GRANBLUE FANTASY The Animation Season2を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月10日
秋と冬との境目に、地獄の釜の蓋が開く。
それは諸聖人の祝日。普段は隠れし死霊たちが、大手を振って街を歩く祭り。
父なき家を守る母と、その思いを継がんとする子。かぼちゃのジャックの魔法は、どんな夢を描くのか。
そんな感じのヴィーラさんおつかれッ! ハロウィン特別編!! である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月10日
一期DVD特典のハロゥイン回を、特別編として地上波放送する形。この線の細さ…陽気なBGMの使い所…『やっぱり一期と二期、そうとう違うアニメなんだなぁ』と再確認。こんだけルック違うのに、コア同じなのは凄い。
お話の方は知らない女が知らない女二人を率い、知ってるルリアとイチャイチャしながら人情噺に切り込んでいく形。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月10日
アニメしか知らんので『誰よその女ども! グランくんを返してよッ!』って感じではあるが…一期最終回で、家禽パワーでゴリゴリ押し込んでた人…ですよね?(おぼろげな記憶を再生)
幽霊フェリちゃんと、オン・オフのスイッチが激しいカリオストロをお供に、楽しくはしゃぐルリアが可愛かった。ルリアの可愛さだけは、どれだけ世界線が揺らいでも、主役の性別と課金量が変わっても同じ…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月10日
脳が完全に”グランくん”になってるので、ジータ軸の話にチューニングするのに時間かかったな
しかしやっぱり、背景から立ち上がる世界観の作り込みは素晴らしく、生者と死者、現し世と魔界の境界線があやふやになる特別な日として、ハロゥインを描くエピソードがジワリジワリと染み込んでいった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月10日
こういう角度からハロゥインを取り上げるアニメも珍しいので、感心しつつ楽しい。本来こっちよね
本筋も西洋お盆としてのハロゥインに乗っかって、星晶獣・かぼちゃのジャックを探しつつ、親一人子一人の健気にそっと手を差し伸べる展開。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月10日
ジャックとちびっ子魔女たちが、一夜の魔法を駆け抜けるシーンの児童文学っぽさが、凄く良かった。
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話としては二期第一話と同じで、主人公一行がクエストの途中で袖摺りあった小さな事件を、真摯に解決していく話。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月10日
帝国とやりあったりはしないし、顔つきの仲間が増えたりもしないけど、こういう話をやると一行の善良さが裏打ちされるので、結構好き。
小さい話をやると、それぞれ個別の文化と生活を持った空島を旅している感じも、より濃厚に感じられるしね。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月10日
ハロゥインを島独自の文化として描いたのは、一つ一つの文化圏が寄り集まって形成される大空陸を、肌で感じられて良かったな。こういう、世界の広さが見えるエピソードは好きだ。
ヒューマンドラマの方も、死人の心残りと前に進む意志をクッキーに込めて、手堅くも温かい感じ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月10日
遠くに去っていった人に名残を残しつつ、当たり前の日常を積み重ねている人たちが、死者と出会い直す特別な日。
”ハロゥイン”に敬意を持った作りを、伊瀬茉莉也芯のある少年演技がしっかり支える。
まだまだ未熟なんだけども、父のいない世界を自分なり受け入れて、前に進もうと顔を上げている少年の背筋。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月10日
今回のお話を支えていたのは、そんな小さなプライドと清潔感だと思った。
シナリオゲストがしっかり立ってると、話がグズグズにならんから良いわな、やっぱり。敬意を持てるキャラだった。
それは生者を見守る死者、それが帰還する特別な日に、しっかり目配りをして話を作っているからでもあり。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月10日
ジャックの魔法で蘇った死者が、それでも生者と言葉は交わせないのが良かった。
生き死にの境界線が揺らいだとしても、乗り越えられない一線はあるのだ。その上で、再開は救いになる。
騎空士一行はそれぞれの宿命を抱えて、再び空に漕ぎ出していく。島に残る人たちは死者の祝祭を胸に抱えて、当たり前の日々へ戻っていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月10日
マレビトと定住者。主役とモブ。その交錯点が、このお話だったのだろう。世界観の広がりといい、正しく優秀な”番外編”であった。
清涼と寂寥を上手く混ぜ合わせ、いい具合に本編とは別の空気を吸えた今回。何しろ制作会社違うからな!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月10日
この”一回休み”をどう生かして、グランくんの青春王道踏破に繋げていくか。”霧の島”が舞台になるっぽい次回、なかなか楽しみです。
アニメしか知らんなりに、結構グラブル楽しんでるなぁ自分…。