イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

プレイレポート 20/03/22 TNX『UNDER MIND』

昨日はシェンツ先生のRLで、NOVAのオリジナルシナリオを遊びました。世間の流行りに乗っかって、精神戦のスペシャリストが暴れ倒すマインドダイブシナリオです!!

シナリオタイトル;UNDER MIND RL:シェンツさん システム:N◎VA-X

田中くん:”神童探偵(プロディジー)”香坂比異奈:10歳女性:マネキン◎フェイト●シキガミ 父母を奪った凶悪事件を、六歳で解決した天才少女。NIK最年少の公式登録者として、探偵稼業に勤しむちびっ子。なんかスゲェ能力を秘めた自立型ロボット”オニギリ”と共に、悪徳の街を駆ける。
よねちょくん:”楓のスケッチブック”隅田川かえで:26歳女性:トーキー◎カブキ●マヤカシ かつて天才アニメーターとして一世を風靡した、うだつの上がらな無い三流ライター。スケッチブックに相手の心象を描く異能を持ち、オカルトに強い。魂の相棒を失って以来、人生に迷いがち。
コバヤシ:”凶星(マガツボシ)”ディオゲンス:外見10代男性:カゲムシャ◎カゲ●カリスマ 売れない道化師で糊口をしのぐ、三合会謹製の精神破壊兵器。己の宿業に慄き、精神の荒野から逃げ出した過去を持つ。人間を潰す機能しか与えられなかったので、人生に迷いがち。

という面々で、催眠洗脳技術が暴れ狂う近未来の街を、一気に駆け抜けました。マージで面白かったです。”技術”として人間の心を壊すエゲツナサを楽しむのに、NOVAはやっぱりベストマッチですね。
NOVAってなんだかんだ旧いエンジンのゲームなんで、遊ぶと重いわけです。しかしそれを越えて遊ばせる世界観の魅力、データの表現力があるのも事実。そういう強みを最大限に活かし、NOVAでしか出来ないシナリオをたっぷり堪能させてくれました。
体内のサイコバトル大好き袋に溜め込んだ演出が、矢継ぎ早に繰り出されるグルーヴ感。人間の魂を素手でいじくり倒すニューロエイジの不遜と、その隙間からはみ出す叫び。ドラマも非常に力強く、たっぷりと楽しませてもらいました。いやー、面白かった。

僕は”解体屋外伝”とか大好きなので、ウキウキしながらたっぷり演出プランを携え、道交法でとっ捕まるくらいの過積載でキャラを出したわけですが。最近ゲーム遊べて無くて、張り切った結果手癖で作れるキャラの集大成になり、開き直って『こういうのが好きなんじゃぁ!』と叩きつけたのが、良い結果につながったと思います。
僕は『単機能な存在として生みだされたが、そこからはみ出したものを望んでしまう』キャラが凄く好きで。そのアンバランスはいい感じに物語を加速させてくれるし、理想と現実の間に生まれるジレンマは、キャラを立たせる良い土台です。
そのまま抱え込んで、不変のキャラを遊ぶのも面白いんですが。今回はシナリオ側の設定とキャラの設定がシンクロしすぎて、無明の先にある答えを掴む形で、アクトを走りきりました。わかりやすくいうと、スタイルチェンジすることになった。

そこにはシナリオとの一期一会で生まれる、物語の奇跡がまずあって。一緒にゲームに参加してくれる仲間と、彼らが本気で作ったキャラクターとの共鳴があって。『コイツラとなら面白い物語になる』という信頼もあって。
お互い発話量とかモチベーションとかリソースとかに目を配りつつ、自然に物語的棲み分けが上手く行ったのも良かったし、キャラ性をより深めるよう掛け合いを上手くキャッチボールできたのも、とても楽しかったです。
人とシナリオに恵まれて、凄く楽しい経験が出来ました。やっぱTRPGはおもしれぇなぁ……。
良いセッションでした。同卓していただいた方、ありがとうございました。