イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

プレイレポート 19/09/23 TNM『死体を運ぶ』

昨日はカッツェ面子とTNMを遊んだよ。SONEさんが公開している超絶オモシロシナリオ”死体を運ぶだよ!!

booth.pm

 

シナリオタイトル:死体を運ぶ(ルート1,2,3) システム:トーキョー・ナイトメア RL:コバヤシ

二次元くん:柏葉和也:31歳男性:ニューロ◎レッガー●カゼ ゴーグル越しに電脳世界を感覚する、職業犯罪者。直結した愛車を操り、ニューロエイジの闇を駆けていく。古馴染みの河渡闇夜に屈折した感情を持つ、秘めたるエモーショナル・ガイ。
新米くん:”天星弓”藤堂弓佳:25歳女性:チャクラ◎カゲ●カブトワリ 収めた弓術を殺戮仕事に使い倒す、売出し中の荒事屋。ダスクエイジの闇に巻き込まれる形で稼業に入ったが、持ち前の修羅を活かす天職として素直に受け入れている。

こんな感じのクールなコンビが、ワケアリの死体をヒーヒー言いながら運ぶシナリオでした。むっちゃくちゃ面白かったので、みんなも遊ぶといいよ!(初手宣伝)
色々いいところがあるんですが、ナイトメアだからこそのザラついた現実感を『死体を運ぶ』という導入にまとめ上げ、そこから死体の正体、事件の真相がスルスル顕になっていく裏切り方がまずいい。
3ルートを連続で遊ぶ形式上、ループ展開を『こなしてる』感じが出ると全部ダイナシなのですが、そうならないよう展開を揺さぶり、いいタイミングでイベントを入れ、スムーズかつ盛り上がる話運びがシナリオでしっかり用意されています。
コレに乗っかって夜を走っていると、キャラクターがダスクエイジの中息をしている肌触りがリアルに伝わってきて、凄く面白いです。戦闘が結構キツくて、シビアな判断を要求されたのも、生っぽさが加速してとても面白かった。

ループ形式で物語が積み重なっていくのも、シナリオ独自のテイストをたっぷり味わえて素晴らしい。繰り返しだからこその演出がPLサイドから自然にでてきて、セッションの温度が熱くなるのは本当にいいです。
3ルート全部テイストが違って、ダスクエイジの色んな顔が見えるのも、ナイトメアのシナリオとしてとてもいいと思います。ドス黒い欲望と真相を冷たく切り捨てたり、プロの仕事にかすかに漂う情に思いを馳せたり。同じキャストで周回するからこそ、その多相性が独自の面白さになりました。
3シナリオたっぷり遊んで、3時間30分くらいのラップタイムで走れる速さ、濃厚さも素晴らしかった。二周目以降はプレアクトや一部シーンを飛ばせるので、相当に早いんですよね。凄いなぁ……でもたっぷり遊んだ満足感も当然あって、非常に贅沢なゲーム体験でした。

PLもシナリオの趣向にしっかり乗っかって、いいキャストを出し、いいロールをしてくれました。手早くストレスなく遊べたのは、やっぱプレイフィールを支える価値観、何を重視するかのビジョンが共有されて、信頼関係が構築されているからだよなぁ……。お外で背筋を伸ばすのも大事だけど、お家でくつろぐのも大事だなぁ、と思った。
実はプレイ直前にシェンツ先生がNGになっちゃって、音速で修正してプレイに挑んだわけですが。こういうアクシデントにしっかり対応して、引きずらず楽しいセッション出来るのは本当にありがたいことだと思います。シェンツさん、チャンスはある、また遊ぼう!(超私信)

というわけで、非常に楽しいセッションとなりました。本当にいいシナリオ、死ぬほど面白いシナリオなので、TNM遊んでいる方、これから遊ぼうと思っている人は是非におすすめです。
いいセッションでした、同卓していただいた方ありがとうございました。