GRANBLUE FANTASY The Animation Season2を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月4日
再び紐解かれる、蒼き空の冒険。
少年騎空士グランと、星晶獣に愛された少女ルリア。彼らを取り巻く仲間の物語が、装いも新たにアニメで動き出す。
のどかな平和を脅かす、古代の力と帝国の野心。そうして静かに、運命が動き出す…。
というわけで、制作会社もA-1からMAPPAへ! グラブルアニメセカンドシーズンだよっ!!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月4日
やっぱ造り手が変わると色んな部分が変化するわけですが、僕の好きなアニブルは全速力で最高であり、喜んで『おかえりっ!』と言える仕上がりでした。
いやー、面白かったしみんな可愛かったなぁ…。
光沢ある塗りと線の多いデザインで殴りつけてくる前作から、やや薄塗り簡略気味への変化。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月4日
クオリティで圧倒する無条件のパワーは少し弱まったけど、やっぱりよく動くし、作品世界に馴染んだ視聴者にとっては今の柔らかさ、凄くしっくり来る。相変わらず作り込みはスゲェしな。
”BANANA FISH”で良い芝居を付け、印象的な絵を沢山積み重ねてくれた梅本唯が監督ということもあって、色々期待が高まった今回。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月4日
思い切り殴り倒すというより、静かに丁寧に帰還の挨拶してくれる感じの第一話で、スッと”2”が心に染み込んできました。この調子でお願いします。
まずアバンの、ビィくんがグランサイファーを飛び回すシーンがいい。キャラの個性が芝居に滲んでいるし、ビィくんは可愛いし、『今、俺らこういう面子で旅してます』って情報がギュッと詰まってるし、ビィくんはかわいい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月4日
動物仕草がたくさん見れるの、ほんとアニブルの良いところ。
制作会社が変わったとはいえ”2”なので、色々抱えた思い入れを大事にして欲しい気持ちが、視聴者にはあります。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月4日
グランとルリアが出会い、甘酸っぱい恋と激しい運命に立ち向かった日々。
『俺たち、それ無視してないぜ…』と”秒”で分かる、この視線の交錯。
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僕はグランとルリアが前回作り上げた、清潔感と情念の同居する関係がすごく好きなので、初手で簡勁にそれが健在だと見せてくれて、凄く安心しました。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月4日
ほんとあのアバンの情報圧縮は凄い。『おー、大体こんな感じか』と肌で判るように、凄まじいクオリティを目立たず使い倒してる感じ。
僕はアニブルの生活感が凄く好きです。ファンタジー世界の衣食住、仰臥起座が細やかに描かれて、異世界の空気を胸いっぱいに吸い込める感じがする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月4日
それを生み出すためには尋常じゃない作り込みと、細やかな意識が必要だと思います。この第一話は、そういうものにみっしり満ちていました。
冒頭酒場のシーンの『コレッ!』感凄いし、俺もファンタジーTRPGでああいう依頼の受け方したいし、グランサイファーの愉快な仲間の個性も、しっかり出てる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月4日
飯を食う”活きた存在”としてのキャラクターが、随所に顔を出してました。
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酒場のシーンはイオちゃんの書き方が特に好きで、『ルリアとスプーン共有するくらい距離が縮まってるな』とか、『ラカムおじさんと相変わらず仲良くケンカしとるな』とか、キャラの一挙手一投足を浴びるのがとても気持ちいい。生きてる、って感じがする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月4日
生きてるからご飯食べて、お野菜貰うのだ。
生活の細やかな描写、関係性と感情を仕草に込めて積み上げていく執念が、世界とキャラクターの実在性を上げていくのは本当に地道で、見事なクオリティの使い方だと思います。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月4日
みんな人格のよく出た動きを続けていて、凄いコクのある映像になってる。派手なセリフは無いんだけど、そこにいる感じがする
キャラ描写のど真ん中をズイズイ進んでいくこの横綱相撲、『グラブルのアニメが帰ってきたな…』って感じがあります。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月4日
スタッフが大幅に変わっても、こういう世界を見る目、描く腕が変わっていないのはとても嬉しい。そういう地盤の強さが、とても好きだったから。
みんな生きている世界なので、動物も当然沢山いる。マージでアニメで動く動物さん大好き人間としては眼福で、羊も馬牛もビィくんもテスカトリポカくんも、必死に生きてて可愛かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月4日
怯えた肉食動物の子供みたいだよね、この星晶獣…。
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”獣”と付く以上星晶獣もただの力ではなく、意志を持った命であり。そういう個別の表情を無視して、帝国はヤダ機械でヤダ石埋め込んでテスカトリポカくんを操ってるわけじゃないですか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月4日
そういう悪役の”悪”たる部分を、テスカトリポカくんの動物芝居でちゃんと分からせるところとか、ホント好きです。
暴走はじめた時はただの嵐でしかない(からこそ、アクションの壁役としてシャープなかっこよさがある)彼が、グランと仲間の奮戦で石を砕かれ、”獣”に戻る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月4日
その憐れな怯えをルリアが受け止め、安住の地を作ってあげる。主役がなんで主役なのか、すっと飲ませるシーケンスが良かったです。
騎空士に憧れる少年として始まったグラン君が、つまんねー剣探しに本気のクライミングするシーンも、凄く良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月4日
かつての自分の思いを拾い上げるように、銭にならねぇクエストをこなす。絶壁も畏れず、危険に身を投じる本物の戦士に、グランくんはなった
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一期序盤を思い返すと、変わった部分と変わってない部分が強く胸に迫って、『グランくん、君ってやつは…』としみじみしてしまった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月4日
ここで遠くから剣を見るんじゃなくて、仲間にロープを持ってもらって、誰かを助けるところまで逞しくなったわけですよ、かつての少年は。
そうなるまでの冒険も、僕はシーズン1で見てきたわけで。そういう蓄積を大事に、新たに始めてくれてる感じがシーズン2第一話、しっかり漂ってました。ありがたい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月4日
なんとなしの善意で踏み込んだ先で、人命を救助しミッションクリアのヒントを見つける所が、テンポよく善良で素晴らしかったですね。
シナリオゲストのアリーザさんも、朗らかな人柄と鋭い健足、ドラフ女性の反則プロモーションを存分に活かし、とても良かったです。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月4日
テスカトリポカくんを追い込むシーン、前衛と後衛が役割分担して、フィニッシャーであるルリアまでチームで運んでる感じが凄く良かった。
チームものとしては、前回ラストで加入したオイゲンおじさんが年の功を活かし、料金交渉とか情報収集とかに目立っていたのも良かったです。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月4日
やっぱ新入りに何が出来るかってのは、加入直後に見せてくれると嬉しいもんで。地道に団の下支えをする渋さが、スッと心に染み入ってきました。
あと悪役ポンメルンが、イヤミとヤダ味と説明ゼリフをたーっぷり詰め込んで、主役にやれない所全部カバーしてたのが凄く良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月4日
帝国の悪辣、グランサイファーの状況、星晶獣の凄さ。全部口で言ってくれるもんな…アズレンアニメの赤城さんもそうだけど、そういう動きマジ重要よ。
戦いすんで、日が暮れて。割りに合わない闘いのはずが、グランサイファーは星晶獣を無事封印。情けは人の為ならず、である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月4日
オフショットもキャラの生活がよく乗っていて、顔の見える描写でした。こういうモンタージュの手際が、作品世界への没入を生むのね
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ビィくんに星読み教えてるラカム操舵士とかマジ”ヴッ”ってなる描写だったけども、このあとのスーパーグラルリタイムがマージで凄くって。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月4日
『こんなの…こんなのロマンスじゃん!』って思わず叫ぶ、濃厚な甘酸っぱさと清潔感でした。ルリアのヒロイン筋が太い
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すごーく自然に温かい飲み物を持ってきて、取っ手をルリアの方に向けるグランの仕草とか、字はきれいなのに絵は頑是ない感じのルリアノートとか、やっぱ細かい所の実在感が抜群。マグカップもピンクでかわいいね…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月4日
ただのいいシーンで終わらせずに、旅をする目的と意味をグランに語らせてるのが巧い
父を追う夢のため、命を繋いだルリアの未来のため。少年は騎空士となり、団を作り、巨大な運命に立ち向かう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月4日
そういう背骨があって初めて、今回描かれたような小さなミッションに血が通う。
大河のようにうねる運命と、確かにそこにある生活の息吹は相反するものではなく、相補う関係にある。
そういう作品の骨格を、グランサイファーの『当たり前の1日』を丁寧に積んだあとにしっかりまとめるのは、凄く良い第一話だと思います。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月4日
至近距離へのクローズアップと、話の全体像への目配せが同居しとる。アルビオンでの講和会議へ、不穏に引くラストもグッドだ。
というわけで、大満足の二期第一話でした。このアニメで好きな部分、大事にしてほしい部分が装いも新たに生き生きうねっていて、非常に嬉しかった。ありがたい…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月4日
女の子だけじゃなく、ボーイもおじさんも動物もみんな、それぞれ生き生きと可愛い所が良いんだよなぁ…アニメ動物、沢山見たい。
無理に大きなストーリーを回さず、作品世界のスタンダードをゆったり見せたのも、とても良かったと思います。ファンタジックな世界の美味い空気を、たっぷり吸えて満足です。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月4日
空島泳ぐ青い世界それ自体が、魅力的なキャラクターとして”立って”るの、ファンタジーとして強いよなぁ…素晴らしい。
そんな美しい平穏を乱す、帝国の黒い野望。差しだされた手は、背後に裏切りを隠すのか。ルリピッピのヒロイン力は何処まで跳ね上がっていくか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月4日
城塞都市アルビオンでどんな冒険が待っているか、非常に楽しみになる第一話でした。いやー、面白かった。来週も楽しみですホント。