Dr.STONEを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月4日
謀略渦を巻く御前試合。お互いに体力と手駒をすり減らしながら、マグマと科学王国の闘いは続く。
卑劣な不意打ちに倒れた金狼。銀狼のセルフドーピング。波乱含みの大会は、遂にクロムを戦場に引きずり出す。
圧倒的な暴力を前に、窮地に陥る科学使い。
そこに現れた、あの男はッ!
そんな感じのサクサク御前試合編。マグマをヤグラから蹴り落とすところまで、一気に進む。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月4日
ジャンプに載っててもトーナメントが主眼の作品ではないので、このスピード感は良い。大事なのはチームが勝って、重病人・ルリを治療可能なところまで手を伸ばすことなのだ。ほんと救命ばっかやってるな…。
マグマは脳筋に見えて悪知恵は働く輩で、ルールの範疇で不意を打ったり、チームオーダーを発動させたり。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月4日
マリーシアを駆使して再衆敵な勝利を目指すところは、知略系スポーツ漫画の味わいもある。主役サイドも悪知恵使う…どころか、ハッタリと心理操作はメイン武器だしねぇ。
今回はそんな、悪知恵の後出し合戦みたいな味わいもあるエピソードだ。同時に友情・努力・勝利でまとめちゃう所も、パワーあっていい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月4日
ルールに拘る金狼が、ルールに足を取られて勝ちを逃がす。しかしその負けは無価値ではなく、クロム戦に向けた伏線にもなっている。
御前試合はクラフトばっかやってて地味めな展開に、シンプルな勝ち負けと躍動する筋肉を持ってくる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月4日
同時にサルファ剤を作るため繋がった科学王国が、チームとしてどういう繋がりを手に入れたかを確認する場でもあるのだろう。
それぞれ長所と短所があって、お互いを補い合える関係。
短所に見えるもの、敗北を連れてくるものはもっと大きな価値に繋がっていて、目先で判断してはいけない、という教訓も交じる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月4日
ハメられての敗北よりも、スイカの無事に涙するルリが善良ですごく好き。ゴリラゴリラと煽りつつも、根っこの優しさを大事にしてくれる話運びがありがたい。
銀ちゃんの思い込みドーピングは、謀略戦の息抜きというか、貴重なコミカルシーンだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月4日
『マテリアルな科学技術を積み上げるのと同じくらい、思い込みと意地が勝敗を分ける』って意味じゃ、後のマグマVS科学王国に繋がる描写…なのか?
あくまでお調子者な銀ちゃんが、僕は好きだよ。
そして本命、クロムVSマグマであるが…ゲンちゃん復帰戦て側面もデカいなこれ! おかえり!!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月4日
クロムは現場で体を張り、千空は複雑な計算をこなし、ゲンちゃんは言葉で時間を稼ぐ。スペシャリストが専門分野で仕事を果たし、何事かを成し遂げる”オーシャンズ11”的楽しさがあるね、このバトル。
クロムは科学使いなので、あくまで科学で勝つ。凹レンズのこと教えていないので焦る千空先生と、教えられなくても学び取ってるクロム弟子の関係が、ひっそりと好き。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月4日
千空が現代知識チートで優越しているように見えて、結構想像の外側に弟子が出る描写多いんだよね…それに驚き、喜ぶ描写も。
しかしクロム唯一の勝ち筋は細く、いきあたりばったりのバクチだ。それが実現可能であるかの検証は、土俵の外にいる千空にしか出来ない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月4日
一分。殴り合いには長過ぎる静寂を作るために、メンタリストの舌が唸る。復帰即友情コンボキメるゲンちゃんは、科学王国好きすぎだと思う。俺も好き。
マグマもチームで闘っているってのは、マントルに棄権させることでコハクを勝たせないチームオーダーで見て取れる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月4日
しかしそれは一方的な支配と搾取で、それぞれの強みを活かす繋がりとは違う。そういう性質の違いが、土壇場で勝ち負けを決めるのだ。ああ、汗臭いマンガ…(好き)
その勝利を最終的に連れてきたのが、少年のちっぽけな意地と恋慕だってのは、綺麗でいい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月4日
ただ知識があっても勝ちきれなかっただろうし、友情だけでも一足足らない。マグマを飲み込む執念があってこそ殴打にも耐えられたし、無から炎を生む奇跡(科学的詐術)も生み出せる。
マテリアルな要素を繋ぎ合わせつつ、決め手は人間の意志に任せるバランスが、やっぱりいい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月4日
マンガ的な嘘とハッタリはもちろんあるけど、それを冷笑するより浸りたくなるのは、心の熱量をちゃんと大事にする姿勢が、ドラマに強く食い込んでいるからだ。
やっぱ、人間讃歌なのだと思うこのお話。
マージでゲンちゃん復帰の挨拶が、一見リアリストに見えてただの友情ロマン野郎で最高だった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月4日
『コーラで約束しちゃったしね』って、そのコーラは現状ただの夢っすよ夢。空約束。
それに呼ばれてホイホイ戻ってきて、当意即妙にクロムの勝ち筋を補強する。どんだけ友情ツンデレ人間なんだよ…。
そんなゲンちゃんの助けも借りて、マグマの手駒は全部落ちた。科学王国大勝利ッ!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月4日
これで御前試合が終わり、スルスルとサルファ剤も完成して第二章開始まで、来週行くかな?
アニメで見直すと、ホント全然停滞しない話だな…。新たな脅威は、静かに迫るのだ。
あ、新しくなったOP/EDは両方良かったです。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月4日
OPは原作の勝負コマ、印象的なシーンを機関砲のようにぶつけてきて、2クール目への期待感がバキッと跳ねるいい仕上がり。歌詞と併せた色彩の変化も、詩情があってよかったです。
EDは素朴な感じの描画と、千空の子供時代を補強する内容が素敵。
今後の展開を考えると、千空親子の描写をEDで補強するのは妙手なんだよなぁ…EDって意識しなくても脳に滑り込むものだから、真実が顕になった時の爆発力は確実に上がると思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月4日
第2クールに入って、なお元気。ストーンワールドの科学冒険譚は続いていきます。来週も楽しみ。