長かったシスプリマラソンも残り二話ッ! 第25話参るッ!!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月3日
開幕灰色の東京、一年前と同じ景色、違う航。バッキバッキに抽象で殴りつけてきて大満足である。これでなくっちゃな…。
”妹”の象徴である帽子の少女と、彼女から”兄”を奪う燦緒のイメージカラーが両方黄色なの、面白いなぁ…。
『お兄ちゃん大好き』一本だけでこの湿り気と重力を出せる可憐、流石シスター・オブ・シスターズ、コンテンツの顔である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月3日
髪をいじりメガネをかけ、自分の色に航を染め直す燦緒の感情もまた濃い。血縁と異性になんて、絶対に負けない!
今見返すと結構純愛人間で、重すぎてこええ。
暗いムードを陰りではなくて、強すぎる光で白々しく描くセンスは結構好き。花穂の涙を如雨露で屈折して描くところとか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月3日
シスプリがどーこーとか、都合のいいギャルゲ島がどーこは横に置いて、児童が家族恋しで涙に暮れている姿は痛ましくて、結構耐えらんない。年取ったなぁ…。
燦緒の『お前のため、お前の幸福のため』というドミネーションが記憶以上に凄くて、かなり戦慄してる。幸福で窒息させて自由を奪う。かなり”やり手”であるな。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月3日
どっしり腰を落として、航の不在が生む12人それぞれの傷を追う。結構キッツい構成だな。あと鈴凛、姉妹おるやろがい。
このダメージの受け方、過去の振り返り方はモロに航死んでる重たさで、場違いながら”シスプリ”とはそういうもんでもある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月3日
兄との死別(死んでない)に耐えきれず、無垢なる年少の妹の胸を借りて哭く春歌。結構良い重力出てて、女女描写としてもいい感じ。…20年分の屈折が見て取れる受容だな…。
ここで”待つ”以外の行動が取れる所(取れてしまう所)がマミなのだなぁ…番外のアウトサイダーだからこその自由。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月3日
まぁ世界律に邪魔されて、有効打にはならねぇんだがな。
この大事なシーンで”プミスト”に誤植してるところが、まぁ無印アニメである。ホントへにゃっへにゃだな!!
四葉の発想が、完全に世界をメチャクチャにして主人公に自分の方を向かせるロボアニメのラスボスのソレで慄然とする。お前の怒った顔が見たかったからさぁ!!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月3日
あんな人造ギャルゲ島で健やかに育つと思ってんなら、ピアジェから児童心理学やり直したほうが良いぞじいや。
いつでも入水できるオーラを出すのは止めなさい、ちーちゃん。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月3日
そして一人、毅然と立つ咲耶。長女や…超かっこいい。
その先回りをして、”妹”として灰色の街を殴りつけるマミ。超かっこいい…完全に”切札たる道化師(ジョーカー)”じゃん…。
実兄が同性に超ネトネト感情で投げてるの、マミキツいね
嘘っぱちの現実をフィルターするために使ってたデジカメが、思い出と真意を再生するための依代となる。此処のメタファーの相転移は相当に良い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月3日
文法的にはロボットが殺人機械として生まれたオリジンを思い出して、今までの生活を自分の手で潰そうとしてオイルの涙を流す展開だよな…。燦緒は悪の博士
そして”プロミストアランド”の伏線回収きたぁあああ!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月3日
なぜ物語の舞台がその名前だったのか。そこに約束があったからである。
レビュスタなら間違いなく”スタァライト”流れてますわ。東京タワーもぶっ刺さってる。
ここでようやく、眼鏡の奥の目が見える。序盤のゴーグルの使い方が生きる演出。
私が生きるべき色彩は、あの想い出の中にあった。FGOなら間違いなく”色彩”流れてますわ。オーケストラアレンジで。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月3日
未来と指切りした小指を、全ての兄と妹が見る。咲耶だけはその未来を掴むため駆けるが、自分たちの楽園を維持していた閉鎖性に阻まれる。さー盛り上がってきたぞ!
フィルムでなくデジタルなのは、再生の容易さってのもあるんだろうけど、リセット可能な”ゲーム”(読参含む)に基盤を持つシスプリの仮想性を拾うためでもあるのだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月3日
それでも君は、”シスプリ”を選ぶのか、という問いかけは、航を主人公とする視聴者に投げられたものだ。此処に至るのが最終目標
航衝撃の一言とともに、遂にハーモニー演出までぶっ放される。出崎要素とギャルゲーの不協和は、出崎版Airを思い出す(なお、筆者は大好きな模様)
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月3日
そんなわけでシーズン1のメタメタ要素がガッツリ顔を出す、最終話一個前である。灰色の東京、迫りくる燦緒、露骨死んでるムードの妹たち。
記憶より演出がガツガツ殴りつけてきて、かなり面白かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月3日
ここに持っていくために色々埋めていたのだが、路線変更してなかったことにしてたものを強引に引っ張り出して、帳尻を合わせた形の最終回と言える。まぁあんだけ毒巻いたら、拾って終わらせんとな…。
燦緒のねっとり至近距離戦闘も記憶よりハードコアで、”外部”として航の一年、積み上がったシスプリ愛着を否定しまくる動きが良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月3日
これに同意しつつ反発することで、航(に覆い焼きされる視聴者)は『シスプリ、そんなに悪くないよ』と肯定出来る。序盤の不協和は、ここに繋がる布石なのだろう。
まぁ間をぶっ飛ばして方向転換したので、繋ぎが結構ざっくりした感じにもなるが、今見返すと結構的確に要素を回収している。デジカメとメガネとかね。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月3日
シーズン1のまま2クール走りきってたらどうなっていたのかと考えると…まぁ総スカンだったのかなぁ。俺は見たいけど。
妹達のリアクションは露骨航死んでて、その大仰が依存性と”兄”の特別さをあぶり出す。”妹”として設計されていた存在は、兄がいなければその価値を喪う。単独で存在できるほど強靭な存在ではないのだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月3日
…個別回の書き方見ると、鈴凛、咲耶辺りは自力で立てそうな感じもあるけどな。
久々にモノローグを封じられた航は、一体何を選び取るのか。『行かない』という発言の真意は。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月3日
最後の決断をアニオリキャラだけで往復させる終わり方で良いのか。そういうややこしい物語性を、”シスプリ”に預けないためにオリジナルキャラなのか。
全てが決着する最終話は明日。いやー、面白えなオイ。