ぼくたちは勉強ができない! を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月11日
冷厳極まる氷の女王と、目を離したらすぐドジるポンコツ。二つの顔を持つ無敵教師、桐須真冬。
お風呂で強火の肌色サービスに勤しんだと思ったら、激詰め面接で問題児の心を折り、と思えば成幸くんの長所を教師らしく見つける。
真実の彼女は、どこにいるのか?
そんな感じの全領域担当の高性能後期型ヒロイン、”ラグコメゲルググ”桐須真冬メインのお話である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月11日
前半でポンコツ成分をたっぷり見せつけ、緩んだところでシビアな教師顔、成幸くんを”生徒”として扱える唯一の強みをぶん回し、まだ道を見つけきれない弱さも滲ませる。
マジ闘争の全局面において隙がない、完成度の高い立ち回りを見せてくれた。つえーなコイツ…早めにナーフしておかないと、格ゲーなら客が離れるレベルだぞ…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月11日
エロコメからシリアスまで、手弱女から教師まで、色んなかをフル活用できる多面性と馬力を、存分に見せつける強さとなった。
前半はお風呂を舞台にした肌色展開で、『謎の光とか軟弱なことは言わねぇ! 尊敬する映画は”オースティン・パワーズ”です!!』という感じの、際どい隠しが大暴れしていた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月11日
徹底的にモノで隠す作りは、気合と工夫が見れて好きなんだよな…肌色サービスながら”芸”を感じる。
成人済みバディとラッキースケベを呼び込むポンコツ力を活かし、青少年の睾丸鷲掴みって感じの脂っこいアピールであったが、同じく肌を晒しているのに状況を整え、ツッコミと話の交通整理に勤しむあしゅみー先輩の不利なポジションが、より目立つ話でもあった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月11日
年齢的には”下”のはずなんだが、面倒見属性がブンブン暴れまわり、イジったり広げたり面白がったり。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月11日
自分より桐須先生の美味しいところを際だたせるように、非常に器用に動く。
物語的にはありがたい限りなのだが、弱さが魅力ともなる物語の主体としては、少々手際が良すぎる感じもある。
小さいボディでしっかり者、ってのも良いギャップなんだけども、どーもあしゅみー先輩は色恋主軸の話で勝てる性能していないっていうか、ジオンMSでいうとザメルって感じで。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月11日
自立したメンタルとハイスペックな性能、広い周辺視野が逆に、主役に付け入る隙を与えない。
今回の風呂場エピでも、成幸くんとラッキースケベする≒理性を超えたところで心を動かす仕事は、どポンコツな桐須先生の担当となり、あしゅみー先輩はそこにいたり道筋を上手く整えるのに徹してる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月11日
主役エピ回ってくれば、また別の側面から光が当たるんだろうけども…どーにも賢すぎる哀しさが匂う。
やっぱ桐須真冬の、大人っぽくもあり子供でもある二面性は非常に欲張り大正解であり、話の交通整理役も出来るし、メインエンジンになって暴走することも出来る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月11日
他の四ヒロイン、どっちかしか出来ない事が多いんだよな…ゲルググはライフルは戦艦並みで、ナギナタと高機動力で近接も出来るわけよ。
前半のゆるっとプライベートをギュッと締め、”教師”としての顔を見せるのがBパート。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月11日
登場時の『高圧的で嫌な教師』の顔を、文乃と理珠に叩きつけて泣かせつつも、先生役に忙しい成幸くんに”生徒”として向き合える唯一性、少し変化した柔らかさも見せつけてきた。ここでも、二正面作戦に堂々勝利よ。
ハードコアにぶち当たるしかない不器用さが、積み重ねた日々の中で変化していく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月11日
成幸くんとの面接は非常に良かった。成幸くんサイドの思い出が、エロティック・ロマンスに暴走していくところは頭おかしかったけど。脳の配線がバグった性獣じゃん、あのメガネ…。
桐須先生が激詰めしてくれたおかげで、理珠のまんじゅう顔も堪能できたしな!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月11日
やっぱ緒方くんがまんじゅう顔してると、『お、良いもん見たな』って気分になるし、毎日を元気に暮らすことが出来る。国民の福祉だな…。
©筒井大志/集英社・ぼくたちは勉強ができない製作委員会 pic.twitter.com/7wUwecnvmJ
桐須真冬が”先生”をしてくれるおかげで、唯我成幸が自分に自信がない子供でしかなく、担当してる劣等生と同じように乗り越えるべき問題を抱えているのだと、思い出すことが出来る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月11日
その欠落に並び立つのは、一緒に受験に勤しむ同級生の仕事なのだが、導き受け止めるのは”大人”の仕事なんだよなぁ…。
それはあしゅみー先輩でも担当できるポジションなんだけど、彼女自身も受験生で。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月11日
それが成功でも失敗でも、自分なり子供時代を終えて、一つの結末にたどり着いた経験ってのは、やっぱアドバンテージとしてデカいわけですよ。
その上で、柔らかい弱点もたっぷりある。強いわー設計段階で。
嫌味な敵役やってた頃は、彼女の激詰めはただの理不尽でしかなかった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月11日
しかし彼女自身、自分のハードコアな気質に悩む”子供”でもあることが、成幸くんと同じ空を見つめる姿勢から見て取れる。
大人に見える人も、傷と弱さをかかえている。
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そこに踏み込んで、秘密を共有し関係を深めていく物語が、現段階でもかなりのアドを取ってるゲルググにまだ待ってるってことを、今回のお話はしっかり見せてきた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月11日
ガラスの向こう側に広がる、秋の空。無敵の”教師”に見える二人の、曖昧な共通点。こっからいくらでもぶっ込める、かなり”強い”足場だ。
桐須先生の圧力にヘコミつつも、闘志をかき立てて勉学に勤しむ文乃&理珠コンビが見れたのも、また良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月11日
辺りが強すぎるけども、受験に挑む気持ちとロジックの弱さを的確に洗い出して、今後の改善点を示してはいるのよ、あの面接…。
なぜ彼女は、夢を殺し才に従う道を押し付けてくるのか。
そのオリジンが見えた時、鬼に金棒ゲルググに核バズーカって感じで、桐須先生のヒロイン戦闘力は更に上がる気がする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月11日
エロいポンコツに立派な教師、可愛いヒロイン。既に多角的な魅力を積み重ねてんのに、こっから更に”上がる”からな確実に…二期でやれっかは知らんけども。
Aパートの貪欲なサービスに『まーた足踏みか?』と一瞬いぶかしんだけども、Bパートはその予断を逆手に取るような、”受験”にしっかり切り込んだお話となりました。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月11日
桐須先生の苦い忠言は、お気楽学生チームだと忘れがちな現実の厳しさ、”受験”というオリジナルなテーマの影を、しっかり掘る足場なのね
そういうイヤミをいうキャラが、ヒロインとしても魅力的であり、自分にしか出来ない主人公との向き合い方も持っている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月11日
”受験”に悩む子供と同じような、自分ではどうにもならない弱さもしっかり抱え込んでいる。
全局面で強い。ゲルググがゲルググである理由が判るエピソードでした。
『”ガンダムビルドダイバーズRe:RISE”の感想かよ』と、セルフでツッコみたくなるくらいゲルググ言いまくったけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月11日
マージで何でも出来るし、全領域でキッチリ仕上げてくるんだよなぁ…エロいし、真面目だし、ポンコツだし、可愛い。
器用万能キャラはダイヤグラム壊すって、何度も言ってるでしょ!
この圧倒的なポテンシャルに、残りのヒロインたちはどう立ち向かうのか。『競うな! 強みを活かせ!!』って感じであるけども、さてはて。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月11日
次回予告で緒方くんがシリアスな顔していたけども、僕はあの小動物ロボ好きなので、あんま悲しいことにはなって欲しくない…来週も楽しみ。