変化が新しい物語を呼び込むなら、それは寿ぐべき飛翔ともなりうる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月20日
残党も折れきったわけじゃないし、訃堂はボッコにするのに十分な憎々しさがあるし、今後もアクションを追いかけつつ、謀略と意志が絡み合うのだろう。
状況が停滞しないのは、見ていてやっぱ面白いね。
現状必死に追いすがりつつ、なかなかテロリストを詰めきれないSONG。追うべき獲物は、己の頭を押さえつける上層とどす黒く癒着している。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月20日
この厄介な状況に、誰がどの角度から罅を入れるか。そして見えていない不穏が、いつ顔を出すか。
面白くなってまいりました。来週も楽しみですね。