SHOW BY ROCK!! ましゅまいれっしゅ!! を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月10日
音楽の都ミディシティ。
雪深き故郷から、夢とギターを抱えて飛び出して来た少女、ほわんは運命のバンドメンバーと出会う。
思いを背負い希望を抱いて、明日に向かって駆けていくキミにエールを。
ありふれた、私達だけの物語が始まる!!
そんな感じの、アプリもリセット! SB69三年ぶり、TVアニメに殴り込みの新作である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月10日
キャラクターとスタッフを一新して挑む新シリーズ、果たしてどうなることかと不安であったが、旅立ちと出会いをどっしり追いかけ、可愛さ満点夢いっぱい、キラキラの出だしとなった。
前半15分をサンリオ白川郷の描写に使うのは、青春モノのオーソドックスであるがゆえに逆に奇手であり、ズバッとハマる妙手ともなった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月10日
ほわんちゃんにとってオーディション招待状がどんだけ重いか、故郷の風景に乗せて書いておいたことで、それを受け止めてくれた後のバンドの意味も上がるかんじね。
冒頭のしっぽフリフリ野菜取り、ウィンクからの藁沓ジャンプを見るだけで『はいあざといー、はいかわいいー』ってなるほわんちゃん。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月10日
マジスゴイよね冒頭三十秒…KAWAIIの現液かよ、って感じ。
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過剰な甘さに期待が高まる中、雄大な故郷の風景に乗っかるタイトル。素朴ながら美しい風景と、暖かな家族との繋がり。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月10日
主役たるほわんちゃんがどういう子か、まず”生活”をどっしり追う中で見せる筆に焦りはなく、非常に良い。
素朴で良い子なのだなぁと、しみじみ良さが染み渡ってくるね。
『えいやっと村』のネーミングセンスも良いが、大根をギター代わりにご機嫌にかき鳴らす”音楽”との距離感とか、可愛いを濃縮しつつもこの子がどんな子か、このあとどんな物語に飛び込むかしっかりサインを出してるのが、クレバーでいい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月10日
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寝間着も私室もギターケースも可愛い…この店には可愛いしか置いてないのかい!(意味不明なキレ方)
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月10日
木造家屋の温もりを置き去りに、娘は夢の街ミディシティへ漕ぎ出していく。寡黙な父が餞別にと、送り出してくれた大漁旗を手土産に。
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雪割りの夜行列車から見る、町の景色。レールの先に広がる、パステル色の夢。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月10日
ほわんちゃんはキラキラなものを背負って、都会へと流れ着く。
ここ迄15分。どっしりと、主役が何を持ち何処から来たかを見せる話運びが、非常に良い。マージで可愛い。
かなりベタ足の上京物語なんだけども、あっちこっち村の美術が手抜かりなく細やかで生活感があること、ほわんちゃんの飾らない人格が描写の中でヴィヴィッドに息づいていることで、じんわり温かい手触り、話が動き出しそうなトルクが感じ取れる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月10日
ベタ足で強いパンチ打てるアニメは、信頼出来る。
そうして話は少し巻き戻り、後にバンドとなる運命の少女にフォーカスしていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月10日
凄まじくピンキーで甘々な外見なのに、クールで打ち解けない感じのマシマヒメコちゃん。可愛い。
バンドに全部を預けるなんてもってのほか、一人のほうが気楽。
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デルミンちゃんとルフユちゃんに合いた距離は、そのままヒメコちゃんの心の間合いである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月10日
ギュッとギターを引き寄せ、自分を守るように胸を抱く。仕草一つで警戒の強さ、”バンド”とどう向き合えばいいか分からない不器用さがよく見えてくる。こういう細かい芝居が、とても上手かった。
デルミンちゃんは結構な不思議ちゃんで、ちょっと頑是ない感じもあって非常に可愛い。食べることばっか考えてて可愛い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月10日
ルフユちゃんは積極的にバンドメンバーと交流しようとして、その前のめりが空回りを生んで、なかなか報われなくて可愛い。善人だよなこの狼…。
お互いに上手く噛み合わない不器用さを抱え、しかし”バンド”の形だけは整っている三人。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月10日
彼女たちがどういう女の子なのかは、ほわんちゃんの大事な大事なオーディション書類を受け取ることで、グッと彫りを深めていく。
事情は知らないまま、大事なものだと受け止め、音楽でメッセージを伝えようとする
ストリートライブ、興味ない。他人の気持ち、関係ない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月10日
そういうクールな態度を取りつつ、ヒメコちゃんが選んだ手段は『バンドで音楽を弾く』ことであり、選んだ曲は”エール&レスポンス”だった。
誰かの背中を押すことの意味、そこに込められたものがしっかり理解っている子なのだ。
デルミンちゃんも妙な真っ直ぐさを抱えつつ、『大事なものだから届けなければいけない!』と強く主張するし、ルフユちゃんも外見一切関係なく、誰かの助けになろうと声を上げる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月10日
コイツラ…全員いい子じゃねーーーか!!
良いねぇ…非常に好物だよ。
そんな未来の”バンド”に出会う前。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月10日
夢と思いが詰まった書類をなくし、友も家族もいない都会の風は冷たい。胸の高鳴りは何処へやら、おにぎりもぐしゃっと潰れてひどい有様だ。
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ここでほわんちゃんを泣かさず、お母さんの思いをタフに飲み下し、パワー補充して立ち直らせたのは『おっ』っと思った。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月10日
ただ可憐で可愛いだけでなく、泣きたいときにこそしっかり食べて、自分の足で立つ力強さも持っているキャラなのだと、飯食う描写から分かってくる。
第一話は作品と、キャラクターと出会う大事な話数だ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月10日
意図と意味がしっかりこもった描写があると、やっぱ作品が挨拶をしてくれたような安心感、これからも付き合っていける信頼感が生まれてくる。
ほわんちゃんは、母のおにぎりを食べて頑張るキャラなのだ。それが第一話で判るのは、とてもありがたい
そんな彼女の耳に、音楽が届く。その三人が、大事な書類を拾ってくれたと、知る由もなく惹きつけられて。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月10日
揺れる体、伸ばされた手。女と女、音楽と音楽が出会い、今運命が動き出す…来たね、ぬるりと。
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『完全に”G戦場ヘヴンズドア”じゃん。「その時差し出された右手が、天国への扉に見えたと言ったら笑われるだろうか──」じゃん!!』と、ポンバシ漫画に脳みそを焼かれた人間しか共感できない揺さぶられ方もしたけど。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月10日
いやーマジG戦だったなー…ペンの代わりにギターを持つんだなぁ。
さておき、ヒメコちゃん達の”エール”は届けるべき相手に届き、新しい可能性に繋がった。そういう力を、彼女たちの音楽、この作品の音楽は持っている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月10日
唄えば届く。それだけの力が、歌にはある。
そういう話なんだから、問題解決は”音楽”でやらなきゃならない。100点の回答、100点の出会いである。
心揺さぶる魂のセッションを終え、”バンド”は言葉なくお互いの顔を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月10日
その時繋がったもの。出会えたもの。それがこのあとの物語、全てを駆動させていく。はー…皆可愛いなぁ…そしてアツい!!
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すんごいど真ん中の出会いストーリーを、照れなく本気で走り切る第一話となりました。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月10日
アツいんだけど泥臭くなく、キュートなんだけど貧弱ではなく。
少しの欠落と不器用さ、満載の可愛げと可能性に満ちた四人が、音楽の街で運命と出会った瞬間を、パワフルにブン回してきました。良いよ…凄く良い。
Aパートでほわんちゃんのオリジン、背負うものの重たさを。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月10日
Bパートでヒメコちゃんのクールな人格と隠した優しさ、メンバーそれぞれの不器用と思いやりをしっかり描いて、音楽が生み出す科学反応で混ぜ合わせる。
出会いを爆発させる。
そういうスタートが、ちゃんと切れていました。
やっぱクールで身勝手に見える(そう自分を認識してる)ヒメコちゃんが、音楽でエールを届ける子なんだと言外に語ってるのが最高に良くて。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月10日
ほわんちゃん達と今回出会って、”バンド”になっていくなかで、ヒメコちゃんはそういう自分を見つけていくわけでしょ? ”ヤバ”じゃんシンプルに。
あのツンツンニ層アイス娘が、山出し純情狐っ娘にどんだけズブズブになっていくかもマジ楽しみだし、なんか不思議な感じのデルミンちゃんが仲間と馴染んでいく物語も、ルフユちゃんの善良さが居場所を見つける話も、今後見れるでしょう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月10日
そういう期待のタネを、山盛りの可愛さにしっかり埋め込む。
彼女たちが個別に、どういう良さと不器用さを持っているかを細やかな芝居にしっかり載せて描き、キャラと物語を理解らせる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月10日
むせ返るようなKAWAIIのラッシュで押し込みつつ、かなりクレバーに作品全体の見取り図、描きたい未来を提出してきて、関心もしました。
まー何よりね、皆可愛いよマジで。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月10日
デザインとか衣装とかも可愛いんだけども、トンチキな行動の端々に善良さが匂って、第一話の段階で感じ取れる魂の色合いが可愛い。
そういうどっしりした可愛さは、”バンド”やる中でどんどん加速するでしょう。音楽の話だからね。
兎にも角にも出会っちまった四人が、この歌の街でどう転がっていくか。来週は初セッションのあとの風景を、たっぷり見れそうです。俺の血中KAWAII濃度は、早くも限界ですッ!!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月10日
天下のサンリオ、渾身の再始動。初手から青春音楽ストーリーのど真ん中で、なかなか凄いものが見れそうです。来週も楽しみ