イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

プレイレポート 19/12/08 ブラッドパス『ナイト・ハント』

日曜日はカッツェで、ブラッドパスのGMをしました。

シナリオタイトル:ナイト・ハント システム:ブラッドパス GM:コバヤシ

シェンツさん:宵闇・エカテリーナ・如月:500歳以上女性:貴種・舞人 氷のロシアにおいて、凶悪な吸血種”バーヤ・ガーヤ”と闘い続けたオールドブラッド。人間性を保つべく、地下アイドルをやったり介護用ベイマックスと戯れたりしてたが、パスを結んで陽光の下に飛び出してきた。胡乱時々シリアス。
浅間忍さん:不破流:21歳男性:義士・監者 吸血鬼に全てを奪われ、吸血鬼全てを滅するためにパスを結んだ男。契約の結果笑顔を奪われているが、日常の防人には不要と嘯くタフガイ。普段はエカテリーナのマネジをやってる。

新米くん:ユスティーナ:外見15歳:半鬼・奏者 とある吸血鬼の狂った計画により製造され、それを叩き潰すべくパスを結んだ人造吸血鬼。被造物特有の無垢なる残酷を、知らずぶん回すイノセンス
二次元くん:烏丸真澄:28歳女性:讐人・戦衛 家族を皆殺しにされ、復讐に生きるアベンジャー。……なのだが、根が生真面目かつ怒りを奪われているため、熱のこもらぬ冷たい復讐劇になっている女。時折ユスティーナに、死別した妹の面影を見る。

こんな感じの血盟が、東京の夜を騒がせる吸血鬼をモリモリ狩り殺すシナリオを遊びました。いやー面白かった。やっぱブラッドパスは、素晴らしいシステムだなぁ。
付属シナリオ一本目ということで、あんまゲストからのツッツキはなく、スタンダードかつ軽量な骨格に、ゲームで楽しいことをもっさり乗っけておくれ! という仕上がり。PLも新システムを手探りしつつ、楽しいポイントを様々見つけてくれたようで、非常に良いファーストプレイとなりました。
やっぱ最初は、世界観の雰囲気、ゲームの手触りをプレーンに楽しめるシナリオが良くて。付属一本目は必要十分に『ブラッドパスはこういうゲーム』てのを提示しつつ、ハンドルしやすく軽量な仕上がりにしっかりまとまっていて、非常に良い付属シナリオでした。
やっぱ血盟ごとに色んな関係性があって、ねっとり重たくやることも出来るし、重たくやらないことで個性を表現することも出来るし、そこら辺PLの好みとシナリオの雰囲気、キャラの味付け色々見つつ調理できる所が、自由度高くていいですね。
世界観も魅力的で、色んなキャラやシナリオ作りたくなるし、シンプルに仕上げつつ自由度が高く、奥行きのあるデザインがしっかり成功しています。遊んでて非常に楽しいし、次も遊びたくなる。素晴らしい。

マスターやってみると、基本負荷を減らしつつ、進行役として色々提案したり、イベントの提案をしたり、やってて楽しい重たさでした。FEARゲーの濃厚な物語体験をしっかり引き継ぎつつ、現代TPRGの速度、軽さにしっかりフォーカスした作りだと、あらためて思った。
環境にもよるけど、ミドルのお題はそこまで縛られすぎずに、補助線的に使ったほうが良いかな、とも思った。成功のイメージが具体的に湧いてるなら、ランダムに頼らずガンガンシーンとか、テーマとか設定してしまっていいと思います。無論、思いつかないときには表の助けを借りよう。便利だからなアレ。
GMとしてハンドルしてて、PL四人、ミドル自由シーン8だとちょっと重いかなー、という感じもした。ベストパフォーマンスとしては、PL二人で設計されてんのかなー……ちょっとやってみないと判らんな。なんなら、後半シーンは血盟ごとまとめて一個ずつ、でも良いかも知んない。シーンカード二枚出せばいいし。
あと戦闘が軽量かつ読み合い、リソースの切りどころで気持ちよく頭を使える仕上がりなのも、非常に良い。マンチ煮込もうと思ってもフェイルセーフがあるし、どのデータでも同じってことはない。このくらいのバランスが、今の僕には気持ちいいなぁ。

そんな感じで、初GMをたっぷり楽しみました。いいゲームだ……カッツェメンツの反応も良かったし、今後もドシドシと立卓していきたい。あとPLがやりたいネ! 色々碌でもない吸血鬼と人間の妄想はモリモリ湧き出しているよッ!
良いセッションでした。同卓していただいた方、ありがとうございました。