スタミュ -高校星歌劇-(三期)を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月26日
冬沢と四季は決定的な決別を迎え、学園祭に向けて二つの舞台が動き出す。
冷たい不和に揺れる華桜会。対して二年生のカンパニーにも、静かな断絶が生まれていた。
星谷と辰巳、才能に惹かれればこそ向き合い、勝負したい。清廉なる情熱が、一つの決断へ至る
というわけで、明暗、華桜会と二年、二つの分断を描くエピソードである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月26日
四季不在のタイミングでクーデタを仕掛けた冬沢先輩の最悪っぷりと、惹かれればこそ立ち向かいたい辰巳、それを支える申渡が、よく対比されたエピソードとなった。
ここでteam柊を掘るのは、いいアクセントだなぁ…。
お話は華桜会サイドから始まるが、まー空気は最悪で。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月26日
ここで冬沢先輩の横車が機能するのは、それだけ彼が前に立って四季の代理を務めてきた証明だと思うし、代表なのに後ろに下がりすぎた四季が応報食らってる、とも言える。
でも”対決”言いつつ、不在時に背中から刺す卑劣を迷わない冬沢先輩アンタ…
いつものポヤっと感を引っ込めて、熱く食い下がる春日野先輩も、どうにか間を取り持とうとする入夏先輩も、なんとも痛ましかった。
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彼らが四季に強い思いを持ってて、しかしそれがクリティカルには届かない状況は上手くスケッチされてたから、この状況も、改善意欲が上手く冬沢に刺さらないのも納得。
あまりに遠く離れた、5つの星。心理的な距離が物理的レイアウトに反映されている構図だが、これを生んだのは結成時四季が投げかけた、『五つの花』故かもしれない。
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個人として、誇り高く立つ。ベタベタしないことに拘りすぎて、お互いの思いを預ける間合いに入れない
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四季は多分、思いを言葉で伝えるのが下手くそな自分を自覚してて、だから冬沢を表に立てて後ろに下がったのだと思う。
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何もかもが善意から発しているんだけども、それが決定的な不和を生む。華桜会の現状はかなりどうしようもなく、またどうにかしなければならない。
無言の千秋が怖いんだが!
今回華桜会と二年は徹底的に対比して描かれていて、不在の中心たる四季に比べ、星谷はいつでも物理的に『みんなの真ん中』にいる。
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主人公だけに許されたポジション、全てを明るく受け止め、前向きに進んでいく”舳先”の役割。
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コミュニティを明るく保つ、ムードメーカーの仕事。人間関係でいちばん大事な役割を、星谷は持ち前の”人格”で果たしている。
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そして辰巳は、そこから少しはみ出した星谷の魅力、アクターとしての才能に、しっかり目を向けている。
演劇者としての華桜会が、ほぼ書かれていないのと好対照だ。
星谷も辰巳も、学生であり仲間である以上に演劇者だ。
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良い学生であること、良い仲間であることが、良い演劇者への道を作るという、ポジティブなフィードバックに二年生はよく目が開けている。
四季は後輩を気にかけすぎて、冬沢は一アクターとしての名声に気を取られすぎて、相互作用に目が行ってない
年齢や学園内での権力に反比例して、若い連中が真実に目を開いて、年上が霧の中迷っている構図。
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しかし背負った物語的リソース、ドラマの中で解決してきた問題の量には、この精神的優越は比例している。
華桜会が未熟で迷うからこそ、そこをとうに飛び越えてさらなる飛翔を果たそうとする主役も目立つ
ここは非常に難しいねじれで、『アンタら年上だし偉いんだから、人間として恥ずかしくねぇことちゃんとやってよ』って思っちゃうのよね、自然と。
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四季世代はスタミュが積んできた構造の空白で、そのブランクを活用することで三期は生き生き走ってるのだが、それは彼らを”未熟”と書くことでもあり。
まぁ思い返せば、一期もコンプレックス拗らせた年上をイノセントボーイの働きかけで動かす話ではあったので、人間の強さ(弱さ)に年も立場も関係ない、というはなしかもしれんが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月26日
まぁ問題は、冬沢先輩を誰がどう、どの角度から(演劇的に)殴り倒すか、って話だ。アイツマージ…。
少し話がずれたが、辰巳は星谷の背中に翼を見て、星谷も辰巳の演技に強い光を見つける。
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二人はお互いを、仲間でありライバルとして、そして演劇人としてしっかり見ている。冬沢先輩が、ライバル不在のまま政治を進めているのとは真逆だ
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(ここで”羽根”が出るってことは、かつて憧れた鳳先輩の領域に星谷は近づいてきていて、しかしその成長に無自覚である、ってことなのだろう。
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それに唯一目が行くのが、おそらく二年で一番実力と才能がある辰巳だっていうのは面白い。才能があればこそ、仲間の凄さも判る。悩む。優しい男だ)
そんな冬沢の視線を、腹心である申渡も見落とさない。カンパニーリーダーとして、絶対に支えると誓った主にタオルを差し出し、声をかける。
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だが辰巳は自分の思いを、まだ言葉には出来ない。ただ、ちゃんと向き合って真心は受け取る。
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星谷は物語の始点に戻って、アクターとしての自分を取り戻していく。重力から時離れたような、見事なパとジャンプ。
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それを気づかれないまま、遠目に見て辰巳は衝撃を受ける。稽古場で感じていたものを、確信に変えていく。
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ここで辰巳が遠い場所にいるのは結構大事で、星谷を翼のあるダンサーとして見れる辰巳を、星谷自身が見ていない状況が、才能への無自覚を上手く見せている。
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星谷にとってはいつものルーチンでも、審美眼に長けた辰巳には衝撃のジャンプ。そこに反射する新しい自己像を、星谷はまだ視野に入れてない。
むしろまだ『未熟なド素人』という自意識が強いから、『演劇の外側、カンパニーの絆を維持するムードメーカーとして頑張ろう』と考えているのかもしれない。
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それはとても素晴らしいことだ。そういう優しさがない結果、華桜会とんでもないことになってるからね…。
だが、同時に星谷は一演劇人でもある
見てるもの、相手に求めるイマージュが微妙にずれる、という状況は、あらゆる人に共通だ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月26日
心配げなteamの仲間、王の憂いをじっと見つめる参謀、それを遠い距離から見る第三者。第5話で南城の存在感を高めたことが、ここで生きるッ!
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南條は第五話で冬沢先輩(にくっついてた、利己主義の自分)と離れて、カンパニーに体重を預けることにした。
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だから、いいにくいことでも積極的に切り出して、膿を切開していく。
でもteamも違うし、親友って程じゃない。だから距離を保って、後を託す。
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南條が性格悪いニヒルな現実主義者であることが、teamの仲間には出来ない大胆な切開を可能にしていて、優れたキャラの活かし方だな、と思った。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月26日
ここから状況が好転する大事な仕事で、それを任せられる存在感を第五話で作っておいたから、打てる手でもある。良い構成だ…。
むしろ五話までの存在感のなさが、『あの』南條がわざわざ辰巳と向き合って、ぐさっと痛いところをつく手間、踏み込む成長を際立たせてる感もある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月26日
描かれた闇が濃いほどに、そこを抜けた光が目立つ。揚羽でも活きてる対比の描写だが、冬沢先輩まで伸びるかどうか…。
参謀として支える立場は、冬沢先輩も申渡も同じだ。
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しかし片方は王の不在に不意を打ち、片方は肩を並べて隣り合う。ちゃんと相手の顔を見て、同じ暗がりを共有する。
南條が見抜けなかった悩みの本質を、一発で射抜く英吾の鋭さが眩しい。
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相手を信じる。溢れる思いを自分の中で完結させず、外側に出していく。
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カンパニーとしての”和”を大事にしつつも、その先にある高みへ飛び立とうとするとき、とても大事な勇気を、英吾は強い視線と言葉で伝える。
冬沢パイセン見てますか…”サブリーダー”ってこういう生き物っすよ…。
まぁパイセンの歪みは、行き着く所までいかないとどうにもならん。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月26日
ので、受け取った勇気を武器に、辰巳が堂々向き合うことになる。
綺麗な題目を並べる時は、相手から目線を切って光を見る。直接目を見ず、反射で思いを受け取る
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そこから反転して、一演劇人としての我欲をむき出しにしたとき、冬沢先輩は初めて辰巳の目を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月26日
ポジティブな部分で人間と繋がれないのは、ニヒリストの苦しいところだ。五話で南條が、一足先に抜け出した領域に、冬沢先輩は囚われ続けている。
我欲上等。ここはスターダムへの階段だ。
堂々胸を張るのは、学園が確かに商業的な側面を持っているからだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月26日
そこでキャリアを積んでおけば、未来は安泰。教育機関であると同時に選抜機関でもある矛盾に、四季と冬沢は引き裂かれていく。
四季は過剰に,『みんなが幸せになる』教育の理想にとらわれてんだな…冬沢は逆。
星屑を星に育てるのも、星を選び出すのも両方学園の機能なんだから、上手くバランスを取って両立させるのが”答え”なんだけども、そこにたどり着くには思いっきり間違える必要があって。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月26日
四季と冬沢、華桜会の分断と内乱は、学園の構造的歪み、その犠牲なのかもしれない。
普通なら教師なり学園運営なりの"大人"が対応する領域なんだけども、この物語はそれを廃することで子供たちがぶつかる圧力、ある種のユートピア感を担保している部分があって。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月26日
アンシェント世代も、あくまで演劇人としての働きかけ重点、自律性重視で動いてるからなぁ…物語としては正しいんだが。
冬沢先輩は制度を野望のために使い倒す我利我利亡者になっちゃってるけども、それだけが彼の真実なのかっつーと、まぁそうではないと思う。思いたい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月26日
”演劇”をわざわざ選び取る衝動が、たしかに彼にもあったはずで。そこを思い出せてカンパニーに復帰させるのが、千秋の仕事になるのかなぁ…大変だ。
冬沢と向き合い、その素顔と仮面両方をしっかり見据えた辰巳は、ホームに帰ってくる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月26日
血のように赤い夕暮れよりも、夜の闇、微かな光のほうが暖かく感じる。あくまでリーダーを信じ、揺るがず寄り添う英吾の”体温”よ…。
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team柊の王と腹心は、やっぱり同じ方向を見て、お互いの目を見る。手を伸ばし、それを受け止め、温もりと言葉を伝え合う。信頼し相談することが、よりよい未来を切り開いていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月26日
未熟な年上共は、クールぶってないでここ迄踏みこまなきゃいけない。んだけども、色んなものが邪魔をして踏み込めない。
今回四季を不在にしたことが、いろんな形で効いてるなぁ、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月26日
人間に向き合おうとせず、不意を打つ冬沢のニヒリズム。
迷いを受け止め、答えを返してくれる存在のありがたさ(と、華桜会における不在)
四季の不在が鏡になって、華桜会の弱さ、team柊の強さ、作品が追うべき価値が顕になる。
ここで辰巳と申渡の狭い世界を開けて、team五人の問題としてどっしり受け止める方向に勧めたのは、キャラへの敬意があってとても良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月26日
俺たちは柊の五つ星。お前を真ん中に、何処までも走っていく。ちょっと奥様…原液の”青春”ですわよ…。
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”GLORY+HOLLY+STORY”がteam柊(英語で”HOLLY”)の自己紹介、セルフボースティングソングとしていい仕上がりだったのが、凄く良くて。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月26日
俺達は最強の演劇チームとして、最高の仲間として、今こういうアクトが出来る。これが”team柊”なんだ。
それを堂々宣言できる結束が、新しい未来を連れてくる
物語は最後に、主役とライバルの対峙を描く。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月26日
選ばれたエリートとして、ずっと”上”に立ってきた辰巳。そのポジションを示すように、彼は最初階段の上にいる。
それがもう、対等以上の関係になっていることを、”翼”を見てしまった辰巳は否定できない
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だからぐっと腕を掴んで、自分と同じ最高峰まで引っ張り上げる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月26日
『お前は気づいていないかも知れないけど、お前は凄い役者になってる。俺と肩を並べる所まで来てて、だからお前に負けたくない』
余裕を保つことでプライドを守ってきた”姫”が、むき出しで叩きつける嫉妬と情熱。
多分この段階で、星谷は辰巳と自分を対等だとは毛頭思ってなくて、でも唐突に突きつけられた高い自己像を否定はしない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月26日
そうやってライバルとして向き合うことが、また別の波乱を持ち込むとしても。
大好きなお前が見てる俺は、多分嘘じゃない。嘘にはしない。
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ぐっと拳を固めた時に、星谷は多分、”翼”を手に入れつつある自分…辰巳が見つけてくれた自分を受け入れることに決めたんだと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月26日
そうやって、他人に反射しながら自己像は変化していく。
変われるからこそ、カンパニーであり続けることに意味がある。
拳を伸ばせ。手を繋げ。そこに未来がある。
華桜会がグダグダ冷たいすれ違うを続ける隣で、この爽やかな決意を込めた表情…なんとも晴れやかで、好ましい若武者たちである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月26日
これでムードメーカーだけでなく、アクターとしても星谷は頑張るしかなくなった。
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演劇人として怠けた舞台を見せれば、この真っ直ぐな視線を裏切ることになる。こんな俺を見つめて、俺の知らなかった可能性を見つけてくれた親友を裏切ることになる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月26日
辰巳が迷妄を振り切ることで、主役を新たなる領域に引っ張り上げる。
冬沢先輩が”実力”に拘ってる状況で、非常に説得力のある一手だ。
同時にこの対峙は、カンパニーが本物の信頼で結ばれていればこそ叩きつけれる挑戦状でもあって。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月26日
そういういい風通しを作ったのは、間違いなく星谷のリーダーシップと優しさなわけで。
ツインステージという新しい決断は、親友でライバルな二人がお互いを信じ、高め合えばこそ辿り着いた場所。
結果として冬沢先輩の思惑通りに転がってるんだけども、狭っ苦しい我欲では見れない高い景色に、若造共はとっくに辿り着いていて。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月26日
この”視差”を鮮明にするために、辰巳を軸に今回回したのかな、と思う。
他人が見ているものを、勇気を持って受け入れることで広がる世界。その先にある、桁違いの表現。
賢いつもり政治をやってで、綺麗事に体重預けられないと身の丈が縮む。世界がつまらなくなる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月26日
冬沢先輩はそういう場所にいるし、四季もその狭さをぶっ壊せていない。理想主義者なんだけども、理念が仲間を縛る冷たい鎖を開放できていない。
力なき正義と、正義なき力の対立、ともいえるか。
星谷と辰巳は正義が力を、力が正義をそれぞれ後押しして、お互いとカンパニー、舞台と観客を高くて広い場所に連れて行ける。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月26日
華桜会と二年は同じ問題、同じ構造に囚われつつ、関係性のスパイラルが正負真逆に回ってるんだな…二年組は、先行してそこから抜けていく、と。
んじゃあもう、先にたどり着いたやつが手伸ばして、無力の闇、過剰な力の闇に囚われてるバカ先輩を引っ張り上げるしかねぇ! って状況。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月26日
それをどう届かせて、どう揺さぶっていくかが後半最大の課題になるのだろう。冬沢先輩、自分を頭いいと思ってるから質ワリぃわな…辰巳にある謙虚さがない。
四季も頑なな部分、言葉が届かないなら届かないで諦めちゃう部分がある。星谷は超感じ悪い冬沢先輩にも、諦めずアプローチしようと決意を固めていた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月26日
つまり諦めを踏破する熱血を、四季は星谷から学ぶ…というか取り戻す必要があるのだろう。入夏と春日野相手には、すっげー熱血ボーイだったわけで。
というわけで、一旦カメラを華桜会から外し、辰巳に寄せることで全体像が鮮明になるお話でした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月26日
ここでカンパニーではなく一演技者、優しさではなく強さにクローズアップして、ライバルの思いを個別に彫り上げてきたのは、群像劇としてとても良かったです。
栄吾の静かな信頼と強さも、タフで良かった
辰巳の悩みと覚醒を、しっかり主役に引き渡して、今後の物語を推進するパワーにしていたのも素晴らしかったです。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月26日
演技者として後退することを許されなくなった星谷が、自分とカンパニーを何処につれていくのか。
その飛翔が、迷える年上をどう切り崩すか。
三期、マジで面白すぎる。来週も楽しみ。
あ、Wステージで競い合う形になったけど、お互い凄く相手の顔を見て納得して、卑怯な振る舞いもしてないってのは四季-冬沢の”対決”と正反対だね。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月26日
やるなら真正面から、相手に敬意を持って殴りかかれ。
展開がそう言ってんだけど、不器用と卑怯がぶつかりあってすれ違うんだよなぁ…めんどい!!
あと申渡が『学園を出た後』を見据えた上で、今しかできないことを見ているのも、『学園を出た後』しか考えずにOPセレモニーを私物化しつつある冬沢先輩と対比なのね。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月26日
君は年下世代のこの高潔と見識を見て、なんとも思わんのかね!(冬沢先輩とにかく”見れてない”んで、なんとも思わないです)
追記 三期はリフレイン、リフレーズの使い方むっちゃ上手いなー、と思う。
スタミュ追記
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月27日
カンパニーとしての”和”よりも、役者としての衝動をあえて優先して突き進む辰巳の激情が、おすまし顔に眠ってるのは二期終盤の柊先輩と共通してんのは”血”だな、と思う。
進むべきと思ったら、諦めることは出来ない。でも、願いのまま突き進んで、周りを傷つけたくもない。
自分の中の熱量と、周囲を巻き込むことへの気後れを後押ししてもらって、新しい地平に飛ぶ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月27日
再演であり初演でもある辰巳の踏み込みが、四季の目はみねーわ我欲上等と開き直るわの冬沢先輩と対比されつつ、結果だけ取ると狙いが重なってるのは面白いところ。
冬沢サン、アンタの”野望”、喰われるよ。