イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

プレイレポート 19/11/30 TNX『メルトダウンメーカー』

昨日はこぺんさんがライドオフでRLするシナリオの、テストプレイに参加してきました!

シナリオタイトル:メルトダウンメーカー システム:NOVA-X RL:こぺんさん

くらいすさん:”ダインスレイフ”黒子:年齢性別不詳:カゲムシャ◎カタナ●カゲ NOVA最強の六振り目、幻のシックスマン。実は綿々と受け継がれる称号それ自体が”ダインスレイフ”であり、恨みを継承しつつ顔と姿を消し、影に塗れる知られざる刃。
やとさん:”黒衣の愛娘(ヴァローナ)”:17歳女性:マネキン◎エトランゼ●フェイト 千早雅之の愛人であり、非常に穏やかな気性の少女。人倫荒廃したニューロエイジで、コモンな優しさを捨てない強さを持つ。実は未来からやってきた、千早雅之の実子である。
助清さん:”全知”木羽賢治:36歳男性:タタラ◎●トーキー=トーキー 22本の牙の一人にして、全知に接続されたニューロエイジ最高の頭脳。全てを知りうるからこそ、その叡智を上回りうる未知と情熱を求め、人の営みに関る。
コバヤシ:”単眼の予言鬼(キュプロクス)”石見正成:30歳男性:クグツ◎●カタナ、カリスマ ”服部半蔵”の名を継ぐ争いに破れ、千早重工に草として侵入していた岩崎忍び。色々あって、自分の意志でスタイルを選び取ることを重視するようになった。増強された異能を操る、三刃の魔剣士。

という面々が、記憶を失った千早雅之を巡りニューロエイジを駆け巡るシナリオでした。ネタバレになるので詳細は省くとして、非常に楽しいセッション、良いシナリオでした。
純白のまーくん育成ゲームとして、上手くゲーム内部に別のゲーム構造を組み込んでおり、選び取ったイベントで変動するパラメーターに一喜一憂したり、それぞれの千早雅之性の衝突を楽しんだり、ストレスなくたっぷりと遊べるシナリオでした。
RLが何をやりたいか、このシナリオの何が面白いかが強く前面にでていて、PLを楽しみにしっかりガイダンスしてくれる所がとても良かったです。『とにかく、これがやりたいんだ!』というパッションがあると、それに引っ張られてPLは没入できますね、やっぱり。
それだけで終わらず、ストレスが少ないゲーム的処理、チームで事に当たる面白さと、シナリオとしての整備がしっかりされていて、スルスルと遊ぶことが出来ました。これはこぺんさんの落ち着いたハンドリング、他PLのクレバーで協力的なプレイスタンスが強く影響しているかな。
NOVAはキャラクターの多面性を掘るべく、スタイルが3つ取れるゲームです。人間には様々な顔があり、スタイルという表現からはみ出した人情味も沢山ある。そうしうシステム独自のテーマ性を、『千早雅之育成』というイキのいいネタにしっかり絡めて、楽しく遊ばせてくれました。
千早雅之というキャラを真ん中に据えたのも、長いNOVAの歴史に最初から絡み、皆に愛される有名ゲストだからこその魅力、多面性を捉えることが出来て、良いチョイスでした。彼の光の側面も闇の顔も、ゲーム進行に従ってしっかり見える骨の強さがあったことが、ネタが暴走せず楽しく落ち着いたセッションになった、大きな理由だと思います。

PLははじめましてのくらいすさん、やとさんを交えつつのセッションとなりましたが、皆さんクレバーで押し引きが巧く、非常に楽しくセッション出来ました。自分がどの領域で楽しむかしっかり見切った上で、他の人の楽しみにちゃんと前のめりに遊ぶ目の良さは、熟練のプレイヤーだなぁと感心しきり。
自分は屈折の果てに三班を居場所に選んだキャラをやりましたが、シナリオヒロインのまーくんを強めに受け止めたことで、上手くシナリオに噛めた気がします。トンチキなシナリオにはちょっと似合わない、強火のハードボイルドをぶらさなかったことが、ミスマッチな面白さを生んでたかなー。楽しかった。

というわけで、非常に面白いセッションでした。今回のテストプレイを経て、ライドオフ本番ではより面白く、強みを生かしたプレイを届けてくれると思います。マジで面白いので、参加希望者は是非に希望を投げるべし!!
良いセッションでした。同卓していただいた方、ありがとうございました。