ノー・ガンズ・ライフを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月29日
激戦は仮面を引き剥がし、英雄の真実を顕にする。
傷ついた十三はGSUとしての本性を顕にし、オリビエは正義の行き着く先に迷う。
込められた弾丸(ねがい)はただ、世界を壊していくだけか。それとも、明日へ突破するための武器なのか。
そんな感じの、さらば英雄! メガアームド斎時定最後の戦いッ!! である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月29日
十三が暴走状態に突っ込む関係上、場で喋れる金ピカおじさんが状況説明を担当しなきゃいけなくて、一生喋っていたのは面白かった。賢雄さんの声をたっぷり摂取できたので、暴走ありがとうって感じ。
金色の仮面、英雄たちの戦後に隠された、どす黒い真実。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月29日
一撃の度にそれが顕になり、メガアームド斎の顔面が崩れていくのは面白い。仮面ライダーなら”マスク割れ”と言われるところだろうが、そこから滲み出す人間性はドス汚れている。
©カラスマタスク/集英社・NGL PROJECT pic.twitter.com/w76a3vGpxW
『つうかそのボンボリ、爆弾かよ!』という驚き含め、メガアームド大先生はいいキャラ、いい悪役だった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月29日
無理くり人間の形を模すことで、”英雄”の醜さ、機械に閉じ込めた怪物性が強く強調されていたと思う。
闘争を通じて真実が顕になることでそれが引っ剥がされるのは、ベタながら良い演出。
十三は人間味のない銃頭であるが、形は人間性を担保しない。鉄郎の決断、オリビエの願いを託されることで、彼は暴走状態から帰還することが出来る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月29日
人を模した怪物と、兵器の顔をした人間。鏡としての敵役設定が上手く行ったからこそ、今回のお話は面白かったと思う。
依頼人でありヒロインでありエピソードテーマを受け止める立場たるオリビエも、なかなか可憐な立ち回りで存在感があった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月29日
唇ぶ厚めのエロい女と思いきや、パパンの思い出に”法”への希望を載せ、ギリギリの淵で戦い続ける信念の人であり、そんな願いを十三に込めもする。
(元)兵器存在である十三は、失われた記憶に誰かの人間性を焼き付けることで、ギリギリ人間たり得ているのかも知れない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月29日
ギチギチと大暴走する本気モードの、パッと見でわかるヤバさ。空っぽのままじゃそれを制御しきれないから、無鉄砲な処理屋として、企業の論理にツッパリ続ける。
十三が体を張り、適切に暴力を行使してくれることで、無法の街にも道理が通る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月29日
”戦略級”まで肥大化したパワーを持て余しつつ、銃頭はクソみたいな”街”でどうにか人間として生きるすべを、人と人の関わりの中に求めている。
効率化された企業体制下だと、真っ先に切り捨てられる部分だろう。
そういう人間性の根源に接続しないまま、金ピカな英雄の皮だけをかぶり続けた結果、メガアームド斎は怪物になった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月29日
怪物に人間の形を与えてしまうのが戦争状況であり、『復興の英雄』たる彼の戦争は、終わることを許されなかった、とも言えるか。その状況を作ったのもべリューレン、と。
そんな企業の都合を、凄まじい一撃に乗せて英雄神話は完結する。もう一人のGSU、もう一人の”ハンド”が、企業の長い”手”として処理した真実。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月29日
オリビエ局長のモチベーションと生命はズタズタであるが、まぁ敵はデカくて強いからね。《完全偽装》も撃ってくるよね。(N◎VA脳の考え方)
失われた父の、法への理念。それを戦後に受け継いだオリビエ局長の願いは、強烈すぎる弾丸で押し流された。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月29日
あらゆる存在を”歯車”に落とすシステムを前に、意地を貫くのは難しい。かくして、英雄の真実は封じられ、神話(プロパガンダ)は続く、と。
苦い結末だなぁ…そういう世界観ではあるけど。
鉄郎が屁理屈ぶん回して、十三に肩を貸す立場になったのは良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月29日
今回のシナリオヒロインはオリビエなので、弱さと理想担当は彼女。前回の失敗も踏まえて、少しだけツッパリ方を覚えた青年の立ち居振る舞いは、なかなかに頼もしかった。
銃口は握らんけども、今の”ハンド”は彼って話よね。
というわけで、英雄譚の終焉でした。苦い決着含め、この”街”の戦後がよく見えるエピソードだったと思います。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月29日
ネタ的な意味でも劇作的な意味でも、メガアームド斎が非常にいいキャラで、彼が頑張ってくれたお陰で話が持った感じ。ヒロインであるオリビエも、いい仕事してたけども。
錆びついた街の嘘に、最後の維持を貫き通す。そんな主役の生き様を、思い切り殴りつけたシャドウ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月29日
ベリューレンのGSUと決着付けて、アニメは終わりって感じかな。奴らを殴り飛ばさないと、スカッと終わらない状況になったなぁ…狙い通りか?
事件を飲み込んで、処理屋の物語は続く。来週も楽しみです