BanG Dream! 3rd Seasonを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月20日
夢の武道館へ向け、少女たちは火花を散らす。
…んだけども、本格的なクライマックスの前に! オールキャラでほのぼの温泉だ!
オタクの脳髄をそのまま抽出したような、むせ返るような”絡み”のラッシュ。
多幸感で頭ぶっ飛ぶONSENライフの先に、何が待つのかッ!
そんな感じの、音楽少女のハッピーシュガーライフである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月20日
『パピコ二期は未だ先だろーが!!』と言いたくなる、緩くて盛りだくさんの内容であった…ありがとうサンジゲン…。
まぁこのタイミングでオールキャラほっこり日常ギャグやるってことは、この後激しい波が来る、ってことだがな。
RAS,Roselia、ポピパ三すくみのバンドバトルのなかで、今回参加しなかったチュチュとパレオの感情を深く激しく掘るからこそ、それ以外のメンバーを一挙にまとめてドバっと見せたんだろうし。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月20日
そこに繋がる導線も、タガの緩んだな展開にキッチリ入れてきたしね…怖い、怖いなぁ…(ガルパ陸奥)
お話は、無茶苦茶な豪腕で全キャラ温泉に集めるところから始まる。どう考えても妖怪な長老を使えば、無理くりな展開を圧縮してもどうにかなると思ってるだろう!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月20日
まぁ導入圧縮しないと、全員集合展開やれないからね…。そしてRoselia褒めてるモブに、思わず微笑む蘭ちゃんが好き
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こっからはオタクの頭蓋を摘出し、超コンピューターで望んでた妄想を公式が具体化して延々殴り続けるみてぇな展開なのだが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月20日
合流できないチュチュ、パレオ、そしてあっちゃんの不在は、不在故に存在感が大きい。
『急げば三時間半』って…鳰原くんの私生活は謎が多いね…。
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チュチュはシャワー派ってのは共通の話題だし、みんなパレオの私生活は知らない。RASはお互い思い合いつつ、なかなか歯車が噛み合いきらない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月20日
この後重たくラッシュを仕掛けてくるだろう、物語のキャンバス。三年分の物語で、自分色にそれを塗り上げた既存バンドのスーパーハッピーが、白紙を強調する
後の展開を見ても、温泉参加組は他人に興味と敬意を持ち、気にかけて心を開く靭やかさがある。裸の付き合いもするしね。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月20日
そこに踏み込まないチュチュの頑なさと、パレオの秘密。これを掘るのが終盤の核になりそうだ。
忙しそうだけど、あっちゃんの孤独もしっかり決着させて欲しいネ!
運命力(別名、ギャグ回特有の強引さ)でパスパレも合流し、『お前らが待ってた賑やか仲良し展開だ! たっぷり食え!』と、ボッコにしてくる流れ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月20日
”Poppi”n'Partyはポピー、”Rose”liaは薔薇、ハロー、”ハッピー”ワールドはハッピーと、部屋名のコダワリが嬉しい。…ハッピー?
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全体的に死ぬほどキャッキャウフフして、胃からせり上がるほどにキャラの絡みが襲いかかってくるわけだが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月20日
やっぱここで過剰供給するのは、『武道館勝負に乗らねぇやつは、こっから先出番少ねぇ!』ってことなんだろうな。
他バン推しが飢餓状態になっても『八話で食べたでしょ!』って言える、と。
タイトル通り『ここでまったりしてていいの?』と疑問に思っても、しっかりファンに楽しみを(過剰に)供給する。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月20日
束ものを扱う時大事な公平感、幸福感を全力で叩きつける構成で、なかなか偉いなぁ、と思う。バラエティたっぷりな横幅が、描写を絞った時に活きてくるとも思うしね。
クロスワードパズルと、あこちゃん語を読解するりんりんのほっこり絵巻を堪能しつつ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月20日
今井くんがまーた、圧倒的な人間力でレイヤの薄い壁を突破し、金色のエモい空間で視線が錯綜していた。
誰かを受け止める能力において、今井リサはマジぶっちぎり…友希那を除いて。
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座り方一つ見ても、タメの気楽さに慣れない(プロで大人な空気に慣れすぎてる)レイヤにリサがススっと寄り添ってる様子がよく判る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月20日
分かりやすくキャラ萌え出来るシチュエーションをガンガン叩きつけつつ、こういう細やかな芝居の圧縮率が高い所が、描写の肌理を丁寧に整えてると思う。
レイヤは今回温泉旅行に付き合うことで、たえちゃん以外に、色んな人と繋がって、自然な笑顔を見せるようになる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月20日
それは次回以降、RASに切り込んでいく中で生きる布石なんだと思う。
”バンド”内部で息詰まるなら、ため息の出口は”外”にあるのだ。展開の出口を、先行して置いてる形かなぁ。
そこからの、市ヶ谷可愛い神輿でワッショイワッショイですよ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月20日
僕も可愛い神輿には一家言あるわけですが、ベース2人の”担ぎ”はかなりのぱわーと技術で、『やるな…』って感じ。どこから目線だよって話ですけど。
乗る奴のリアクションも大事なんで、市ヶ谷は良い”神”ですね…。
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壺湯(全部戦国武将の家紋なのは、モトネタあるのかな?)で魅せる友希那と紗夜、友希那と蘭ちゃんの距離感とかも、非常に良かったです。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月20日
バンド仲間とは隣通し、ライバルとは一個明け。三期は湊友希那が好き過ぎる美竹蘭が沢山摂取できて良いなぁ…。
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薫さんの輝きにハート目な夢女コンビとか、ワイワイ賑やかなハロハピ+αとか、凄くにぎやかで楽しいシーンが多くて。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月20日
ここら辺、アニメ視聴者にバンドを紹介した二期中盤の空気が蘇ったようで、しみじみ良かった。ホント人数捌く手際、異常に良いよな…。
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ワイワイ楽しい話を間に挟みつつ、マスキングが”百花”の一人として悩みを打ち明ける流れはかなりしっかりしてて。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月20日
迷子のかのちゃん先輩をぐいっと引っ張り、大和麻弥にマジリスペクト(両思い)
三期序章で六花と絡む中強調された、マスキングのニンの良さがよく出る流れだ。
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今はまったり仲良しな各バンドも、物語が始まった時は衝突ありすれ違いあり、散々だった。あこちゃん”妹”ってだけで、大人のお姉さんにマジギレされてたしね…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月20日
それを越えてたどり着いた”Band”の結束は、色々なものを見せてくれた。だから、大好きなら大丈夫。
経験からそう言いきれるのは強い。
こうして”先輩”してるドラマー見ると、RASと既存バンドの距離感というか、まだまだRASの前に空白が広がってんだな、という感じが強い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月20日
皆色々あったけど、それも大切な思い出。笑顔のドラマーたちに対して、マスキングはまだ、RASの物語を持たない。
でも、必ず笑顔になれる。
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…つまり、このシーンで下支えしてワクチン接種しておかなきゃ耐えられない”波”が、RASに待ち構えてるって話なんだが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月20日
ホント、チュチュ様の成熟と未熟のアンバランス、優しさを上手く発露できない頑なさは、爆裂すると凄いことになりそう。連鎖爆発で、パレオもぶっ飛びそうなんだよなぁ…。
その時、この温泉でマスキングとレイヤが手に入れたものは、揺らぐ少女たちの背骨を支える土台になるのだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月20日
六花に関しては、二期の主役の一人としてしっかり人格を見せたし、四話までの主役だったしね。
尺をどう使って、どこ補強するのかスゲェ計算してるのは強いわ、やっぱ。
”睡蓮”の間で語られる、レイヤの思い。それを素直に受け止め、勝負を越えたバンドの良さを伝える香澄。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月20日
リサ相手にはちょっと硬かった敬語が、この段階でほぐれてる変化凄く良いんだよな…温泉の暖かさが、大人びた少女に何を与えたか、よく見える二段構え。おたえ…。
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ここでレイヤがチュチュの勝負論に感じてる違和感、ポピパをかき回してしまった罪悪感をしっかり描いたのは、二期から伸びる不協和音をしっかり解決して、この先に続ける良い一手だったと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月20日
噺が回転する軸として、トラブルってのは必要で。しかし人情として、かき回されると濁りも残る。
そういうモノを取り除くべく、ちゃんと対話と描写を入れる。そうすることで作品の透明感を上げて、余計なしこりを残さない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月20日
こういう所ちゃんとやるのが、圧縮率の高い展開をススっと飲み込めるポイントなんだと思う。チュチュ様がヒールやってるヤダ味も、キッチリ爆破してくれよなッ!!
ポンコツ共が次々のぼせる中、ポピパが投げ込んだMVバクダンは、武道館へ続く道を切り開いていた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月20日
皆の楽しい時間は終わり、また”勝負”が始まる。相手を押しのけ、自分を主張する以上の輝きを、闘いの中で見つけられるか。月と思い出は、静かに少女たちを見守っている。
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そんな感じの、ほっこりバラエティ回でした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月20日
いやー…ありがたいお話だった…。色んなキャラが可愛く楽しく、幸福な時間を過ごすありがたみをたっぷり摂取できて、俺らも温泉入ったみたいにほっこり肌ツヤツヤですわ!
三期は勝負論を芯に入れたんで、こういう空気久々で嬉しかったですね。
同時に後に繋がる布石もバスバス入れ込んでて、抜け目のない圧縮率の高さ、のちのシリアスを下支えする人格補強が力強かったです。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月20日
ヌキのエピソードをぶん回しつつも、シリアスな展開への目配せも忘れない。人数捌く手際の良さと、背骨の太いバンド物語の両立。作品の強さを思い知らされました。
人情温泉に参加し、笑顔と結束の強さを確認できたレイヤ、マスキング、ロック。そこから距離をとってるチュチュとパレオ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月20日
RASの中にある分断を、”参加させない”ことであぶり出すのは見事でした。
さて、この幸福の残り香どう活かすか。次回も楽しみです。