地縛少年花子くん を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月25日
少年退魔師・源くんと縁を結び、更に賑やかになった花子くん一党。寧々の親友・茜ちゃんを追って、七不思議の”ニ”、ミサキ階段へと挑むことになる。
謎と怪異、危険と冒険が迫りくる異界に待ち受けるのは、一体どんな因縁か…!?
そんな感じの、放課後怪異ロマンスの第三話である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月25日
舞台設定とキャラ紹介に忙しかった二話までが終わり、グッとエンジンがかかってきた感じがある。
おどろおどろしい導入、謎解きと危険、少しのトキメキとミステリー。不思議ダンジョン”ミサキ階段”の仕上がりがとても良くて、非常にワクワクした。
せっかく非日常の住人をツレにしてんだから、やっぱ思いっきりヤバい領域にアタマまで突っ込んで欲しい希望はあって。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月25日
残りの七不思議の”領域”に踏み込み、相手のルールに従いつつ踏破していくこの形式は、ダンジョンハック的な原初の面白さがあって、とても良い(TRPGゲーマーの感想)
エッジなビジュアルが気持ちいい作品でもあるので、日常を思いっきりはみ出した”ミサキ階段”を舞台にすることで、ぶっ飛んだセンスを思いっきり堪能できるのも良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月25日
学園コメディよりも、やっぱ怪異譚をブン回しているときのほうが、絵的な強みは生きる印象だな…可愛い描写も強いけどね。
さてお話は、七不思議の二番目が語られるところから始まる。怪異は噂によって力を得、変質していく。語られることはとても大事なのだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月25日
噂の通り、非常に血生臭くおどろおどろしい”ミサキ階段”。
その魔力は、親友の葵ちゃんを飲み込む
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短い手番で噂のヤバさ、葵ちゃんの可憐さを上手く演出して、寧々のモチベーションを上げたのはとても良かったと思う。TRPGでやられたら、結構アガる導入だな…(ゲーマー脳)
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月25日
友達が消失する出だしは、学校の怪談っぽさ満載でワクワクする。日常と背中合わせのパラノーマル!!
今まで結構流され型というか、寧々が自発的になんかする局面が少なかったので、そういう意味でも良い導入だしね。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月25日
葵ちゃん可愛いけども、このおどろおどろしい学園伝奇世界で、ただただ日常性の象徴なのか、それとも裏があるのか。いまいち体重預けきれない感じも良いな、と思う。
さて事件解決のために花子くんと合流するべぇ、ってところで、寧々も歩けばイケメンに当たる、まーた浅はかな惚れっぽさ大爆走で、妖しい少年と接近遭遇である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月25日
寧々君は本当に、フワッとした夢想で浮き上がるのが好きだなぁ…。
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黒鶴の式神を付けているので、イケメンくんも退魔師かなんかだとは思うが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月25日
”ミサキ階段”に向かうことで、七不思議方向からヤバさを掘って、このイケメンで退魔師方面のヤバさを掘る、って構造かしら。源くん、純朴いい子で怪異絶滅主義者って感じじゃないもんな。
今回の話を通じて、寧々周辺が例外で、むしろ世界観的には冷酷でシビアな感じだとちょっと判った。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月25日
ので、花子くん一行に厳しく当たるレギュラーがいても、話は面白いかな、と感じる。
七不思議の領域を、一個一個巡っていくのでも良いんだけどね。初ダンジョンになる”ミサキ階段”が、凄く良いんで。
鶴の折り紙と一緒に張り付いた監視に気づくこともなく、寧々はパラノーマルな世界へとどんどん踏み込んでいく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月25日
彼岸と此岸を分ける、危うい境界。無用の存在が流れ着く、この世の果て。
花子くんはその”際”に立つ、霊的秩序の守護者である
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当たり前の日常の間隙に、ひっそりと存在する落とし穴。普通人が気づくこともない、怪異の領域。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月25日
そこの表現がヴィヴィッドかつミステリアスで、とてもワクワクするのは良い。こういう方向で、色彩とデザインの尖りを活かすのは、作品の方向性にビシッとハマっている気がする。
ここ二話までは正直、怪異の領域には半歩足を踏み入れて戻ってくるって感じだったが、今回はズブズブと深みに踏み込み、危険を承知でしっかり挑む。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月25日
その当事者性の高さ、スルリとサスペンスの面白さを、結構期待してたんだなぁ、と。いい感じに差し出されると再確認したりする。欲しい所にタマ来たね
友の危機に涙する寧々に、花子くんは危険でエロティックな接近を果たす。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月25日
寧々のもちもちほっぺを玩弄する花子くんもいいけど、このデンジャラス美少年に散々触られる幸運をなんとも思ってねぇこのアマが…憎いッ!
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ガールだけでなくボーイも弄ぶ、ハイライトの消えたデンジャラス・エロティックを前に、俺の乙女細胞(ドリーマー・セル)もバキバキ活性化である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月25日
はー…俺もなー、緒方恵美声の超常存在超絶美少年に、いい塩梅にからかわれてぇなぁ…。声が鬼頭明里じゃないからダメ? そう…。
真紅の非日常を踏み越え飛び込んだ、赤い異界。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月25日
影絵のような、切り絵のような大胆な筆致が、世界の以上さと美しさを際立たせ、非常に良い。コレだよ…コレを待ってた!!
やっぱ異界巡りモノは、世界そのものの異質な美しさに説得力欲しい
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赤と黒でおどろおどろしく塗った非日常が、怪異としての花子くんとバッチリ重なっている(ことで、そこに染まりきれない寧々と源くんのピュアさが際立つ)のが、凄く良い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月25日
フレンドリーで優しいけど、同時に危険な怪物でもあると判ると…もっと好きになっちまうな花子くん…。
花子くんは七不思議筆頭、境界の秩序を司る異能の王として、只人の上に立ち、おどろおどろしく威圧する。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月25日
スケベで呑気な”人間”の顔と同じく、”怪物”としての表情もまた、嘘ではないのだろう。その二面性が、彼の魅力をぐっと引き出す。
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やっぱレトロな和テイストを上手く使いこなしてるお話で、黒電話が突然鳴り出す不気味さ、その先にいる”ミサキ”の底知れなさが、上手く際立っていた気がする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月25日
混沌としてるんだけど、どこかに統一性があって、しかし狂いきってる。
”ミサキ階段”を飾る美術の冴えが、作品世界の足場を固めていく。
僕は異常な空間には、それ自体のキャラ立ちがあってほしい人なんで、三話にしてホームラン級の存在感を出してきた”ミサキ階段”、非常に良いです。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月25日
無限に連なる階段と鳥居、星空と人形の群れ。埋め込まれた謎と、繰り返す問いかけ。日常の裏にある怪異の住処として、強い魅力がある。
場所としての設計と描写が良いんで、そこに潜っていく放課後大冒険にもワクワク出来るし、花子くんが身を置いている世界のヤバさも伝わってくるしね。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月25日
今後もこんな塩梅で、色んなヤバ領域にガツガツ踏み込んで、バンバン冒険してくれると俺好みで良いなぁ…怪異ダンジョンハックだ~い好き。
おどろおどろしいと感じていたら、寧々の浅はか漫才で一笑い取って、緩急つけてくるのもいい感じで。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月25日
寧々くんは本当に、目の前三センチの価値観で生きてる思春期少女の煮こごりみたいなキャラだねぇ…その浅瀬パチャパチャっぷりが好きだよ
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寧々のバカさはイラッとくる、濁った愚かさとはちょっと違くて。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月25日
親近感と笑って見守りたくなる気持ちを、フッと盛り上げてくれる感じの、非常にいい塩梅なのだ。
これは視聴者に好かれるのが仕事の主人公(兼ヒロイン)として、なかなかの強みだと思う。寧々はバカだなぁ(褒め言葉)
そうやって一息ついたかと思うと、巨大ハサミが首を狙うハードアクションと、花子くんのスーパーイケメンアーツが踊り狂ったりもする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月25日
あんたそのゼロ距離接触で赤面しないなら、アタシと変わりなさいよ!!(乙女細胞活性化中)
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いや一応赤面してんだけどね。顔が良けりゃ誰でも発情しやがって…このメス猫!!(心のない罵倒攻撃)
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月25日
花子くんはいつでも冷静沈着、飄々と状況を飛び越え、”ミサキ”のルールを堂々踏破していく。世界の裏側のルールを何も知らない寧々と源くんを、導くのを楽しんでる感じすらある。
今回は怪異世界のチュートリアルとして、いろんなルールが明らかになる回でもある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月25日
領域では七不思議は無敵で、しかし電池をぶっこ抜けば勝ちが見えてくる。惨劇で人をビビらせるのは、語らえる存在として生きながらえるためでもある。
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毎回毎回、パーツを社に奉納しているのも、”ミサキ”の正体≒弱点へのヒントかなー、と思ったりもする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月25日
ポップな外見を整えつつこの作品、当然民俗や伝奇はしっかり調べてあって、基本的な怪異のルールは全てちゃんと踏襲されている。
理不尽に思えても、怪異のルールはそのルーツを示すのだ。
そこら辺の秘密を探っていくのも、怪異ダンジョンを踏破する面白さなのかもしれない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月25日
寧々に課せられた噂操作の使命も、『語られる存在』としての怪異の特異性を強調する。背後にある物語を読み切られると弱いのは、神様も悪霊も妖怪も都市伝説も、皆同じであろう。
ここら辺、ちょっと”虚構推理”とも重なる部分で、『変則ミステリの2020冬アニメ』らしいところだな、と思ったりもする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月25日
肉弾バトルも大事だけど、怪事件を乗りこなすにはその後ろにある物語、ルールとルーツを読み切るのが肝要。
花子くんは知ってる風情だけど、あえて”人”たる寧々に探らせてるか?
そこら辺も階段を登り、扉を抜けた先に見えてくるものだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月25日
パーツを集め、謎をくぐり抜け、たどり着いた世界の果て。星空と扉が融合した不思議空間の奥で、微笑むゆかな声は一体何者か…というところで、次回に続く、である。
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という訳で、放課後探偵最初の事件簿、という感じのお話でした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月25日
キッチリ仕上がった”ミサキ階段”の存在感と危険度、重なる謎とルールに、寧々が頭から突っ込んでいって、冒険の主役になる。
当事者性の高い物語で、非常に良かったです。やっぱ主役は、渦の真ん中にいないとな。
花子くんが身を置く怪異のルールも幾つか分かり、しかし底の知れない魅力もムンムン匂い立ち、ドンドンこのボーイが好きになっちまうな…って感じ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月25日
やっぱ花子くんがエロいのは、この作品の最強に強いところだと思う。今後もエロくなってください。
””ミサキ階段”の謎は解けるか? 来週も楽しみ。