っしゃあ、よねちょくんとシスプリ第6話往くぞ!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年9月14日
どうみても虚構まみれの島の中で、演劇というさらなる虚構を積み重ねる。エンジンかかってる時の押井守みてーだ。
動機の始点を時系列順に描かず、状況が動いてる所から倒述で描く。こういう捻ったことやるから頭入ってこないんよ話が!!
一切姿が見えない優勝賞品で、あっという間に状況が固まる。マクガフィンがマクガフィンであることを一切隠さず、豪腕でシチュエーションだけを連れてくるエグさ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年9月14日
そしてこの強引さは、”シスプリ”世界そのものの属性でもある。むっちゃくちゃニヒルな元ネタ解釈しとるよな、無印アニメ。
偽妹であるマミだけが、航に空っぽなフォローもせず、本質をついた発言をしてくる。”シスプリ”の外側にいる二人の共鳴関係は結構面白い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年9月14日
つーか他の妹が定形コピペしか現状しないので、素直に見ていくとマミに感情が乗るんだよな。…ギャルゲ原作でこれで良いのだろうか?
また妹たちが航の人格を無視して状況を強引に転がしている…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年9月14日
童話のお姫様が軒並み集合する演劇のネタが、モロにシスプリメタってるのがなぁ…『王子様=ギャルゲー主人公が居なければ舞台が成立しない』とか、急造の王子様が航そのものだったり。
航に過剰な負荷がかかるアドリブ構造も、プロミスドアイランドの現状まんま。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年9月14日
舞台が現実の投影であると同時に、プラスティックな冷たい舞台でしかない人造島のコピーでもある舞台劇。
かなり難しいメタ構造が、ヘナヘナな作画で強引に転がっていく。クレイジーすぎてドライブ感すらある。
今更ながら『十二人の怒れる男』のパロなんだろうか、このタイトル…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年9月14日
これアニメ制作状況のメタと愚痴も入ってる気がしてきたな…動き出さない役者、適当な投げっぱ、動かないキャラ…穿ち過ぎか。
インプロというのも生易しい、超投げっぱ大暴れ舞台。千影、適当に煮えたらなんとかなると思うなよ
姫たちからの過剰な愛情をまえに硬直していた航だが、マミの言葉を思い出して動き出す。…やっぱマミヒロインじゃね…っつーか、”人間”がマミしかいねぇ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年9月14日
個別エピで掴んだはずの人間性が、毎回蒸発して航との関係がリセット気味なところも、展開が(多分狙い通り)上滑りする徒労感に繋がっとるな。
『選ぶ』というギャルゲー的カタルシスを排除した、アニメ版シスプリに相応しく、王子様は選択をしない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年9月14日
それは逃亡ではなく、意識しての保留ではある。
具体的な報酬が意味をなさず、思い出だけが形を取るのは雛子エピと同じ。まぁこのプラスティックな舞台だと、結果なんぞいくらでも捏造されるか
というわけで、トンチキ列車という形だけが追いついてくる結末に。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年9月14日
兄妹初の共同作業が、全員参加のフルアドリブ、グダッグダな虚構制作なあたりに、一期目の方向性が見える。
『”シスプリ”は”嘘”ッ!!!』と堂々投げつけてくるの、原作ファンへのビーンボールだよな。トンチキ過ぎて目立たんが。
しかしそこで顔面に投げつけるだけで終わらず、『でも…そこに体温があるかもしれない…一緒に探すか!』となる所が、数ある原作レイプアニメの中でも異質なところである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年9月14日
『好きになれねーけど、好きになれるところ探すわ!』という前向きな後ろ向きなのか、好きな結果がこれなのか。悩ましい。
ともかく、航はグダグダじわじわ、ボロボロのアドリブ劇を通じて妹の”息吹”みたいのを感じていくことになる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年9月14日
今回の劇は今後の展開、あるいは作中の状況をメタっているわけだが、出来が八方破れ過ぎてメタの仕事が刺さってない。その無茶苦茶さが、逆に作品に誠実ですらある。やっぱすげーな無印。